健康栄養学科の澁谷です。
私は大学で授業などを行う教育担当者であり、同時に研究者でもあります。
研究者はその名の通り、研究をしている時間が好きで研究成果が出ることをに喜びを感じる方々のことをいいます。
つまり、研究者とは一般には「変な人たち」です。研究結果の多くは、学術雑誌と呼ばれる雑誌に投稿します。すると、その論文がチェックされます。それを行うのがEditorでありReviewerと呼ばれる方々です。
私は研究論文を書いて投稿する仕事をする一方、このEditorやReviewerと呼ばれる仕事も頻繁に行います。これも研究者としての重要な仕事です。
Reviewerは世界中の研究者が投稿してきた様々な論文を読み、それが適切な方法で行われ、正しい解釈が行われているかを判断します。
Editorは論文が投稿されてきた段階で、それぞれの分野の研究者に「この論文のReviewerになってください」とお願いし、Reviewerからの様々な意見を統合して一つの結論を出します。
Reviewerと呼ばれる方々は、世界でその分野の権威と呼ばれる方々、または、それに準ずるに方々で構成されています。私は、その「世界の知性」と呼ばれる方々とコミュニケーションを取りながら研究者という仕事をしています。
そんな世界に、いま、私の研究室の学生が飛び込んでもがいています。
つまり、学生が研究成果を国際雑誌に論文を投稿して、世界の知性と呼ばれる方々とコミュニケーションを取っています。もちろん、英語でコミュニケーションを取ります。
学生が英語で論文を書き、雑誌を選び、論文を投稿するのですが、私は学生自身が世界の知性とのコミュニケーションを取る時間をできるかぎり作るようにしています。
論文を投稿し、その査読結果が帰ってくると、時間的制限が急にやって来るので(「7日以内に修正原稿を出してくれ」など)、学生にとって精神的にも辛い時間となることも多いのですが、学生にはその辛い時間を味わうのと同時に、学問の世界を楽しんでもらいたいと思っています。
学生にとって、大学は、知性の集まる世界への「扉」です。
知性の集まる世界を覗いてみたいと思ったら、まずは大学へお越しください
]]>皆さんこんにちは。健康栄養学科の遠藤です。 新型コロナによる影響は、様々な分野に及んでおり、インフルエンザの発生が激減した代わりに、小児の間でRSウイルスが流行しています。
若年層の自殺率の上昇は、失業率及び生活保護申請と連動しています、
私が一番危惧し、また影響を受けているのは、手頃な価格の和食屋さんが、次々に廃業していることです。
世界文化遺産に認定された「和食」はやはり、唐揚げ店よりも、はるかに手間がかかるのです。
反面、高級料亭へ配給される食材が、かなり安く手に入るそうですが、素人には調理の腕がありません。
ところで、和食の「5つもの」はご存じでしょうか? まず「生もの」、刺身はわかりますね? 続いて「煮もの」、「焼きもの」及び「揚げもの」は、熱を通すのですぐOKでしょう?
最後は? パワポならアニメーション付きですが、実は「酢のもの」です。納得できましたか?
]]>教職課程(栄養教諭コース)担当の森泉哲也です。
栄養教諭の仕事については、以前、このブログで「給食の提供」と「食に関する指導」によって子どもたちに生きる力を育む職業、と紹介しましたが…覚えていますか?
今回は、主に「食に関する指導」の実際について学外実習で学ぶ「教育実習(栄養教諭)」についてお話ししたいと思います。この実習は、給食室で行う実習ではなく、教室で行う実習が中心となります。
「教育実習(栄養教諭)」は、4年生の春に2週間(10日間)、新潟市内の小学校で行われます。本物の学校で、本物の子供たちを相手に、本物の教師・栄養教諭の指導を受けながら行う実習です。
つまり、教職課程の学びの総仕上げの実習なのですが、今まで大学で学んできた理論、基礎基本は現場で通用するのでしょうか?
