司馬遼太郎全集68巻!
図書館1階の階段脇には「新着図書コーナー」があります。
最近、緑色の分厚い図書を目撃
されている利用者も多いのではないでしょうか![]()
その正体は・・![]()
司馬遼太郎全集(文藝春秋社)![]()
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68巻全て揃いました![]()
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このシリーズをご寄贈していただきましたのは遠藤和男先生(健康栄養学科)。
先生からは以下のような温かいコメントをいただいています。
従来から私は、歴史小説が好きだったにもかかわらず、有名作家の
それらも、文庫本になってから購入したものがほとんどである。
理由の一つは、学生時代にはお金に余裕がなかったからであり、真に
価値のあるものは、やがて文庫本になって再販されるからでもある。
また、睡眠薬代わりに寝転がって読むには文庫本の方が良い。眼には
悪いものの…。
学生時代は、海音寺潮五郎から入ったのかも知れない。彼は鹿児島県
出身であり、日本史だけでなく、中国史に関したものも書いていた。医学部の
同級生にI氏がいて、ご家老の家柄ですかと聞いたら、苦笑いしていた。
もちろん有名人の子孫のすべてが、現に活躍しているわけではないものの、
個人それぞれにご先祖固有の歴史が反映されている。
今回、文藝春秋社版の「全集」を寄付したのは、いわゆる自然科学系学部の
図書館では、小説類があまり充実しておらず、私も近所の千葉県立図書館で、
よく小説類を借りて読んでいたからである。また数多い氏の著作から、この
「全集」はさらに厳選されている。文庫・選書については、司馬遼太郎記念財団
作成(2008.1現在)のリストを参照されたい。
定期試験の2週間前から準備を始めるとして、なぜかしら息抜きに小説も
読みたくなってしまい、あっという間に1週間が過れば後の祭り…。最も危険
なのは推理小説である。学生の皆さんには試験の直前ではなく、日頃から氏の
語り口を味わってもらいたい。現今の「司馬史観」への批判を超える、読後感に
浸れるのではないかと思っている。
先生、本当にありがとうございます。
皆さん
ぜひ手に取ってくださいね![]()
と、今回はここまで。。。です。。が、実は遠藤先生からはもう一つ別の
「シリーズ」
のご寄贈もいただいております。
近々、ご案内します。
お楽しみに![]()
(ほ)

