私の研究への取り組みの考え方 –進めている研究紹介から-  西原康行先生

 

5月の健康スポーツ学科では、西原康行先生(クリック)佐藤大輔先生(クリック)の研究内容の紹介が行われました。

 

今回、西原先生の研究を紹介します。

以下、西原先生に研究セミナーの内容を紹介して頂きます。

 

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私は30年近く研究に携わり、そろそろ研究人生のゴールが見える成熟期を迎えています。

そこで、現在、どんな考え方で研究に取り組んでいるのかご紹介します。

 

1つ目は、「管理職の息抜きとして研究を行なう」という意識に変わったことです。

20代から40代までは「スポーツの現場のため」といった意識で研究に取り組んでいました。

それが40代後半から管理職になり、目的ではなく手段として研究に取り組んでいます。

そういう意味では今は研究者として邪道なのかもしれません。

 

2つ目は、教育・社会貢献など大学人としてやるべき仕事に研究を入れています。

40代後半からは、様々なことを行ないながら研究に取り組むことが求められます。

そのため、無駄を省き、やる気を高めて活動するためにこのような意識を持っています。

 

3つ目は、研究を面白がるということです。

「この研究を論文にしたら、査読者がどう反応するだろう」と面白がることです。

このような意識で現在大きく3つの研究を走らせています。

ほぼ終盤に入っている研究として、

「地域スポーツクラブスタッフ研修における学びの研究」があります。

これはそろそろ論文として仕上げていきたいと思います。

 

2019年から2020年を目途に行なっている研究として、

「アイトラッキングによる認知構造と学び」があります。

この研究は実験データを収集中で、今年度の国際学会で披露します。

 

2019年から2021年までを目途に行なっている研究として、

「VR動画アノテーションのデジタルアーカイブ化」があります。

 

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 VR動画の実験データ収取の様子

  

 

   

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VRアノテーションのイメージ図

 

 

この研究は科学研究費基盤研究(B)として今年度から本格的に取り組みます。

コーチや体育教師がスマホなどで気軽に熟達指導者の指導や認知を観られるようにします。

 

また、論文にはしませんが、昨今話題となっている部活動について

「部活動指導者の仕事のカテゴライズ化」等のデータを収集してまとめました。

 

さらに、

「新潟シティマラソンの経済効果」についても明らかにしました。

 

この2点は論文になるかもしれませんが私の研究者としてのプライドとして投稿しません。

なぜかについて知りたい方は、私にお尋ねください。

上記のような研究について興味を持ったり、議論したい方は、是非私に連絡を!!

お待ちしています。

 

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西原康行先生

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当日、多くの先生方が集まりました。

 

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発表の後にはフロアから質問がありました。

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武田丈太郎先生(クリック)

 

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左:佐藤大輔先生(クリック)

 

 

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左:杉崎弘周先生(クリック)、右:西原康行先生

 

 

 

高校生のみなさんは、なかなか大学の先生と話す機会はないと思います。

そんな数少ないチャンスとしてオープンキャンパスがあります。

 

オープンキャンパスには健康スポーツ学科の先生もいます。

もしかしたら、その日に気になる先生がいるかもしれませんよ。

ぜひ、一度オープンキャンパスに来てください♪

 

ちなみに、次のオープンキャンパスは6月16日(日)に行われます。

詳細は以下のリンクをご覧ください。

https://www.nuhw.ac.jp/applicant/event/opencampus/

 

 

 

この日に行われた佐藤大輔先生の研究内容は5月30日に公開します。

お楽しみに☆

 

 

新潟医療福祉大学 2019年度オープンキャンパ情報

https://www.nuhw.ac.jp/applicant/event/

 

健康スポーツ学科 教員紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher.html

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/