実習では、理論通りにはいかない場面がハッキリと見えてきてしまいます。焦ります。一生懸命やろうとしてもうまくいかないのです。頭の中が真っ白になります。
でも安心してください 大丈夫です 必ず子供たちが助けてくれます 「必ず」です必ずですが、条件が一つだけあります。
それは「一生懸命」です。
皆さんが一生懸命頑張っている姿を、子供たちは見ています。感じています。だから助けてくれるのです。子供たちは優しいです。
そんな2週間の教育実習が終わりました。疲れているはずなのですが、皆さんの表情が明るいのは、子供たちと確かにつながることができたからでしょう。
]]>2年生の生化学実験担当の田村です。
新潟でも新型コロナウイルスの感染者が増えていますね。
そんな中、大学も対面授業をWEB授業に変更しなければならない状況にあります。
生化学実験の授業も、初回の実験はオンラインで授業を行いました。
教員が実験している様子を撮影し、得られた結果をもとにレポートの指導をします。
実際に、学生さんの代わり実験をしてくださったのは、授業を一緒に担当する増田先生です
今回は酵素の性質を知るための実験です。
酸性フォスファターゼという加水分解酵素を使って、酵素の性質について学んでいきます。
酵素と基質(p-ニトロフェニルリン酸)を、温度やバッファーのpH条件を変えて反応させます。
酵素の作用で基質からリン酸が外れると、p-ニトロフェノールになります。
その際、黄色に発色する呈色反応を比色計で検出します。
実験は臨場感が大切です。
自分で体験してもらうのが一番
実験室での授業再開が待ち遠しいですね。
教員の竹内です。
ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
新型コロナウィルス感染症の影響で遠方への旅行などは難しい状況だったかと思います。そのため、私は自宅で趣味を満喫していました。
私はパン作りが趣味です
新型コロナウィルス感染症で外出が難しくなる前まではパン教室に通っていました。
また通える日を楽しみにして、今は自宅でパン作りをしています
3~5月にかけて作りたくなるパンは「いちごのコッペパン」です
私は手捏ねで作るのですが、捏ねている時からいちごの良い香りがするので、とても幸せな気持ちになります。
焼き上がりも、とってもきれいなピンク色です
このコッペパンにはいちごパウダーを使っています。
いちごシフォンケーキ、いちごクッキー、いちごメレンゲ…。
いちごのバリエーションは無限です。
色々なものを作りたい!という気持ちが強く、自宅に業務用オーブンが欲しいと思ってしまうこのごろです。
こんな時だからこそ、工夫して楽しい日々を過ごしましょう
]]>こんにちは。教員の鈴木です
昨年度、三条保健所と連携して、当学科3年生7人が、働く世代を対象にした「昼食(サラ飯)充実プロジェクト」に参加しました。
三条保健所管内は、新潟県の中でも脳卒中死亡率が高く、高血圧者も多いことから、食生活では食塩摂取量が多い、野菜摂取量が少ないことが問題になっていました。
そこで、働く世代でも満足できる健康応援弁当を提案する課題に取り組みました。
・7月 打合せ、献立作成
・8月 弁当試作
・10~11月 配達弁当業者による弁当販売と意見交換会
・2月 プロジェクト検討会
一連の取り組みは10月の臨地実習と関連づけながら実施しており、通常5日間の実習を半年かけて体験させていただいたことになります。参加した学生から次のような感想があげられました。
・献立作成では、必要なエネルギーや栄養素の他、旬のもの、大量調理向け、予算などの条件があり、何度も献立を検討し直しましたが、自分たちの考えた献立が商品化され、「おいしかったよ」と喜んでいただき、とてもやりがいを感じました。
・検討会では、市や保健所の管理栄養士やお弁当業者、栄養士会、食推さんなど様々な立場の方から、お弁当の内容や宣伝方法、健康情報の内容など、私たちまでワクワクするような、柔軟な発想を聞くことができました。
・私たちもYouTubeやインスタを活用した健康情報の発信を提案しました。
・地域活動への参加は達成感もあり、ぜひ後輩にも積極的に参加して欲しいです。
大学ではこのように学外に出て、地域関係者と連携する事業が多くあります。機会があれば、是非参加してみてください
最後になりますが、コロナ禍にも関わらず、このような貴重な機会をご提案いただいた三条保健所の管理栄養士の先生方に心から感謝申し上げます。
