2019年3月18日 (月)

サッカー人生を終えて

 

 

こんにちは。

健康スポーツ学科4年の霞恵介です。

 

 

 

 

昨年の12月、私は長く続けてきたサッカーを引退しました。

 

 

 

 

私は新潟医療福祉大学の強化部であるサッカー部に所属していました。

 

 

 

「全国大会で勝てるチーム」

4年間チームが掲げたこの目標に近づけたのは最後の年のインカレだけでした。

 

 

それまでの長い間、私たちはなかなか結果を出すことができずにいました。

 

 

・全国との力の差

・チーム内の分裂

・練習に取り組む熱量の差

 

 

これらの問題が発生する度に、キャプテンを中心にチーム全体が正しい方向性へと修正していく必要がありました。

 

 

何度も時間をかけミーティングを行い、チームがどうあるべきか話し合いました。

 

練習中に厳しい言葉でぶつかり合うこともよくありました。

 

 

 

真剣な話し合いが続き、チームがまとまったことで次第に北信越ではほとんど負けなし。

 

 

 

しかし、

 

 

それでも全国では勝てず、また再スタート。

4年間ほとんどこの繰り返しでした。

 

 

大学を卒業するまでに、本当に「全国大会で勝てるチーム」になれるのか。

チーム全体がこの不安に覆われているように感じたこともありました。

 

 

 

 

私自身も、モチベーションを維持することが難しい時期がありました。

理由は、大学卒業後サッカーを続けることを考えていなかったためです。

 

 

新潟医療福祉大学に入学することが決まった時、

 

「サッカーはもちろん頑張る」

 

「ただサッカーだけでなくサッカーをやめた後も、柔軟に、楽しく生きていけるように色んな経験を積もう」

 

と、当時まだ高校生だった私は、漠然とこのような考えを持っていました。

 

 

大学へ入学した後もこの考えは変わりませんでした。

 

 

 

そのため、チームや個人として結果が出なかった時期、

 

 

・自分の中で1番の優先順位が本当にサッカーなのか

・何のためにサッカーを頑張るのか

・もっと他のことに時間を使ったほうが良いのか

 

と考えるようになっていきました。

 

 

大学卒業後も上(プロ)を目指して頑張ろうとしている仲間たちの中で、このような状態の自分が試合に出続けていて本当に良いのか、何度も疑問に思っていました。

 

 

 

 

だけど、途中で諦めて投げ出してしまった方が、大学生活に後悔が残ってしまう。

長く続けてきたサッカーを中途半端に終わらせたくない。

 

 

相対する気持ちの中で葛藤する時期がとても長く続きました。

 

 

 

最終学年へと上がった時には、多くを考えることをやめ、自分の力を最大限発揮しチームに貢献したいという想いが強くなりました。

 

 

 

 

1

(2018年度インカレ1回戦@浦安市運動公園陸上競技場)

 

 

そして大学最後の大会となったインカレ。

 

 

私たちは初戦を突破し、2回戦では、全国トップレベルである相手に互角以上の戦いをすることができました。

 

 

 

最後の試合で、ついに、今までチーム全体で頑張ってきたことが、目に見える形として現れている気がしました。

 

 

 

 

苦しい時期が続いた4年間。

 

 

しかしそれと同時に得られたものも大きかったです。

 

 

 

私が試合に出続けられたこと、最後にチームが大きく成長できたこと。

 

 

これらは全て、励まし合い、楽しく過ごしてきた仲間たちのおかげであると思っています。

貴重な経験をさせて頂きました。

 

 

 

 

私は大学生活から多くのことを学ぶことができました。

 

 

部活動を通して、

・「個人」と「チーム」の在り方の違い

・チーム全体が同じ方向へ進む難しさ、大切さ

・周囲の人のために頑張れること

・1人の言動がチーム全体に伝わっていくこと

 

 

 

また大学生活全体を通して、

・失敗が大きな経験となること

・時間は有限であること

・自分を表現できる能力や方法の大切さ などなど

 

 

 

 

 

私はサッカーの他にもう1つ、並行して頑張ってきたものがあります。

 

 

 

英語学習です。

 

 

近くの友達や先輩が、独学で英語学習していることがきっかけでした。

 

英語を話している姿や、サッカー以外にも熱量を注げることができていることが素直にすごいと感じ、自分もやってみたいと思いました。

 

 

 

サッカー以外の自由時間を多く確保し、他のことも頑張りたいと思っていた私にとって、英語学習はぴったりなものでした。

 

 

 

独学で始める前の私は、英語が全く分からず大嫌いでした。

 

 

中学英語のレベルから始めた私にとって、最初は目標をどこに位置付けて良いかも分からないほど、長い道のりでした。

 

 

 

始めるタイミングが遅すぎたことや自身の英語力の低さを理由に、何度も諦めてやめようとしました。

 

 

 

しかし苦手なものを克服した時、大きな自信がつくはずだと、疑うことなく考え続けることだけはできていたため、やめることなく継続して行ってきました。

 

 

 

そのうち次第に英語に対しての集中力が増し、それと同時に1日の学習時間も増していきました。

 

ピークの時期には、部活の前後の時間を使って6時間ほど毎日学習していました。(充実感がすごかったなあ笑)

 

高校時代に1分たりとも自主勉強したことがなかった自分が、こんなにも英語の学習に時間をかける日が来るなんて全く考えられませんでした。

 

