奈良先生の論文が国内誌に掲載されました

いきいき放送局へようこそ!

この度、奈良梨央先生の研究が水泳水中運動科学にという最新の水泳研究を扱う全国誌に掲載されました!

研究内容を簡単に説明します。

 

■研究内容

水泳中ストリームライン姿勢に関する研究では、これまでに腰椎に着目した研究がなされてきました。

そこで、腰椎の角度がストリームライン姿勢に影響するのであれば、胸椎の角度も含めて検討する必要性があると感じました。

この研究で測定した内容は、ストリームライン姿勢中の胸椎の角度、腰椎の角度・けのび到達距離・ストリームライン姿勢をとった時に受ける抵抗を測定しました。

 

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図1 スパイナルマウスを使って、ストリームライン姿勢中の胸椎および胸椎の角度を測定している様子(※スパイナルマウスとは脊柱計測分析器のことで、この道具で背中をコロコロと転がしていくと脊柱の曲がり具合が分かります)

 

その結果、抵抗の少ないストリームライン姿勢をとるには、腰椎の角度を小さくするだけでなく、胸椎の角度も小さくする必要があることが明らかとなりました。

よって、抵抗の少ないストリームライン姿勢をとるには、胸郭周りのストレッチも必要になることが考えられます。

私は現在、水泳部でコーチをしているため、現場で感じた疑問を少しずつ解明していきたいと考えています。

研究とコーチングを結び付けることは、難しいと感じることがありますが、コーチングに繋がる示唆ができるように、これからも研究を進めていきたいと思います。

 

■掲載された論文

ストリームライン姿勢での脊柱アライメントが前方牽引による受動抵抗に与える影響

奈良 梨央, 鍋島 怜, 佐藤 大輔, 市川 浩, 馬場 康博, 下山 好充

水泳水中運動科学, 2019, 22(1), pp1-9(クリック

 

大学の先生は授業をするだけではなく、研究活動、課外活動(部活)、地域貢献活動など多くのことをこなします。

奈良先生は健康スポーツ学科の卒業生でもあり、水泳部でコーチをしながら自ら研究もする、現場と研究をつなげるすごい先生なんです!

現場で得た経験や勘、気づきを科学的に証明する、そんなマインドを持ったコーチがこれからの時代に求められます。

健康スポーツ学科にはそんなモデルとなる先生がたくさんいます!