第142回直木賞
新聞、ニュース、ネットでご覧になった方も多いと思いますが、去る1月14日、
第142回の直木賞受賞作品が発表されました。
『廃墟に乞う』 佐々木譲(文藝春秋)
『ほかならぬ人へ』 白石一文(祥伝社)
今回直木賞は2作品が選ばれましたが芥川賞は受賞作なし。
直木賞は短編および長編の大衆文芸作品で優秀なもの、芥川賞は純文学
短編作品中で優秀なものを対象にしていますが、後者の候補作には大変ユ
ニークな作者・作品も含まれていたので、少し残念です
受賞作品に対し、少し付帯情報を。
佐々木譲さん:
私も読みましたが『警官の血』はスリリングな展開、意外な結末で、とても面白
かったです。“このミス1位”ともなり、ドラマ化もされました。
伊藤秀明、吉岡秀隆、江口洋介が三代続く警察官(主役)を演じましたのも記
憶に新しいところです。
白石一文さん:
『一瞬の光(角川文庫)』を読んだことがあります(内容は喪失しました)
新しいところでは『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け(講談社)』という印象
深いタイトルの本も上梓されておりましたが、筆者、手に取ったものの未購入。
ちなみに白石さんのお父さんは白石一郎。『海狼伝(文春文庫)』で第97回の
直木賞を受賞しておられ、初の親子受賞だそうです。
どなたか読まれた方、いませんか~
おられましたら、ぜひ、感想をお聞かせください。 (ほ)