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2011年9月

2011年9月30日 (金)

実習が始まりました。

 臨床技術学科の「良寛さん」こと池上です。
いよいよ、臨床技術学科の実習が始まりました!

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 解剖学実習では、豚の胎仔を解剖してゆきます。メスとピンセットを両手に持って、少しずつ上皮をはがしてゆきます。

 初めて握る、メス。慎重に扱わなないと、すぐに手を切ってしまいます。細心の注意を払いながら、丁寧に切り進めてゆきます。

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 アトラスや模型の観察とは一味違う本物の感覚に夢中に取り組んでいます。
上皮をはがすと、筋肉の様子が、よく分かります。売っているお肉とおんなじです。
今日は、豚肉食べられるかな?

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 今度は医用工学概論実習です。メスをハンダごてに持ち替えて、基盤の配線をつないでゆきます。ここでは、実習で使うテスターを自分で組み立ててゆきます。最初は、鼻につく、ヤニの焦げた匂いですが、次第に大好きになってゆくのです。うふふ。

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 女子は電気が苦手といわれますが、いやいやどうして、どうして、器用にハンダづけをこなしてゆきます。

 おや、奥にいるのは、戸島教授。

 教授も真剣です。

 

 

 

2011年9月16日 (金)

ハワイ大学マノア校ジョンAバーンズ医学部臨床技術学科との国際交流に関する覚書締結

 臨床技術学科の国際交流の相手先候補としてハワイ大学マノア校ジョンAバーンズ医学部臨床技術学科を選び、この6月から学科長Prof. Dick Y Teshimaと協議を重ねてきました。下に示す通り、8月1日付けで学生と教職員の交流に関する覚書を締結することができました。

 現在、来年3月に当学科の学生がハワイ大学を訪問し、1週間の予定で臨床検査に関する専門講義の受講、英語教育や文化交流活動に参加する予定で日程を調整中です。

 この国際交流活動によって、両学科の学生や教職員の学術や文化の交流が促進されることが期待されます。

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6月にハワイ大学医学部臨床技術学科を訪問し、国際交流に関する協議
Prof. Dick Y Teshima(右から2番目)や臨床技術学科のスタッフの皆さんと、中央は国際交流委員会の伊藤隆委員長。

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ハワイ大学のキャンパス

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国際交流に関する覚書

2011年9月14日 (水)

研究打ち合わせのためチリ、ペルー訪問

8月26日から9月6日まで、南米のチリとペルーを訪問しました。

 今回の目的は、チリでは、これまで継続してきた胆嚢がんに関する研究をさらに前進させ、チリの胆嚢がん患者に特異的な蛋白質を癌組織のほか、胆汁、血液、尿などの生体試料から検出、同定しようというものです。さらに、それらの蛋白質をバイオマーカーとして胆嚢がんのスクリーニングキットの作成が可能かどうかを探るものです。

 一方、ペルーでは、胆嚢がんの成因解明を環境、遺伝の両面から実施し、明らかにされた危険要因を除外することで本症死亡率の減少を目指すものです。アンデス山脈の西側の国々、チリ、ボリビア、ペルーでは胆嚢がんの死亡率が高いことから、両研究で得られる知見は今後の胆嚢がん対策に有用であり、本症死亡率の低下や医療費の削減に貢献できると考えます。

 チリでの共同研究者は、Sotero del Rio病院の副院長Dr. Baez(前列左)、外科医Dr. Norero(後列中央)、外科秘書Ms. Andrea(前列中央)や内視鏡医Dr. Calvo (前列右)です。後列右は健康栄養学科の遠藤和男教授。
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Sotero del Rio病院の外観
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ペルーでは、Universidad Peruana de Ciencias Aplicadas(UPC)大学教授、Dr. Piscoya (中央)が中心となり、ペルー国内の研究者の協力のもと実施します。
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UPC大学には医学部のほか歯学部などがあり、多くの学生が学んでいます。
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臨床技術学科
土屋康雄

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