 

 

 

そしてふとした瞬間に気づいたことがありました。

 

 

 

嫌いだった英語が好きになっていたのです。

 

 

今まで知らなかったことを知ることの楽しさ。

毎日成長していると感じることができる楽しさ。

 

それと同時に自分に対して大きな自信も生まれ始めました。

 

 

 

英語学習に費やした日々は英語力だけでなく、自分自身も大きく成長させてくれました。

 

2

※英語力を試すために行ったセブ島留学時の写真

 

 

 

 

最初から楽しいと思えることの他に、真剣に取り組み続けることで、初めて楽しいと感じられることもある。

これに気づけたことは大きな財産となっています。

 

 

 

 

そして今では、

自分が使える限られた時間をどのように使うかは、結局自分次第だと思っています。

 

 

自分で決断し行動したものは、どのような結果であっても無駄ではないと私は考えるようにしています。

 

 

 

だから私は、大学生活にほとんど後悔がありません。

(小さな後悔はいくつかあるかもしれませんが、今すぐには思いつきません)

 

貴重な時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

大学での学びは、私の今後の人生においても大切な価値観になっていくと思っています。

 

 

 

 

 

大学卒業後、私は一般企業に就職し、サッカーとは少し離れた生活になります。

それでも、今までのサッカーの経験から得られたものは、これからも活かすことができると思っています。

 

 

 

新たな次の生活においても、私はやり遂げたい目標があります。

 

達成するためにも、今までサッカーに注いできた熱量を、今後は英語や他のものに向けながら大きく成長できるように頑張っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

最後になりますが、

4年間たくさんの人にお世話になりました。

関わってくださった全ての方に感謝しています。

 

ありがとうございました。

 

 

そして、今後の新潟医療福祉大学サッカー部の、さらなる活躍を心から応援しています。

 

 

 

新潟医療福祉大学 男子サッカー部HP

https://www.footballnavi.jp/nuhw/

 

 

新潟医療福祉大学 男子サッカー部twitter

https://twitter.com/nuhw_fc

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

2019年3月15日 (金)

学科セミナー・審査会を終えて ~修士課程2年 中野沙紀さん~

 

今週、今年度修士課程を修了する3人の学生の研究を紹介してきました。

最後は、中野沙紀さんです。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

こんにちは。

修士課程2年 中野沙紀です。

1月16日の学科セミナーと、1月23日の修士論文審査会についてご報告させていただきます!

 

私の研究内容については以下の通りです ▽

 

テーマ:有酸素性運動が空間記憶トレーニングに与える影響

 

目的:実験1リカンベントエルゴメーターを用いた中等度有酸素性運動によって、AlphaおよびBeta oscillationを増大させることができるか否かを検証すること。

実験2 リカンベントエルゴメーターを用いた事前の中等度有酸素性運動が、空間記憶トレーニングのプレコンディショニングとして有用であるか否かを検証すること。

 

方法:実験1 運動試技とコントロール試技の2試技を実施し、介入前後、10分後、20分後および30分後に脳波の計測を行った。Fp1、Fp2、Fz、Cz、Pz、Ozを測定領域とした。

実験2 運動群、対象群とし、介入後に空間記憶課題10セットをトレーニングとして行い、トレーニング15分後、30分後、45分後、60分後および1日後に再度同課題を行った。実験1、2共に運動は事前に測定したVO 2peak の50%強度で20分間のペダリング運動とした。二次元気分尺度(TDMS)を用いて覚醒度の評価も同時に行った。

 

結果:実験1 Alpha oscillationは、測定した全ての領域で運動後10分まで活動の増大が認められた。Beta oscillationは、CzとPzのみで運動後10分まで活増の増大が認められた。覚醒度は、運動直後および3分後に運動試技で高値を示した。

実験2 空間記憶課題の反応時間は、運動群において、トレーニング1回目と比較して、

トレーニング8回目、9回目、トレーニング15分後、30分後、45分後、60分後、24時間後で有意に短縮した。対象群は、トレーニング1回目と比較して、トレーニング9回目、トレーニング60分後、24時間後で有意に短縮した。

 

結論:事前の中等度有酸素性運動が空間記憶トレーニング効果を促進し、さらにその効果を少なくとも1日後まで維持させることが明らかとなった。

 

…という内容になります!

私が行っている研究は認知症予防を目指しており、これから益々需要が高まる分野でもあります。そのため、より多くの方に、今回の研究を知ってもらい、運動の重要性や有効性を感じていただけたら、と思っています。

 

 

学科セミナーでは、審査会の予演会として研究報告をさせていただきました。

これまで、同じ分野の研究を行っている方々の中では何度も発表させていただいてきましたが、今回は違う分野の方も多い学科の先生方に向けての発表だったため、今までに無い視点からのご質問やご指摘をいただくことができ、貴重な時間となりました。

 

また、学科の先生方には、前回発表した際にもたくさんのアドバイスをいただきましたし、修士論文作成中にも、学内ですれ違う度に「修論どう?」「もう少し頑張ってね!」などとたくさん声をかけていただき、様々な場面で力をもらっていました。支えてくださった先生方の前で研究報告をする機会をいただけたこと、感謝しております。

 

学科セミナーの1週間後に審査会が行われました。この1週間の間にも、何度も練習をし、最後の最後まで修正を重ねて、一番良い発表ができるように準備を進めました。

 

当日は、練習のおかげで落ち着いて発表することができ、来てくださった方々に研究内容をしっかり伝えることができたと思います。

 

その後の質疑応答も、緊張はしましたが、普段の勉強会よりは受け答えがスムーズにできたと思います!

