学位論文について
必要があって、学位論文について調べています。
学位論文とは一般的には博士論文のことをさします。
本学では今春4名の博士課程修了者を輩出しました。
さて学位論文要旨の「公表」は学位規則によって定められていますが、
どうすれば「公表」したことになるのでしょうか?
http://www.lawdata.org/law/htmldata/S28/S28F03501000009.html
学位論文は国会図書館と学位を授与した機関が所蔵するといわれて
いますが、その根拠は?国会図書館に寄贈することが「公表」なので
しょうか?
図書館司書として知らないと恥ずかしいことかもしれませんが、知らな
いことは調べるしかありません。
現時点でわかったことです。
「国会図書館には納本制度はあれど、学位論文はその対象ではない。
しかし、昭和50年の当時の文部省大学局通知により1部を寄贈する
取り決めがなされた」
納本することに変わりはありませんが、義務では無く取り決めであったこと、
初めて知りました。
またそれはそれとして、学位論文の「デジタル公表」も検討されています。
世は電子コンテンツが花盛り。ジャーナルも電子媒体での刊行が主になっ
ていくと想像される昨今、学位論文のデジタル化も当然といえば当然の流れ。
「学位論文電子化の諸問題に関するWG中間報告」
(これからの学位論文の電子的公開に向けてWG(ワーキンググループ))
http://www.jaspul.org/event/08gakuiwg.pdf
国会図書館へ問い合わせると、デジタル化はそれとして、当面は紙媒体での
寄贈もお願いしたいとの事。
さらに混乱・・・。
「公表(公開)」という意味合いがますます分からなってきました
調査続けます
(ほ)