新年のご挨拶
新年、おめでとうございます。
学内の皆さん、旧年中は図書館をご利用いただき、ありがとうございました。
今年もご支援をどうぞよろしくお願いします。
新入学予定の方、これから受験する方、日ごろお世話になっている実習指
導者の方、その他図書館を利用してみようと考えている方・・・、図書館では
皆さんのご利用をお待ちしています。お気軽に図書館をお訪ねください。
さて新年にあたり、若い皆さんにひとつの提案をしたいと思います。
それは今年の抱負に、「活字に親しむ」ことを加えては?という提案です。
若者の活字離れということが言われて久しくなりますが、皆さんに、ぜひ読書
の楽しみと大切さを知ってもらいたいのです。
私たちは、大きく分けて以下の三つの目的で読書をしています。
ひとつは、仕事・勉強のための読書。
専門分野の新しい情報を仕入れたり、先達の業績を学んだりするために、
文献や本を読む必要があります。皆さんも、試験やレポート作成のために
文献や本をあさることがあるでしょう。
二つ目は、いわば教養のための読書。
直接仕事や勉強には関係しないけれど、視野を広げたり、自分の生き方を
振り返ったりするために、読書が役に立ちます。対人援助者は、読書を通じ
て視野を広げ、自己理解を深めていくことが望まれます。
三つ目は、ひたすら楽しむための読書。
ミステリーや冒険小説などを、時を忘れて読みふけるのは、人生の大きな
喜びです。結果として気分転換や、いわゆるストレス解消に役立ちます。
これを逃す手はありません。
活字になじみがない人は、硬い専門書や分厚い教養書には抵抗があるかも
しれませんね。まず楽しみのための読書として、文庫版の小説や新書版のベ
ストセラーなどに挑戦してみてはいかがでしょうか?図書館では、このような
手に取りやすい本もできるだけ購入して、皆さんをお待ちしています。
もちろん保健・医療・福祉の各分野の専門書や学術雑誌は、学科の先生方と
ご相談して、しっかり取り揃えています。電子ジャーナルやデータベースも充実
してきましたし、当館にない文献は他の図書館から取り寄せることもできます。
ぜひお気軽にご相談ください。
それでは皆さんと図書館でお会いすることを楽しみにしています。
図書館長 伊東正裕