 

(今までは、「論文読んだはずだけど覚えていない…。」「そこまで詳しく読めていなかった…。」「ぼんやり覚えているけど嘘を伝えてはいけないし…。」など、知識不足や準備不足から、うまく言葉にできないことも多々ありました💦)

 

審査会では、今まで以上に準備をしてきたので、最後は自分の考えを伝えることができたと思います。

 

 

論文作成、提出から審査会まで、無事に終えることができました。

間違いなく、1人ではここまでやりきれなかったので、支えてくださった皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

 

 これから、もう少し論文を修正したり、投稿の準備をしたりと、作業は残っているので、最後までしっかりと頑張りたいと思います!

(2019年1月25日)

 

 

以下、修士論文審査会前に行われた1月の研究セミナーの様子です。

 

 

1_4

中野沙紀さん

 

 

2_4

セミナー会場の様子

 

 

3_4

質問をする小野まどか先生

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ono.html

 

 

4_4

質問をする佐藤晶子先生

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_a.html

 

 

5_2

質問をする越中敬一先生

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/koshinaka.html

 

 

6_2

質問をする馬場康博先生

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/baba.html

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

大学院は「研究」をする場所です。

「研究ってなんか難しそう」って思う人もいるかもしれませんね。

 

でも、みなさんは普段何らかの疑問をもっていませんか?

 

たとえば、「どうすれば速く走れるようになるの?」「運動をした後にはどんな食事がいいの?」といった疑問をもったことはありませんか?

 

まさに、そんな小さな、そして身近にある疑問を改善、解決しようとする試みが「研究」です。

 

もちろん、簡単に改善、解決することはできません。

「研究」と向き合い、じっくり時間をかけて考え、論文としてまとめることは楽(ラク)なことではありません。

でも、自分で抱いた身近な疑問を解決することは、意外と「楽しい」ものです。

 

今年度修了する3人は、それぞれ「研究」と向き合ってきたはずです。

その過程で、楽しいこと、辛いことなど、いろいろあったと思います。

しかし、その過程を経たことは専門性をより深め、替え難い経験を得たはずです。

 

これから3人は「修士号」をもった人として、つまりより専門性のある人材として社会で活躍してくれるはずです。

 

今後の彼らの活躍がとても楽しみです。

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2019年3月13日 (水)

学科セミナーの研究報告と修論審査会を終えて ~修士課程2年 佐々木悠介君~

 

 

おとといから、今年度大学院修士課程を修了する3人の学生の研究を紹介しています。

今日は、佐々木悠介君の内容です。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

今回、1月16日の学科セミナーにて修士論文の内容を発表する機会を頂きました。

発表させていただいた内容は「跳躍動作の筋シナジーの抽出と技能評価への応用可能性」です。

 

筋シナジーについては当ブログ「体力医学会参加報告」に記載しているのでそちらもご参照ください(リンク→http://nuhw.blog-niigata.net/hs/cat6842079/?p=2)。

 

今回の報告では、中間発表時点から対象者数を増やし、個人個人から得られた筋シナジーから垂直跳び、立ち幅跳びの種目特異的な筋シナジーの抽出を行いました。

その結果、垂直跳びからは2種類の筋シナジー、立ち幅跳びからは3種類の筋シナジーが抽出されました。

また筋シナジーを用いて、垂直跳びや立ち幅跳びの技能評価が可能を検討したところ、筋シナジーに対する各筋の貢献度や、筋シナジーの組み合わせによってパフォーマンスが異なり、筋シナジーを用いた技能評価が可能である可能性が示唆されました。

跳躍動作の筋シナジーについては報告されていなく、本研究の結果は新規性が高いと考えています。

また筋シナジーを応用した技能評価の方法を、より詳細に検証することができれば、競技レベルの向上につながる新たな知見を得ることができると考えられます。

 

筋シナジーについての研究は、分析やデータの解釈が難しく、修士論文として完成させるまで時間がかかりましたが、その分充実した時間だったと思います。

 

 

そして、1月23日には修士論文の審査会が行われました。

 

審査会を終え、これまで尽力したことに対する達成感がある一方、

説明がうまくできなかったなど反省点もあります。

 

質疑応答では、副査の先生をはじめ、フロアの先生方から貴重な意見をもらうことができ、筋シナジーの研究の面白さを改めて感じることができました。

 

これからの修士課程修了までの期間は、審査会でご意見いただいた内容を検討し、修士論文をより良いものへできるよう努力したいと思います。

 

最後になりますが、修士論文作成にあたりご協力いただいた先生方や学生の皆様へ、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

以下、写真は修士論文審査会前の1月に行われた研究セミナーのものです。

先生方からの質問にも物怖じせずにしっかりと答えていた姿はとても立派でした。

 

 

1_3

 

  

 

2_3

佐々木悠介君(修士課程2年)

 

 

 

3_3

質問をする小野まどか先生

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ono.html

 

 

 

4_3

質問をする西原康行先生

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/nishihara.html

 

 

新潟医療福祉大学 大学院修士課程 健康科学専攻 健康スポーツ学分野

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

2019年3月11日 (月)

