今週、国際学会での発表を続けて掲載していきます。
先陣を切るのは下山好充先生です。
以下、下山先生からの報告です。
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2018年9月17日~21日、4年に1度開催される水泳の国際学会が筑波大学にて行われました。
下山好充先生
この学会に私は1998年から5回連続で参加しており、この学会に参加し続けていることで他の国々の水泳研究者と知り合いができました。
また、今回はコーチングのセッションで、座長とポスター発表(ショートプレゼン含む)をさせていただきました。
私自身、国際学会での座長は初めてで、緊張もありましたが、直前の発表キャンセルというトラブルにもどうにか対処でき、無事役目をこなすことができました。
座長を務めた様子
ポスター発表では、水泳中、呼吸制限しながらトレーニングすること(ハイポキシックトレーニング)が身体にどのような影響を与えるのかについて調べたことを発表しました。
呼吸を制限した場合、制限しなかった場合と比べ、全身の代謝特性にはほとんど影響はなかったのですが、活動筋の代謝特性に影響を及ぼしていることがわかりました。
さらに研究を進めて、ハイポキシックトレーニングについての効果を検証していきたいと思います。
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以下の記事でもお伝えしましたが、下山先生は新潟医療福祉大学水泳部を躍進させている立役者です。
SHAIN プロジェクト キックオフ・シンポジウム 健康スポーツ学科のシンポジスト紹介
日々、コーチング現場に身を置き、選手の競技力向上を図っています。
研究と現場は切り離されるものではなく、現場から問題点を抽出し、それを研究によって改善、解決を図り、再度現場に還元する。
下山先生は研究と現場の懸け橋となっている先生です。
本学の水泳部の躍進の裏側には、研究しながらコーチング力を高めるという取り組みがあるのです。
研究も指導も、「なぜ?」「どうすれば?」といった疑問からスタートし、それを追究することになります。
物事を深く探究することは、研究も指導も同じです。
水泳、コーチングに興味関心のある人は、ぜひ下山先生の研究室へ訪れて、深い話を聞いてください!!
新潟医療福祉大学水泳部ブログ
http://nuhw.blog-niigata.net/swim/
新潟医療福祉大学水泳部(強化クラブ特集)
https://www.nuhw.ac.jp/sport/swimming/
健康スポーツ学科