]]>こんにちは、健康栄養学科教員の斎藤です。
前2回のブログの続きです。
マザー・テレサは、沢山の名言を残していますが、
下記のような名言も残されています。
・人生とは夢です。それを実現してください。
・人生とは挑戦です。それをかなえてください。
・人生とはゲームです。それを楽しんでください。
・人生とは約束です。それを果たしてください。
・人生とは悲しみです。それを乗り越えてください。
・人生とは苦労です。それを受け入れてください。
・人生とは冒険です。それを思い切ってやってください。
・人生とは運です。それを作っていってください。
・人生とはあまりにも貴重なものです。それを壊さないでください。
・人生とは生きることです。戦い抜いてください。
(マザーテレサの名言より)
最後に・・。
この度、16年間務めさせていただいた学科長
を退任するにあたり、先生方や既卒生から
ご厚情をいただきました。
誠にありがとうございます
素晴らしい既卒生、在学生、教職員の皆様と
出会うことができた運のいい、貴重な人生を
大切に、今後も、健康栄養学科の発展、
管理栄養士・栄養士の輝く未来に向け、
試合終了のホイッスルが鳴るまで、挑戦し、
ゲームを楽しみたいと思います。
こんにちは、健康栄養学科教員の斎藤です
前回のブログの続きです。
思考をはぐくむために最も大切なことは、
「書物を読む」ことですが、プラス「実体験」
もお勧めします。
学長式辞で、マザー・テレサの名言を拝聴し、
38年前にインドのマザー・テレサホームを
訪問したという実体験を思い出しました。
因みに、38年前の私は、写真に向かって、
後列の左から3人目(オレンジのTシャツ)
マザー・テレサホームとは、身寄りがない、
または貧しくて医者にかかれない患者さんや
子どもが暮らす施設です。
インド訪問の目的は、インドの子供たちが学校
に通うことができるよう援助するという
スポンサーシッププログラムの一環でしたので、
地図のピンクに塗りつぶした地域にも訪問し、
子供たちおよびその母親と交流しました。
振り返ってみると、その時の体験は、私自身の
その後の思考や行動に大きな影響を及ぼしている
と感じています。
一刻も早くコロナが収束し、学生の皆さんが、
国内外の活動(できれば、心が揺さぶられるような活動)
に参加できるようになることを祈るばかりです
こんにちは、健康栄養学科教員の斎藤です。
3月の卒業式で、当大学学長(西澤正豊学長)の式辞
を拝聴し、『思考』の重要性、知的活動の基本について
考える機会を得たので、内容の一部分をお伝えします。
学長のお話は、
「読む、書く、話す、聞くという国語が、『思考』そのものに
深くかかわっている」という内容でした。
その背景として引用されたのが、以下のお二人の言葉です。
・藤原正彦氏(数学者)のエッセイ集:『祖国とは国語』
・マザー・テレサ(ノーベル平和賞受賞者)の名言:『思考は運命を変える』
では、『思考』とは、何でしょうか?
国語辞典によると、
~考えること、あれこれと頭を働かせること、周りの事態に応じて
課題を解決していく過程~ などと書かれています。
とすると、今後、人間とICTの新たな社会を築いていく中において、
人間にしかできないことは、『思考』ではないでしょうか。
式辞の中で学長は、思考の基本である語彙を増やすために最も大切なことは
古典から現代まで、先祖、先輩が育んできた「書物を読むこと!」と
締めくくられていました。
新潟医療福祉大学
健康栄養学科入学者の皆さま
健康栄養学科学科長の永井徹と申します。
健康栄養学科21期生の皆さま、ご入学おめでとうございます!
4月3日の入学式は、新型コロナウイルス感染予防対策のため、オンラインによるライブ配信により挙行されました。直接皆さまにお会いして、入学のお祝いを伝えることができず残念です。管理栄養士をめざす皆さまへのメッセージは、開講後にお伝えしたいと思います。
現在、不安を抱えながらも大学での授業や活動を楽しみに待ち望んでいることと思います。安心してください!!大学では新型コロナウイルス感染防止対策をしっかり行います。
開講後は、皆さんにとってよりよい授業、学生生活が送れるよう、健康栄養学科教員一同、しっかりサポートします。「優れたQOLサポーター」を目指して学んでいきましょう。
教員一同、元気な皆さまにお会いできるのを楽しみにしています
]]>