図書館のし・ご・と 【雑誌契約】
12月に入りました。
先月の話ではあるのですが、どうか聞いてください
実は・・・10月~11月にかけて、どこの大学図書館も繁忙期なんです。
というのも、来年度購読する外国雑誌を決めるのがこの時期だからです。
一口に「雑誌」といっても、契約の際に留意する事柄として、その切り口、
捉え方は様々です。例えばですね・・・
・国内雑誌か外国雑誌か?
・週刊・月刊・季刊などの刊行頻度は?
・刊行タームは4月~3月?それとも1月~12月?
・刊行媒体は紙ベース?それとも電子媒体?
・書店を通じて購入可能?出版社との直取引?
・支払は一括前払いか、都度払いか?
それ以前に、そもそも雑誌なのか図書なのか?
BooKとMagazineを組み合わせてMooKと呼ばれる資料も存在する
今日であります
外国雑誌の価格は外貨での金額表示となりますが、円ベースで計算
する際には外国為替の動向が支払に大きく関係してきます。
例えば年間100ドルの雑誌の場合、
1ドル100円だと仮定すると10,000円
円高が進み80円だとすると、8,000円となります。
これが図書館全体だと非常に影響が大きい
また雑誌の購読には代理店の手数料が加わります。
故に、どの代理店さんに発注するかの判断は大変重要。
毎年毎年、お見積りをいただいて比較検討しています。
ただ、ここが難しいところでもあるのですが、価格は安いは、モノは
届かないはでは話になりません。特に外国雑誌の場合、欠号が無く、確実に
モノが届くことが最重要事項。さらに電子ジャーナルなどのアクセスのサポートを
丁寧にしてくださる業者さんを選んでいます。
ところで、以前ご紹介しましたが、再度確認です。
紙ベースの所蔵を調べるにはOPACを使用し、
電子ジャーナルのタイトルを調べるにはAtoZを活用してくださいね。
http://nuhw.blog-niigata.net/nuhwlibrary/2009/06/opacatoz-cd27.html
次年度はトライアルしていますOUPの電子ジャーナルの購読も決定しました。
http://www.oxfordjournals.org/japan/
お楽しみに~。
(ほ)