学科セミナー・審査会を終えて~修士課程2年 石田航君~

 

 

今週、今年度大学院修士課程を修了する3人の学生の記事をお届けします。

 

1人目は石田航君(指導教員:西原康行先生)。

2人目は佐々木悠介君(指導教員:佐藤大輔先生)。

3人目は中野沙紀さん(指導教員:佐藤大輔先生)。

 

彼らはみな、健康スポーツ学科から本学大学院修士課程へしました。

修士課程は2年です。

 

修士課程の学生は、2年の間に「研究」を行い、それを「論文」としてまとめます。

今週、彼らの「修士論文」の内容をご紹介します。

 

彼らが大学院に入学を、どんな研究を行っていたのかを少しでも多くの人に知っていただけたら幸いです。

 

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

こんにちは。

修士課程2年 石田航です。

1月29日の修士論文審査会についてご報告させていただきます。

 

私の研究内容については以下の通りです ▽

 

【テーマ】

VR技術を用いた大学野球部員の学びに関する研究

 

【目的】

本研究の目的は、オープン戦の自チームの攻撃のみの指導者の語りが入ったVR視界動画を用いて大学野球部員の学びを促すことができるか否かを検証し、監督と関わりが少ない選手が野球を学べる環境を作る一助を得ること。

 

【方法】

前提として指導者のVR視界動画の作成し、その動画に対しての選手の指導者に対する理解度調査を行った。

その後、指導者のVR視界動画を野球部員である2名に視聴させることにより、選手の語りの変化を明らかにした。

 

【結果】

リーグ戦未経験群はリーグ戦経験群に比して、指導者への理解度が全体的に低かった。

しかし、リーグ戦経験群であっても、指導者の語りを(理解している)と回答した項目すべてにおいて、割合が50%以下であった。大学野球の部員数はここ数年増加の一途をたどっている。

こうした中、現在大人数で活動する大学野球部のコーチング環境は、全ての部員について指導者理解という点において課題を抱えていることが示唆された。

また、本研究の指導者のVR視界動画を視聴するといったやりとりを、公式戦でベンチ入りしている1軍選手は試合前、試合中、試合後のミーティングを通して体験することができる。

しかし、公式戦にベンチ入りできず、それらのアドバイスを直接聞くことができない2軍選手にとっては、それがかなわない。

大所帯で活動する野球部において、VR視界動画を用いて(ベンチ入りの疑似体験)を繰り返し行なっていくことで指導者の采配を理解し、その積み重ねが野球観の醸成につながることが期待される。

今後の課題として、指導者がどこを観ているのかをより詳細に検討できる工夫をしていきたい。

(視界)ではなく(視点)を特定することで、より高次の野球観の醸成につなげていけると考える。

また、本研究は1試合のデータを、数少ない被験者で分析した結果である。

今後は、試合の状況や対戦相手、天候、試合の時期などを様々に変え、多種多様なVR視界動画を作成しながら、指導者から多くの状況認知を引き出してデータを収集していきたい。

それらを実現した上で、本研究で作成したVR視界動画を通して、選手および学生コーチが(1軍戦ベンチ入り)の疑似体験を重ね、彼らのプレーや野球観がどのように変化していくのかを検討していきたい。

あわせて指導者の指導技術・采配技術を科学的かつ効率的に伝承する指導者育成システムとしての有用性も検討していきたい。

 

という内容になります。

 

審査会は今までにない緊張感の中でとても、貴重な経験をさせて頂きました。

この経験を次のステージで生かせるよう努力していきたいと思います。

また、修士論文を作成するにあたり多くの先生方にご教授頂きました。

この場をお借りして心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2019年3月 7日 (木)

【授業風景】コーチング論

 

 

今回、「コーチング論」という講義をご紹介します。

 

この講義は1年生を対象に開講されています。

担当しているのは池田祐介先生です。

 

 

1_2

池田祐介先生

プロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ikeda.html

  

 

 

この日、小林志郎先生から自身のコーチングについて話がありました。

 

 

2_2

小林志郎先生

プロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/kobayashi.html

 

 

 

 

3_2

講義風景1

 

 

4_2

講義風景2

 

 

過去にこのブログで紹介しましたが(「【授業風景】陸上競技」クリック)、小林先生は円盤投げで日本選手権を4回も制した経歴をもっています。

 

この日の講義の中で、小林先生は「自分で記録を出そうとして出した記録か、勝手に出てしまった記録なのかは全く意味が違う」といったことを話していました。

 

また、小林先生の話の後に、質疑応答の時間が設けられ、学生と以下のようなやり取りがありました。

 

【学生の質問1】

選手の時と指導者になってからでは、どっちの方が気づくことが多いのですか?

 

【小林先生の回答1】

指導者になった時の方が気づきが多いです。

選手の時は自分が強くなることだけを考えていればよかったけれど、指導者になると全体をみなければならないし、選手に伝えようとしてもうまく伝わらないことがあります。

だから、いろんなことを考えることが必要になりました。

 

 

【学生の質問2】

日本一になった時にもっと上を目指そうと思いましたか?

