正直であること
今回は(いつも以上に?)まじめな話題を
最近、このような状態の図書が多くなっています。
下にあるのは文庫コーナーに「放置」されているのを発見したものです
ご覧の通り、色のついた飲み物をこぼした、乾いた形跡があります。
紙は水濡れを放置しますと、決して元のようにはならず、広がり、
場合によってはページ同士がくっついてしまいます。
上記の図書は今年の3月に購入したばかりのもの。
文庫になりたての人気作家の新刊図書です。
図書館職員として残念なのは以下の2点です。
①汚してしまった利用者から報告がないこと。
②また書架に放置したこと。
多分、意図せずに汚してしまい、申告しづらく、そのまま
本棚に戻したものと推察されますが、「放置」によって、
隣の図書まで汚損されてしまう恐れがあります。
図書館の資料(図書や雑誌やCDなど)は大学の共有物
これらの資料は手に取ることで、ある意味「傷み」ます。
利用による「傷み」はいたし方のないこと。
可能な限り丁寧な取扱いをお願いするしかありません。
ただ、意図せずとも、通常の「傷み」を超えた汚破損が生じて
しまったときは・・・正直に、申告してください。
図書が上記のように勝手に汚れることはありません。
残念ですが、誰かが「失敗」してしまったんです。
その「本人」に自覚がないはずはありません。
その場では「逃避」してしまったかもしれませんが、
自分には嘘はつけません。
正直であることは、時には勇気がいります
謝るには、怖い心がもたげます
でも、正直に謝らない自分は、多分、心から消えません。
自戒も込めまして・・・・「自分には正直でありたいなぁ」
・・・・私はそう考えています。
(ほ)