NSCA-CPT資格取得まで ~3年生五井愛華さん~

 

こんにちは。

 

健康スポーツ学科3年の五井愛華です。

 

令和元年早々、私はNSCA-CPT資格試験に合格することができました。

 

まず、この資格についてよく分からないという方が多いと思うので紹介させていただきます。

 

NSCA-CPTとは 「NSCA Certified Personal Trainer」の略です。

この、NSCA認定の資格を持つとパーソナルトレーナーとして、一般のクライアントの健康と体力のニーズに関して、評価、動機付け、教育、トレーニング、コンディショニング全般の指導を行う事ができます。

 

私がこの資格を取得しようと考えたきっかけは2つあります。

 

まず1つ目に、自分に強みを作りたいと考えたことです。

就職活動を始めるとき、自分をアピールする上で大切なものは資格だと感じています。

資格は、自分の知識や技術を証明してくれるものだからです。

そのため、私は取得できた資格を自分の強みにしようと考えました。

 

2つ目に、自分の競技力向上を目的としたことです。

現在私は、強化指定クラブの水泳部に所属をしています。

水泳部には多くの先生方が携わってくれています。

その中でJISS(国立科学スポーツセンター)に勤務経験のある池田先生がストレングスの指導をしてくださる恵まれた環境に身を置いてみて、自分の競技力を上げるためにストレングスについてもっと理解を深めたいと感じました。

また、理解を深めれば、トレーニングの質が上がるのではないかと考えました。

 

この2つのことをきっかけに試験に挑戦しました。

 

 

資格取得のための勉強は、池田先生の開いてくださる対策講義に出席し、とにかくたくさんの問題集を繰り返し行うということをしていました。

その中で教科書問題が1番役に立ちました。

分からないところは付箋だらけな状態です↓

 

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私は、2月に出願をし、5月に試験を受けました。

この資格はパソコンで行う試験のため、出願から120日以内の指定された日付を選んで受けられます。

 

4月までは競泳が忙しく全くと言って良いほど勉強ができませんでした。

また、6月の試験日は試合と被っていて受けられないということが判明し、5月の試験日は試合前日と知り、とても切羽詰まりました。

 

落ちた時の事を考えると、怖くて怖くて仕方なかったです。

 

しっかりと勉強に取り組めたのは、1か月です。

 

そのため、毎日1時間目から登校し、空き時間には図書館にこもりひたすら問題を解き、分からないところを解消していきました。

部活後10時くらいに家に着き家事を終わらせ、もう一度同じところの復習をし、遅くても夜中3時に寝るといった生活を送っていました。

 

とにかく分からないところをなくすよう努力し、範囲が広いので特に大切なところは重点的に学習を進めました。

 

勉強ばかりで疲れ、集中力が低下していると感じた時には15分睡眠を取りました。

 

当日は部活を欠席し、12時から試験が始まりました。試験時間は3時間です。

 

1問目を見て正直なところ、「あ、全然わからない」と思いました。

思っていたよりも文章が多く、155問、全問解き終えたのが試験開始から80分で、残りの100分はもう一周して見直しをし、それでも分からないところにマークをして最後の最後まで見直しを繰り返しました。

 

終了ボタンを押し、受付に戻るとすでにスコアボードが完成していて紙を渡されます。

その紙がスコアボードでした。

自分の合否判定と、正答数などが明記されています。

あまりにもあっけなくドキドキもない状態で渡され、そのまますぐに帰されたので実際の私はぽかんとしていたと思います。

 

合格通知をみても本当に合格という実感はありませんでした。

なので、真っ先に分からなかったところなどが頭によぎり、モヤモヤしました。

この試験に合格して安堵はありましたが、それと同時に自分の未熟さも感じた試験でした。

このままでは資格をただ持っているだけで何もできないとも感じました。

 

今後はこの資格を持っているだけでなく、使いこなせるだけの知識と技術を有した人になることが目標です。

今回の試験を受け、更に勉強をする意欲が湧きました。

また、来年にはNSCA-CSCS資格試験を考えています。

今から少しずつ準備をして、試験前日にはどんな問題が来ても答えられるといったくらいの余裕をもって試験に臨みたいです。

また、まとまった時間があれば、NSCAの海外S&C研修に参加して国際交流や、知識と技術をさらに向上させられる経験をしてみたいです。

この経験を生かし、部活動では自分が学んだ事を考えながら、ある時には人に教えられるくらいさらに勉強をして、正確な鍛錬をして結果で応援し支えてくださる人達に感謝の恩返しをしていきたいと思います。

また、将来はこの資格で人に役立つ仕事をしたいです。

 

普段は忙しいですが充実した学生生活を送れています。

同期女子全員が誕生日にサプライズでお祝いに来てくれた時の写真です↓

個性豊かな同期が大好きです。

 

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写真中央:五井愛華さん(3年生)

 

冬には雪がたくさん積もって大学で雪だるまを作りました↓

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ベストで泳げて嬉しいです↓

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これからも、楽しい事や嬉しい事だけでなく、辛く苦しい事もたくさんあると思いますが、一歩一歩着実に成長できている自分を大切にしていきたいです。

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健康スポーツ学科には、強化部に所属しながらも、五井さんのように自分の興味のあることを一生懸命学んで、しっかりと資格を取得する学生もいます。

 

強化部に所属して競技に打ち込み、かつ学問を学びそれを自分の競技に生かそうとする姿勢は「大学」という「学びの場」を最大限生かしているといえるでしょう。

 

ぜひ、多くの在学生には「大学」にある資源を最大限生かしてもらいたいと思います。

 

 

 

池田祐介先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ikeda.html

 

健康スポーツ学科の教育の特色・資格

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