「北欧教育学会」教員による参加報告

いきいき放送局へようこそ。

本日は研究セミナー第2弾、佐藤裕紀先生のデンマーク国際学会発表です。
佐藤裕紀先生は従前学習認証についての海外の取組みについて調査しています。

従前学習という言葉自体、あまり馴染みがないのですが、山代先生は「ある個人がこれまで生きてきた中で身に着けてきた技術・能力」だと解釈しました。
佐藤裕紀先生が発表された内容は以下の通りです。


【タイトル】デンマークにおける従前学習認証の取り組み
―ノンフォーマル成人教育機関での差異に着目してー

本発表の目的は、デンマークのノンフォーマル成人教育機関における、従前学習認証に対する具体的な取り組みを明らかにすることで、デンマークの従前学習認証の特徴を明らかにすることである。

研究手法として、文献研究および各成人教育協会担当者や国立従前学習認証知識センターへのインタビュー調査を行った。

考察として以下が挙げられる。
まず、従来、評価や修了証明書の発行を行っていなかったノンフォーマル成人教育機関も、従前学習認証には前向きに取り組んでいる傾向がある。但し、各協会でそのスタンスは異なる。次いで、政府だけではなく、ノンフォーマル成人教育機関も、各協会が独自に従前学習の能力項目の作成や、明確化・文書化の促進ツールを開発している。

デンマークでは、政府が一元的に、能力評価の在り方を決めるのではなく、中間組織も作成・開発に関わることで、多様な評価の在り方が発展していることが明らかになった。

(以下、残念ながら学会の様子の写真はないのですが、デンマークの街の様子のみお楽しみください)

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山代はセミナーを聞いていてとても興味深い内容だな~と感じました。

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