« お知らせを3つ | メイン | 注目作家 »

2009年8月 4日 (火)

情報検索講習会

先日、学内の先生を対象に情報検索講習会をさせていただきました。
こういった講習会は例年4~5月にかけて、卒業論文を控えた学部上級生や
大学院生向けに行っています。

ですが先生が対象となると、やはり緊張sweat01

また(賢明な皆さんはご存知のことかと思いますが・・)今年に入り、この1~2ヶ月
でもいくつかの新しい電子コンテンツを導入しました。

  • MAGAZINEPULS
  • Japanknowledge
  • 日経テレコン21
  • メディカルオンライン

そこで今回はデータベースなどの関連図を作成し、それを中心にお話させていた
だきました。
公開します。(「電子コンテンツ等概念図」downwardleft
http://www.nuhw.ac.jp/~library/support/09FD.xls

昨今、雑誌の記事を検索するなどの「二次資料」と、本文そのもの所謂「一次資
料」の境が不明確になってきました。また電子ジャーナル(EJ)とデータベース(DB)
も同様です。

例えばCiNIiなどは、同時に複数のDBを検索するのですがその中には、国立国会
図書館作成の雑誌記事索引(二次資料)とかNII-ELS(一次資料)が含まれます。
そうするとCiNiiは「どっちなの」という話です。

また、例えばメディカルオンラインは自身のHP上でこう謳っています。

「メディカルオンラインは、医学会誌・学術専門誌を統合し、文献検索、アブストラクト
閲覧、文献を全文提供する会員制の医学総合サイトです」
と。

筆者認識としては「EJ(一次資料)だろうよ」なのですが、「電子=デジタル」である
ということは、キーワードでの検索も可能という事でもあり、事実専門的な機関に
よる区分けではEJではなくDBとされています。

翻ってEJもデータベースの一種といってしまえばソウなのですが・・・
・・こんがらがりますねsign02

筆者得意の強引な要約によれば、
「EJもDBも電子コンテンツとして仲間だよ」と言いたい。

ICTの進化は電子コンテンツ間の違いを意識せずとも利用可能にしつつあります。
ただ検索の際には、その「出自」を知っておけば、自分に必要なものを取捨選択
できます。というのは、「これさえ検索しておけば万事OK」というツールは未だ存在
しないからです。

情報検索、一筋縄ではいきません。
だからこそ、upwardright「電子コンテンツ等概念図」、検索の際のお供に。       (ほ)

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog-niigata.net/t/trackback/236611/20800299

情報検索講習会を参照しているブログ: