新潟医療福祉大学では、多職種間連携の学びに力をいれておりますが、本学教職課程では、教職に特化した「体育・健康に関する指導における学級担任・養護教諭・栄養教諭の連携に向けて」と題した健康栄養学科・健康スポーツ学科・看護学科の連携講座を12月8日(火)に実施し、各学科から4年生が参加いたしました。
例年行っているこの「3学科連携 教職実践演習」ですが、今年度は新型肺炎の関係でオンライン実施となりました。
教員養成を行う本学では、各学科で各学科に紐づく免許状に特化した学びを行ってきましたが、実際に現場に出た際には、学級担任や栄養教諭・養護教諭等が単独で児童・生徒の対応にあたるわけではありません。様々な事案が起こりうる実際の学校現場では、まさに「連携」が必要であり、学級担任・栄養教諭・養護教諭のそれぞれについて説明発表した上で、次にどのように連携しうるのかについて、具体的な事例を2件提示された上でグループにわかれて(Zoomミーティングのブレイクアウトセッションを使用)検討しました。
事例1:小学校6年生への保健領域のティームティーチングについて、学級担任・栄養教諭・養護教諭それぞれがどのような役割を持ち、どのような教材が挙げられるか、45分授業の導入と展開を示してください(A・Cグループ)
事例2:小学校1年生の鶏卵アレルギーを有する児童にアレルギーと思われる症状が発生した際、学級担任・栄養教諭・養護教諭の行うべき対応について、また日頃からどのような連携体制を構築する必要があるかについて、具体的な連携方法を図で示してください(B・Dグループ)
▼演習の様子(PCモニタより)
オンラインの特性で接続トラブルもあったようですが、対面授業でなくとも様々なツールを駆使してグループワークを行い発表いただきました。
先生方からのコメントや質疑応答、フィードバックがあり、2020年度連携演習を終えることができました。
参加した4年生の皆さん、おつかれさまでした!次年度以降学校現場で活躍する方もいると思いますが、是非この連携演習を実践に活かしていただきたいと思います。
by N