 

【小林先生の回答2】

その時点で世界との差が10mくらいあったから、すぐに世界を見据えることはできませんでした。

しかし、一歩ずつ着実に進んでいくことを考えて競技に励んでいました。

 

 

また、授業の中ではこんな話もありました。

 

「練習とは、身体を動かすだけではなく、自分の競技や他の競技について考えたり、それらの本を読むことも練習と考えていいと思う」

 

「強い選手がやっていることを知る必要はあるけれども、自分に合っているトレーニングを実践する必要がある」

 

 

この日の講義の中で、小林先生がどのようなセルフコーチングによって自身の競技力を向上させていったのか、また指導者となった今、どのようなことを意識しながら指導にあたっているのか、といったことが話されました。

 

そこにはコーチングのヒントがたくさん隠されていたと思います。

とはいえ、そのヒントを得られるか否かは受講者の態度にもよるところが大きいです。

 

健康スポーツ学科には日本を制した教員がいるのだから、とりわけ強化部に所属する学生はその先生からヒントを得て欲しいと思います。

 

 

 

また、講義の中で、現在池田先生は小林先生と共同研究をしている、といった話もでました。

 

池田先生はトレーニング科学やバイオメカニクスを専門としています。

そんな池田先生と競技者として日本のトップに立った小林先生は一体どんな共同研究しているのでしょうか?

また、その研究の結果、どんなことが明らかにされるのでしょうか?

とても楽しみです。

 

在学生か学外の人問わず、池田先生と小林先生の共同研究に興味のある人は、ぜひ、先生のところへ行って聞いてみてください!!

 

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

新潟医療福祉大学 陸上競技部HP

https://www.nuhw-tfc.net/

 

 

新潟医療福祉大学 陸上競技部twitter

https://twitter.com/nuhwtandf

 

 

2019年3月 4日 (月)

【授業風景】球技指導法実習Ⅰ(ゴール型)

 

 

高校生のみなさんは、春休みはまだですよね!?

大学生は、2月の上旬頃から春休みが続いています。

 

大学生は休みが多い分、「好きなこと」に時間をかけられる。

これは大学生の特権かもしませんね。

 

 

さて、昨年には健康スポーツ学科のいくつかの授業を紹介しました。

【授業風景】陸上競技(クリック)

 

【授業風景】バイオメカニクス(クリック)

 

【授業風景】テーピング・ストレッチ実習(クリック)

(アスレティックトレーナー関連授業)

 

【授業風景】コンディショニング論(クリック)

  

【授業風景】体育科教育法Ⅱ

などなど。

 

 

今回、今年度行われた授業を紹介します。

 

今年度の球技指導法実習Ⅰ(ゴール型)は第四体育館を利用して、少人数で実施されています。

 

担当は神田勝夫先生と寺田進志先生です。

 

1

神田勝夫先生

 

 

この授業では、学生が指導者役となり、ウォーミングアップやトレーニングメニューを考え、それを実践します。

 

 

2

授業前、和やかな雰囲気で談笑していました

 

 

授業が始まり、神田先生からこの日の流れが説明されました。

 

 

 

 

3

この日のウォーミングアップを担当したのは矢村君(健康スポーツ学科3年)、トレーニングを担当したのは鶴田君(健康スポーツ学科3年)です。

ちなみに、この日のテーマは「キック」でした。

 

 

4

 

 

 

5

矢村君(アルビレックス新潟内定)

 

 

6

鶴田君

 

 

 

まず、全員で体育館内を歩きました。

 

 

 

 

7

その後、二人組になりストレッチをしました。

 

 

8

神田先生と鶴田君

 

 

 

9

落合君と矢村君

 

 

 

 

10

ストレッチの後、一人1個ボールを使ってドリブルをしました。

サッカーのための動きをしながら身体をほぐしたのです。

 

 

11

 

 

少しずつ強度を上げました。

決められた枠の中でドリブルをしながら他の人のボールを蹴る出すゲームをしました。

 

 

12

 

神田先生も混ざってボール出しゲームをしました。

学生たちは、神田先生のボールを出そうと、狙いを定めています。

(ちなみに、この日、寺田先生は怪我のため学生とボールを蹴ることができませんでした)

 

 

13

 

神田先生も負けじと、学生のボールを出そうとしました。

 

 

14

 

ボール出しの後、二人一組になり、アップとして基礎練習を行いました。

二人が向き合い、片方の人が手でボールを投げ、もう片方の人がボールを蹴り返しました。

インステップキック、インサイドキック、トラップから蹴り返す、ヘディングを行いました。

 

 

15

 

 

16

インサイドキック

 

 

 

17

インステップキック

 

 

18

神田先生も胸トラップからボールを蹴り返しました

 

 

 

19

ヘディング

 

 

 

ここまでは矢村君が指導実践を行いました。

この後、鶴田君にバトンタッチ。

鶴田君が指導実践を行いました。

 

 

 

二人組で対面パスを行いました。

インサイドキック、インステップキック、アウトサイドキック、インフロントキックと、様々な蹴り方でボールを蹴りました。

 

 

20

インサイドキック

 

 

21

インステップキック

 

 

22

インフロントキック

 

 

23

もちろん、蹴られたボールをトラップしました

 

 

 

24

 

 

 

 

キックの練習をした後、多様な蹴り方でシュートしました。

 

 

25

 

 

26

 

 

体勢を崩しながらもゴールへシュート!!

 

 

27

 

神田先生もシュート!!

