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今回は「ダンス教材論」(健康スポーツ学科3年生対象、担当教員:中島由梨)の授業の様子をお届けします
このダンス教材論では、将来、教育現場で働くことを目指している学生たちに対して、「ダンスの授業づくり」に関して学ぶ授業です。
子どもたちの対象学年に合わせて、ダンス教材の効果や指導方法について、講義と実技、模擬授業や現場実践という〈知識〉から〈実践力〉まで鍛えることを目標にしています
そこで今日は、教育現場での実践:「学生による松浜小学校でのダンス指導実践」の様子をご紹介します
初めの挨拶で前にズラ~と並ぶ学生の数! 20人以上もの学生が小学生と共にダンスの時間。 教育実習でもありえない学生の数です(と担任の先生のお言葉。)
松浜小学校とは、新潟医療福祉の近くにある、新潟市北区の小学校。
人数も多く在籍し、新潟医療福祉大学とも、HS足立ゼミをはじめとして交流が盛んな小学校です
今回の体育・ダンスの授業では 5年生を対象にして、45名の45分授業を2クラス、行わせていただきました
授業内容は、現場からの要望で「リズムダンス」
参加している受講生の9割が、教職を目指しています。 その中でも今回の実習で10名程度の学生が役割を交代しながら、「教師役」を務めていきました
全員で交流を深める、定番の円形コミュニケーション
小学生45名+学生25名強の60を超える人数は流石に円が大きく、声が届きにくいことを学生も実感
大学のダンス授業で体験した内容を活用していました
集合させて子どもたちの前で説明をする近藤さん
ちなみに模造紙作成も学生(受講生・保科さん)です!
この授業でメインとしたのは受講生と担当教員で共同制作した、『松浜JOY!!ダンス』
SMAPの「joy!!」(学生が選曲!)に合わせて二人組振りやペアチェンジ、即興等を盛り込んだ、いわゆる交流型定型ダンスです
ステージに上がって堂々と説明をしています
高く張りのある声と笑顔できびきびと指導しています。いつもとは違う教師の顔としてスイッチが入るようです
いつもニコニコしている久連山君。手先までピンと伸ばして、大きく身体を使うことを示しているのでしょう
「走って~止まる!」の言葉に合わせて様々なポーズと「場の崩し」徐々に子どもたちもテンションが上がっていきます
学生は全員とも、2授業目では見違えるほど落ち着いて説明ができるようになり、着実な成長が感じられました
現場の先生や校長先生にも大絶賛された、学生による見本の場面。
「いい動きとは何か」を見て子どもたちは学んだようです
黒板への「板書書き」の練習の成果が表れているのでしょうか?とてもきれいです
写真の角度とセキュリティの関係上、残念ながら全員の写真を掲載することはできませんでしたが、学生たちは今日のために入念に模擬授業を重ねて、準備してきた成果がこのように実践の場で活用することができ、本当に良かったです
学生たちも生き生きといい顔をしていました
今回、このような貴重な機会にお声がけいただいた松浜小学校の先生方はじめ、準備や諸々の調整に関わって下さった先生方に感謝いたします
最後に、参加した子どもたちからの感想の言葉を掲載させていただきます。
「振り付けが分からないときに、優しく楽しく教えてくれて、嬉しかったです。2人組の動きが楽しかったです。めあても達成できました。また大学生とダンスをしたいです。」
「体のいろいろなところを動かしてすごく楽しかったです。ダンスはちょっと難しかったけど、2回ジャンプするところがかっこよくて、その部分が僕のお気に入りです。学生が優しく教えてくれたので、分かりやすかったです。楽しくできました。ダンスがこんなに動くと、初めて知りました。」
「あまり体を動かすことをしないのですが、今日のダンスをやってみて、これから、『もっとたくさん体を動かしたい!』『いっぱいダンスをしたい!』と思うようになりました。ダンスって激しく動くし、汗もかくし、なんか嫌だなと思っていましたが、今日の授業で『汗をかくと気持ちがいいなぁ』と思いました。」
今後もまたこのように、地域の子どもたちと関われる機会を大切にしていきたいと思います