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本日は、奈良梨央助教の研究論文が英国の国際「Sports Biomechanics」に採択されましたので、その研究内容を紹介します!
この研究では、競泳の背泳ぎスタート合図後から足が離れるまでの動き(股関節と膝関節が伸びるタイミング)に着目をし、関節が伸びるタイミングが変わると、パフォーマンス(5m通過タイムなど)にどのような影響があるかを検討しました。
その結果、股関節を先に伸ばしたあとで膝関節を伸ばすことで、跳び出した後、いわゆるエビぞりのようなアーチ姿勢が取りやすくなり、一点入水がしやすくなることが明らかになりました。
そのようなスタート技術のおかげで、5m通過時間が短縮されることがわかりました。
本研究成果は、英国の国際誌「Sports Biomechanics」に掲載予定です。
奈良梨央先生からのコメント
これまでに背泳ぎスタートパフォーマンスを向上させるために、様々な研究がなされてきましたが、合図前の適切な構えや、足離れ後の技術に着目されてきました。
跳び出し時(合図後から足離れまで)の動き、つまり股関節と膝関節の伸展のタイミングに着目をすることで、コーチング現場での可能性も広げるのではないかと考えています。
なお、この研究の対象者は大学生ですので、誰にでも当てはまるとは言えないためご注意ください。
研究内容の詳細は以下のページをご覧ください。
奈良梨央先生は健康スポーツ学科の卒業生でもあり、大学では研究者だけではなく、新潟医療福祉大学水泳部ではコーチとしても活躍しています!
実は、新潟医療福祉大学の研究力(スポーツ科学など)は全国の大学の中でも第4位とトップクラスなんです!
【全国第4位?!😳️】
— 新潟医療福祉大学 (@nuhw11) January 31, 2021
2020年12月に文部科学省が発表した「2020年度科学研究費採択件数」において、「スポーツ科学、体育、健康科学、およびその関連分野(リハビリテーション科学を含む)で、本学が全国第4位となりました(私立大学では全国第2位)‼️ pic.twitter.com/5XC2YGxUXr
健康スポーツ学科では、これからもコーチングと研究を組み合わせて様々な取り組みをしていきます!
健康スポーツ学科