 

 

28

 

 

 

シュートはインステップキックで思い切りボールを蹴ることだけではありません。

インサイドキックで狙ったところへボールを蹴ることもシュートです。

 

 

29

 

 

これらの様子は動画で撮影されています。

 

 

30

 

 

 

矢村君と鶴田君の指導実践が終わった後に、この日の授業を振り返りました。

 

 

31

 

 

32

 

 

33

 

 

34

 

 

  

指導実践を行った学生が感想をいい、それに対して他の学生が「もっと○○すれば良かったんじゃないか」といった意見が出ました。

神田先生も学生の議論を聞き、それらを踏まえながらこのテーマの際の指導上のポイントを解説しました。

 

 

35

 

 

36

 

 

37

 

  

 

今年度、この授業の受講者は少ないですが、その分きめ細かく「指導」を教えることができます。

 

 

健康スポーツ学科には、専門知識を学ぶ講義形式の授業と実践知を身につける実技系の授業があります。

 

理論を知っているだけでは意味をなしません。

それを実践の場で使ってこそ、「知恵」と化します。

 

神田先生も寺田先生もサッカーの指導経験が豊かです。

 

学生は2人の先生からサッカーの指導に関して多くのことを学ぶことでしょう。

 

 

今年度、この科目の受講者は少ないですが、

「サッカーが好き!!」

「指導法について学びたい!!」

といった学生ならば、サッカーの経験を問わずに大歓迎です。

 

先生たちと身体を動かしながら、指導法について一緒に学びましょう!!

 

 

38

 

 

 

神田勝夫先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/kanda.html

 

 

寺田進志先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/terada.html

 

 

新潟医療福祉大学 トピックス&ニュース

矢村健選手(健康スポーツ学科3年)アルビレックス新潟2020シーズン新加入内定およびJFA・Jリーグ特別指定選手のお知らせ

https://www.nuhw.ac.jp/topics/public/detail/insertNumber/2415/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2019年2月28日 (木)

【地域貢献】子どもの運動能力向上教室 ~2月の活動~

 

 

2月の子どもの運動能力向上教室では、鬼ごっこをしたり、ボールを投げる練習をしました。

そして最後に、親子でドッチビーを行いました。

 

 

1_2

 

 

 

2_2

 

 

 

3_2

  

 

子どもチーム対大人チームの試合は2回行われ、なんと、2回とも子どもチームが勝利を収める結果となりました!!

 

教室が終わった後に、ドッチビーの話をしていた親子もいました。

親子で楽しんでいただくことができたのであれば大変嬉しく思います。

 

子どもの運動能力向上教室では、今後も多くの方のご参加をお待ちしております。

興味のある方は、ぜひお越しください。

健康スポーツ学科に所属する大学生が、優しく丁寧に、そして楽しく運動を教えてくれますよ!!

 

 

新潟医療福祉大学 健康スポーツ学科 スポーツ教室

https://www.nuhwsc.com/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

2019年2月25日 (月)

「新潟医療福祉大学だからこそ得られた経験」 ~4年生 太田伶君~

 

皆さんこんにちは。

健康スポーツ学科4年、佐近研究室の太田伶です。

 

今回は私がこの大学で行っているユニファイドサッカーで学んだことを紹介します。

 

スポーツ推薦で私は新潟医療福祉大学に入り、プロの選手になるために強化部でサッカーをしてきました。

しかし、大きな挫折を味わいその道が途絶えました。

その時に出会ったのがユニファイドサッカーでした。

 

「ユニファイドサッカーとは知的障がいのある選手(アスリート)と障害のない選手(パートナー)が同じチームで競技を行うことで、サッカーやスポーツを通じてお互いの個性を理解しあう関係を築く取り組みで、スペシャルオリンピックス日本が、障がいの有無に関わらず誰もがスポーツを楽しむ環境が当たり前となるよう、このようなユニファイドスポーツの普及を促進しているものです。

 

 

1

 

 

スペシャルオリンピックス日本 2017年第2回全国ユニファイドサッカー大会

優勝

 

スペシャルオリンピックス日本 2018年第3回全国ユニファイドサッカー大会

4位

 

2018年第1回スペシャルオリンピックス日本・福井ユニファイドサッカー競技会

優勝

 

 

最初は知的障害がどのような障害で、どこに障害と言われる部分があるのかわかりませんでした。

しかし、ユニファイドサッカーに関わって二年が経った今、障害を理解し、個性を認め合うことがでるようになりました。

 

まず、私は障害者の症状や、気持ちがわからなくても、理解しようと思いました。

わからないからといって、壁をつくるのではなく、理解しようと歩みよるのです。

障害に関する資格を取得したり、彼らとLINEをしたり、一緒に飲みや、ご飯に行ったり、バイト先に遊びに行ったり…

このように、練習以外でも日常的に障害者と同じ時間を過ごし、理解していきました。

 

アスリートは私たちよりもはるかに勝利へのこだわりが強く、負けるととことん悔しがります。

1つ1つのプレーに対する執着心、チャレンジ精神は、はるかに私より優れていると感じます。

それは、健常者と言われる人の世界には沢山の当たり前が存在しているからだと思います。できて当然、感じて当然、理解して当然と知らず知らずのうちに当たり前と錯覚してしまっているのです。

 

しかし障害者は何かができないことの辛さや寂しさ、また、できるようになったことの喜びや楽しさを、当たり前ではなく心の底から感じとっていると思います。

当たり前と錯覚するのではなく、大きな幸せと捉えることができているのだと感じます。

だから彼らと味わう勝利は普段とは異なる最大の喜びとなり、敗北は重く心に残っています。

 

