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2009年9月 9日 (水)

水泳関連の小説+α

か~ッと来るような熱い時期sunに涼しくなるような水泳を題材とした小説の
ご紹介を企画してはいましたが、のびのびになってしまい、今年の状況では
1年先になってしまいそうgawk  ということで企画を強引に遂行します。

まずはこれでっしょうsign01

「Dive!!(上・下)」 森絵都 角川文庫


とびこみ競技にかける少年たちを描いた青春小説の代表作。
映画にも漫画にもなりました。本学図書館所蔵あり!です。

その他・・・
実は自分の記憶、またネットでも探したのですが、水泳を扱った小説はそん
なにないんですよね~。企画の意味が薄くてスミマセンが、逆に皆さん知って
たら教えてください。

「ウォーターボーイズ」  矢口史靖 角川文庫
「Water」 吉田修一 「最後の息子」収録 文春文庫

「水の中の八月」 関川夏央 講談社文庫


と並べたところで、関川夏央さんのお名前が。
ご存知ですか?関川夏央。この方、新潟県長岡の出身。
最近も「寝台急行「昭和」行」という新刊を書店で目にしましたが、
筆者にとって昔、多読した作家さんのひとりなんです。

ということで急遽企画変更smile

この関川夏央、1980年台後半、韓国・台湾・香港・シンガポールなどが新興
工業国と呼ばれていた時代に、韓国を題材にしたルポルタージュなどを精力
的に発表していました。

「ソウルの練習問題」 新潮文庫
「むかし「戦後」という時代があった」 新潮文庫
「海峡を越えたホームラン 」 双葉文庫・朝日文庫
「退屈な迷宮」 新潮文庫
「よい病院とはなにか」 講談社文庫
「森に降る雨」 文春文庫
「貧民夜想会 」 文春文庫
「東京からきたナグネ」 ちくま文庫
「韓国読本」 福武文庫



大学生という多感な時期に、世の中の不誠実な部分への疑問や怒りを、
そして自分への焦燥感などを、関川さんの本を読むことで解決しようとし
ていた・・そんなことが思い出されますcatface

在学生の皆さんには、ず~と読み続けられる作家と出会えるよう、
図書館としてはお手伝いしていきたいと思います。            (ほ)

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