利用統計(電子ジャーナル)
学術情報収集において、「電子ジャーナルの活用はもう当たり前なのかな」
と想像します。
というのは統計によって、利用状況の活性化が見て取れるからです。
本日は電子ジャーナルの本家本元というべき、ELSEVIRE(エルゼビア社)
のScienceDirect(以下SD)についてみてみましょう。
http://www.sciencedirect.com/
SDは2006年から導入しましたので、この1月で丸4年を迎えました。
下のグラフは全文をダウンロードした回数です。
※2006年から前年比1.8倍、2.0倍、1.7倍と
このアクセス増に対し、出版社からは「何があったのですか?」と驚きの声。
月別のグラフでは、情報収集が活発に行われている月が見て取れます。
※10月の前に、SDなどの情報検索講習会を行うことが効果的なの
では?と考えることができます。意外なところでは2月の利用が多いですね。
これは忙しい4年次における卒論の締め切りを早めに設定している学科の
3年生が、情報を活発に収集しているためでしょう。春休み期間のこの時期、
時間をたっぷりかけた講習会を催しても面白いかも?
頻繁に使用されるタイトルや、そのパーセンテージです。
※これらを分析することにより次年度以降の契約の参考にもします。
このあたりの戦略は
928タイトル中、1回以上アクセスがあったタイトルは191(20.6%)。
うち4,267回のアクセス中、上位10タイトルで53.5%を占めます。
興味深い数値でしょ
ちなみにダウンロード上位のタイトルは
Manual Therapy
NeuroImage
Journal of Biomechanics
Gait & Posture
Clinical Neurophysiology
今回は外国雑誌の状況を紹介しました。
今度は国内雑誌や二次資料としての医学中央雑誌の状況など報告します
最後に。。電子ジャーナルの活用の際は以下にご留意くださいね。
http://nuhw.blog-niigata.net/nuhwlibrary/2009/09/post-8009.html
では、また (ほ)