学術機関リポジトリ②
前回に続きリポジトリについてです。
時代の要請として生まれでた学ジツ機関リポジトリ(IR)。
オープンアクセス(OA)運動の一手段としてのIRが興隆した要因は、日本政府(文部科学省)の方針と合致し、推進においては「補助金」が交付されたことが大きいといえます。
但し、国の方針だとしても、主体となる大学や学術団体における意味が薄ければ、普及するものではありません。ここにも少子高齢化やITの進化による大学・大学図書館を取り巻く環境の変化が、背景として存在します。
時代の要請(もちろん背景も含め)、各ステークホルダー(関係者)にとってのメリットが一致したのですね
列挙しますと・・
○大学にとって
社会に対する説明責任の遂行
学内の研究成果物の一元的な保存=散逸の防止
大学活動のアピール
○研究者にとって
発表した学術論文等が世界中の研究者に読まれる=視認性の向上
世界中で発表された学術論文がGoogleなどで検索可能
○地域一般住民にとって
無償で学術的な研究成果物の利用が可能
今や世界には1,300のIRが存在し、国内の国立大学の整備率は75%にも及んでいます。
そしてこの流れは本学にもやってきましたそれが・・
新潟県地域共同リポジトリ(仮称)
Niigata Regional Repojitory:NiRR(ニール)
現在試験公開中 http://nirr.lib.niigata-u.ac.jp/
正式導入に向けて、関係部署や機関と鋭意調整を行っています。
NiRRの詳細については、正式導入が近づきましたらお話したいと思います。
まずは除いてみてください。
(ほ)