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健康スポーツ学科3年、池田ゼミの渡邊希有です。
この度、東海学園大学三好キャンパスにて開催されました日本トレーニング科学会大会において、男女バスケットボール選手を対象としたサイドステップのスピード改善の可能性について1分間のミニオーラル発表、及びポスター発表をさせていただきました。
初めての学会発表であり、大勢の方の前での1分間の口頭発表ではとても緊張しましたが、その後のポスター発表では多くの参加者の方からコメントを頂き、今後のトレーナー活動や卒業論文の執筆に向けて多くの刺激を受けました。大会1日目には学会主催の懇親会があり、筑波大学の大学院生や国立スポーツ科学センターの先生方と話をすることができました。夜には、池田先生と日本体育大学、福井工業大学の先生方との食事会にも参加させて頂き、自分の将来の夢を実現させるためにやるべきことがみえ、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
今回の学会発表の経験を活かして、大学での勉強、クラブ活動を頑張っていきたいと思います。
発表内容は下記の通りです。
【タイトル】
大学生男女バスケットボール選手における反応を伴うサイドステップの所要時間と身体能力の関係
【目的】
バスケットボール競技におけるスライドステップの所要時間と下肢の筋力、跳躍能力及びスプリント能力などの身体能力との関係に着目し、バスケットボール選手の体力トレーニングの指導に役立つ知見を得ることを目的とした。
【方法】
サイドステップ、指示あり後方サイドステップ、サークルディフェンス、単純反応時間、BIODEXを用いた膝の等速性屈曲・伸展筋力、反復横跳び、垂直跳び、立ち幅跳び、負荷ジャンプ、連続リバウンドジャンプ、20mスプリントタイムの測定を行い、各項目間の相関関係を調べた。
【結果・考察】
男子選手においてはサイドステップとサークルディフェンスとの間に有意な相関関係はみられなかったが、20mダッシュにおいて有意な相関関係がみられた。
女子選手においてはサイドステップとサークルディフェンス、20mダッシュ、垂直跳び跳躍高、反復横跳び、膝屈曲最大トルクとの間に有意な相関関係がみられた。
【結論】
大学生男女バスケットボール選手において、サイドステップのスピードと体力要素との関係は異なることから、男女で異なる体力トレーニングを行う必要があると考えられる。
ポスター発表
渡邊希有君(3年生)
1分間口頭発表の様子
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渡邊君は強化クラブの男子バスケットボール部に所属しながら、アスレティックトレーナーの資格取得を目指しています。
また、池田祐介先生のゼミに所属し、トレーニングに関して深く学び、少しずつ「研究」のノウハウも学んでいます。
部活、アスレティックトレーナー取得、研究能力の習得、彼はいわば三足のわらじを履いて、日々奮闘しています。
目指すは、アスレティックトレーナーではなく、「研究能力も備えたより優れたアスレティックトレーナー」なのでしょう。
だから、彼は大学院への進学も目指し、日々学問に励んでいるのです。
指導教員の池田先生はトレーニング科学、バイオメカニクスを専門としています。
本学の水泳部と陸上部のストレングスコーチとしても活躍し、選手のパフォーマンス向上に貢献しています。
水泳部と陸上部の躍進を裏で支えているんです。
現場と理論の懸け橋として活躍している池田先生のもと、学問に励むことができるのはとても有意義なことです。
「パフォーマンス向上のためにはどんなトレーニングが必要なのか?」、競技スポーツを行っている人はみな、疑問に思うはずです。
池田先生に聞くことで、そんな疑問を解決してくれるかもしれませんね。
その際には「真摯な態度」で相談することで、池田先生だけではなく、学科の先生は真剣に相談にのってくれるはずです。
健康スポーツ学科には3年生で学会発表を行う知的好奇心にあふれた学生もいます。
大学という「学びの場」を最大限に生かし、成長してくれることを願うばかりです。
もちろん、学科の教員は全力で「そのための」サポートをします!!
池田祐介先生のプロフィール
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ikeda.html
健康スポーツ学科 ゼミ紹介
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/seminar.html
いきいき放送局 アスレティックトレーナーってどんな職業なのか?
http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/618-6fd2.html
健康スポーツ学科
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/