このように私はアスリートととしてプレーし、日常生活も共にすることで彼らの個性の素晴らしさを知ることができました。

 

 

 

2

 

 

もし、私が大学4年間を順調にサッカーだけをして過ごしていたら、この考え方、感じ方はできなかったと思います。

挫折を経験し、ユニファイドサッカーと出会い、自分の知らない世界を学ぶという、貴重な経験ができたからです。

同じ出来事でも、自分本位ではなく、客観的に、多角的に捉えることで、それに対する解釈が変わります。

解釈が変わると結果も変わります。

 

だからこそ、皆さんには大学で色んな人の考え方、見方、価値観に触れてほしいと思います。それだけで大学に通う意味があるとさえ、私は思います。

ご存知の通り、大学には色んな人がいます。

障害の有無に関わらず、人はそれぞれ違う経験をして人生を生きているため、考え方や、見方、価値観は違います。

その違いを尊重し、相手の長所に学びながら共に成長していくものだと私は思います。

 

是非、自分の持っている考え方、見方、価値観がひっくり返るような経験をしてほしいと思います。

 

私は、これからもユニファイドスポーツを広めていきたいと思い、また、幸運なことにユニファイドの世界を知り、関わることができた人間として広めていくべきであり、その責任があると思っています。

目標を4年後の世界大会に出場することと掲げ、これからもこの活動に参加していきたいと思います。

 

 

3

 

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

新潟医療福祉大学では、優れたQOLサポーターを育成しています。

だから、健康スポーツ学科の学生は競技スポーツだけを実践しているわけではありません。

太田君のように、障がい者スポーツを実践する学生もいます。

 

世間では、健康な人(健常者)だけが暮らしているわけではありません。

本人の意志にかかわらず障がいを患ってしまった人や生まれながらに障がいと共に生きていく人がいます。

そのような人たちと時間を共にすることは、なかなか経験することがないでしょう。

ただ、健康スポーツ学科ではスポーツを通して障がい者と時間を共にすることができます。

これは、かけがえのない経験となるのではないでしょうか。

つまり、スポーツを通して、障がい者と時間を共にし、彼らの個性を理解することで人間としての幅や深みができるのではないでしょうか。

 

障がい者も健常者も、同じ「人間」なのだから、共生できる社会をつくりあげていくことがとても大切でしょう。

 

新潟医療福祉大学では、全学生が1年生の時に「スポーツ・健康」という科目を履修し、そこでは車椅子バスケットボールを実践することになります。

また、健康スポーツ学科の学生には、太田君のように、自ら進んで障がい者スポーツにかかわる学生もいます。

 

このような地道な活動が、共生社会の実現につながるよう、学科の教員も努めていきたいと思います。

 

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

2019年2月22日 (金)

論文が掲載されるまで ~博士課程2年生 山﨑雄大君~

 

こんにちは。

 

大学院博士課程の山﨑雄大です。

 

昨年12月、電子ジャーナル「PLOS ONE」に投稿していた論文が掲載されました。

この論文は、卒業研究で行っていた実験の一部を継続し、まとめたものになります。しかし、僕は現在博士課程ですので卒業研究を行ったのは既に3年? 4年? 前になります。

 

では、なぜ論文になるまで時間がかかってしまったのでしょうか?

 

 

論文掲載に至るまでの経緯と感想を、自分の反省や今後への戒めも兼ねてご紹介したいと思います。

 

 

そもそも、論文が学術雑誌に掲載されるまでには、いくつかの行程があります。

 

①データをとる、まとめる

②論文を書く

③学術雑誌に投稿する

④編集者がチェック → 掲載不可。残念!③に戻る

⑤査読者がチェック → 掲載不可。残念!③に戻る

↓       ↑

↓ → ⑥修正の指示 → 掲載不可。残念!③に戻る

↓   

⑦掲載

 

おおまかにはこんな感じです。

 

掲載不可の場合は、別の学術雑誌に投稿します。⑥は、実験を追加したり、被験者数を増やしたりという大幅な修正を要求されることもありますし、文字の修正などの細かい修正のみの場合もあります。

今回苦労したのは、これらの行程ほぼ全部です。

 

まず、「論文を書く」ことに時間がかかりました。

初めて書く学術論文だったのに加え、英語で書かなければいけなかったため非常に苦労しました。

英語で論文を書いた後には、文法や表現に誤りがないかをチェックするためにネイティブチェックというものを行います。

時間と労力をかけて書き上げた論文が、赤字でびっしり直されて帰ってきたときは、正直萎えました。

 

論文を整えた後は、いよいよ学術雑誌に投稿します (2016年の夏ぐらいです)。

 

そして、、、

 

 

3日後にメールが返ってきました。

「この論文はうちの学術誌では掲載できない」の文章とともに。

 

愕然としました。

 

しかも、これが2、3回続きました。

こうなると、もうメンタルはズタボロです。

 

そんなこんなで、PLOS ONEに投稿しました。

この時点で2017年9月でしたので、すでに初投稿から1年が経っています。

 

 

そこから9か月の空白の時間の始まりです。

査読者にも回らず、ただただ時間が過ぎていくだけ。

 

