最近読んだ本
タイトルを見ただけで、「はて、ネタ不足ですね・・」と見抜いたアナタ
スルドシ
そうとは認めつつも最近読破した本から情報を
そして・・・シリーズにしますので、よろしく
え~、「森見登美彦」さんの本、結構読みます。
例えば、
「太陽の塔」 「四畳半神話大系」 「夜は短し歩けよ乙女」
「〈新釈〉走れメロス」 「美女と竹林」 「恋文の技術」 など
今回、刊行当時読み損ねていた「有頂天家族」を、公共図書館から借りて読みました。
勝手に三谷幸喜の「THE 有頂天ホテル」と中島京子の「平成大家族」を 足して2で割る ような想像をしており、騒がしいドタバタ物語かと思いきや・・・
イヤイヤ、タイプは違えど森見ワールド全快のドタバタものでした。
実は「タヌキ」「天狗」が主な登場人物。この「家族」は「タヌキ」の家族のことをさしております。
筆者、SFは若干苦手。小説とはいえあまり現実離れしたものは得意ではありません。
「森見登美彦」さんの他の小説でも、主に京都を舞台にしたある意味SFチックな物語もあり
ますが、これはどうも平気なようです。
「恋文の技術」でもソウなのですが、「真面目な文章なのに、バカバカしく、面白く、ホロっと」
というあたりが抜群にうまい。だからでしょうか、新作が出ればつい手にとってしまう作家の
一人です。
勝手なカテゴライズですが、京都の若手作家が今熱い
「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」の万城目学とともに注目作家です。
ちなみに本学図書館では「太陽の塔」を所蔵しています(1階文庫コーナー)。
日本ファンタジーノベル大賞受賞作、大学生が主人公の青春小説をぜひお試しあれ。
(ほ)