図書館宣言
有川浩のベストセラー「図書館戦争」シリーズ執筆のきっかけ
にもなったという「図書館の自由に関する宣言」
http://www.toshokan-sensou.com/yougo.html
本学図書館の入口にも掲示してあります。ご存知でしたでしょうか?
筆者も司書資格取得の勉強中に初めて目にしたときは「ぎょっ」とし
ました。改めてみましても、この仰々しい印象は変わりません
ましてや、図書館を利用する側の人はそうでしょう。
しかしこの宣言、戦前の思想善導機関として機能した図書館の歴史の
反省の上に掲げられた、いたってまじめなものなのです。
現在ネット上では自由に発言できる反面、人権侵害や個人向けの
誹謗中傷、裏サイトなどがまかり通っています。
行き過ぎた規制には反対ですが、こういったものへの線引きも必要
です。バランスなのでしょうが、難しい問題ですね。
さて、話は少しそれますが、図書館の入口にはよく銘文が掲げられてい
ます。図書の中に込められた人間の知恵や真理を称えるものとして、
その宝庫である図書館の建物そのものに刻んだり、パネルを掲げたり。
例えば国立国会図書館では・・
「真理がわれらを自由にする」
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/shinri.html
そのほかにも心揺さぶられる文章が結構あります。いくつか紹介しますと
・実践女子大学図書館
「一つのことに向けられた不断の努力は、往々にして天才の技巧に
勝る」(キケロ)
・早稲田大学図書館
「読むことによって知の何たるかを学べ」(カトー)
・明治大学図書館
「肝心な点は感動すること、愛すること、望むこと、身ぶるいすること、
生きることです」(ロダン)
・武蔵野学院大学
「叩けよ、さらば開かれん」(新約聖書マタイ伝)
等々。
あ~、なんででしょうか?
がんばろ!という気持ちになってきましたよ
図書館の入り口には新着案内や、お知らせ、そして、こういった銘文まで
あります。本学だけでなく他の図書館に行かれたときなど、ぜひ注視してく
ださい
(ほ)