やっと査読者のチェックが終わったかと思えば追加実験や統計解析の指示が盛りだくさん。

最終的には被験者数を倍以上にしました。

 

そして、なんとか12月にアクセプトまでこぎつけ、大晦日にジャーナルのホームページ上に掲載されたのです。

 

ここまでが論文掲載に至るまでの経緯でした。

 

ここから少し反省します。主な反省点は2つです。

 

1つは英語力のなさです。

海外雑誌に投稿する際には、論文執筆はもちろんですが、投稿規定も、投稿するためのホームページもすべて英語で書いてあります。

また、編集者や査読者とのやりとりも英語で行います。

ですので、そもそも書いてあることを「理解する」ということに時間を費やしてしまい、全体的な作業のスピードが遅かったことが反省点です。

 

もう1つは実験方法の構築の甘さです。

特に、被験者数は足りているのか、統計解析のかけ方は妥当か、など多くのことを査読者から指摘されました。

スタートが卒論の実験だったので仕方ない点はありますが、今後は査読者から指摘をされないような方法を設定しておく必要があると感じました。

 

最後に論文執筆に重要だと思ったことを2点あげます。

 

それは、「スピード感」と「メンタルの強さ」です。

 

査読者に指摘された点を修正するのは、正直しんどいです。

しかし、それを後回しにしてしまうと自分の首を絞めてしまい、後々余計にしんどくなってしまいます。

自分の中で期限を設けて素早く作業をすることが重要だと感じました。

また、メンタルの強さはなによりも大切だと感じました。

投稿中は編集者や査読者から様々な指摘を受けます。

時には、単なる批判ではないかと感じることさえあります。

しかし、それにいちいち落ち込んでいたら心がボロボロになります。

 

これらは、日常生活でも重要なことのような気がします。

 

今後も研究を重ね、論文執筆などの形で世の中に研究成果を還元できるように努めていきたいと思います。

 

長くなりましたが、以上です。

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 博士後期課程

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/doctor/major.html

 

 

新潟医療福祉大学大学院 医療福祉研究科 健康科学専攻 健康スポーツ学分野

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2019年2月20日 (水)

ウィンタースポーツを介したゼミ活動 ~佐藤敏郎ゼミ編~

 

 

こんにちは。

 

 

健康スポーツ学科3年、佐藤敏郎ゼミの桐生開です。

 

 

今回は、佐藤敏郎ゼミ毎年恒例のスキー・スノーボード合宿を紹介します。

 

 

今年は1月18日~19日の2日間、長野県斑尾高原にあるタングラム斑尾東急リゾートに先生を合わせて22人で行ってきました。

 

 

新潟・豊栄駅から新潟駅を経由し、斑尾高原まで約3時間の道のりです。

 

行きのバスの中では、ウィンタースポーツを心待ちにしていることもあり、とてもにぎやかな雰囲気でした。(写真撮り忘れました)

 

 

宿泊先の小さなホテル風小僧さんに到着。

 

 

 

ひとまず、タングラム斑尾のふもとにある木のぬくもりあふれるお洒落なペンションに入りました。

 

 

1_2

 

 

到着したのはお昼前ということで、さっそくお昼ご飯をいただきました。

冬には特においしい、カレーライスです。

 

 

2_2

 

 

 

ご飯を食べたら、さっそくスキー場へ。

3年生の中には、スキー・スノーボードが初めてという学生も多くいました。

 

 

準備を整えて、いざ滑ります。

 

 

3_2

 

 

1日目・2日目とも天気が非常によく、絶好のスキー・スノーボード日和でした。

 

 

4_3

 

 

 

5_2

 

 

各自滑って、16:30にはリフトが止まるので、それまでにはペンションに戻るリフトに乗らないと帰って来ることができません。

 

敏郎先生いわく、何年か前にリフトに間に合わず、泣きながら歩いて帰ってきた生徒がいたのだとか。

 

 

夜には、またペンションで夕食をいただきました。

 

 

なんと、イタリアンのフルコースでした。

一部を紹介します。

 

 

 

6

 

 

 

7

 

 

夕食後は宴会、その後3年生から4年生にプレゼントムービーが贈られました。

 

 

そして、毎年恒例の先生のお誕生日会も行いました。

 

3年生と4年生から、それぞれ誕生日プレゼントをもらい、嬉しそうな敏郎先生を写真でお届けします。

 

 

8

写真左:佐藤敏郎先生、写真右:青柳君(3年生を代表してプレゼントを贈呈)

 

 

9

写真右:工藤君(4年生を代表してプレゼントを贈呈)

 

________________________________________

 

 

 

2日目です。

 

今日も快晴。

スキー場の高いところからは野尻湖も見えました。

 

 

 

10

 

綺麗ですね。

 

2日目も、一日楽しく滑りました。

 

 

 

11

 

 

 

12

 

 

13

 

最後に、お世話になったペンションのオーナー・看板犬ルイくんとみんなでパシャリ。

 

 

 

14

 

とても楽しい2日間でした。

 

 

健康スポーツ学科のゼミには、こんなにも楽しいゼミもあります!

 

来年度ゼミ決めがある健康スポーツ学科現1年生の皆さん。

ぜひ楽しい佐藤敏郎ゼミに来てください。

 

待っています。

 

 

高校生のみなさん、大学生活ではこんなに楽しいこともありますよ!

大学で楽しい日々を過ごしませんか?

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

佐藤敏郎先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_t.html