製本について
さて今回は、図書館のお仕事、“製本”作業についてご紹介します。
雑誌は本学のような保健医療福祉系大学にとっては大事な資料です。
というのも、特にSTM分野(Science / Technology / medicine)の研究成果はまず雑誌に掲載されるからです。
本学では紙媒体に限らず、電子媒体の雑誌いわゆるEJ(Electronic Journal)の収集にも力を入れています。知っていましたか~?
は~い、良いお返事が聞こえてきました(常日頃の図書館職員の指導の賜物でしょうか)
電子媒体のご紹介は後の回に譲るとして、紙媒体はそれはそれで良さがあります。
例えば・・・
○パラパラとめくり読みができる(思わぬ発見も)
○読み取るのに装置を必要としない(要らず)
○持ち運びが出来る(カバンに入れ、の中でも)
○線が引ける(図書館の資料にこれは・・・絶対×)
そして紙媒体の雑誌の散逸を防ぎ、将来にわたり保存するための手段として“製本”作業があります。
大抵の大学では利用が少なくなる春や夏の長期休業期間に行うのが主流。本学でも2月から順次、業者さんに作業を依頼しています。
仕上がりまで凡そ1ヶ月。
その間、その雑誌は利用できず、皆さんにはご迷惑をかけているのですが、大学図書館にとって必要不可欠の仕事。許してください。
現在、正に製本が仕上がり、戻ってきているところ。
もう少しで書架に並びますので、しばしご猶予を
ちなみに具体的な作業は、巻とか号とか、年度とか、まとまりの良い単位で“くくり”、まさしく“本”にする作業です。
こんな感じ。
↓製本前(バラバラ)
↑製本後(シャキ!) (ほ)