2021年10月27日 (水)

成人急性期看護学実習Ⅱ

今日は成人急性期看護学実習Ⅱの様子をお伝えします。

この実習は、救急外来や集中治療室(ICU)などにおける高度急性期看護について学ぶ実習です。例年は救命救急センターやICUでの見学実習が中心なのですが、今年はコロナの影響で病院実習を断念しました。そんな逆風にもめげず、学内で一生懸命に学ぶ学生の姿を紹介します。

この写真は、新潟県の救急医療の現状について調べている場面です。グループごとにまとめて発表し、ディスカッションをしながら新潟県の課題を明らかにしていきます。

Img_0187

Img_0188

学内実習では実際の患者に接することができないため、教員が対象を演じたり、模擬患者ロボットを用いたりして現場をリアルに再現し、患者とその家族への対応を学んでいます。

下の写真はICU入室中の患者の観察について、観察ポイントと手順を確認をしている場面です。この後に代表者が実際に実施し、その結果をみんなで振り返りながら学びを深めていきます。

写真に写っているのが、模擬患者ロボットです。このロボットは、脈拍や血圧、呼吸など様々な人体の機能を設定、変化させることができます。高度急性期は、心身の状態が不安定な患者が多く、学生は状態の変化に注意しながら観察・援助を行っていました。

Img_1437

看護の対象は患者だけではありません。突然の病気や事故で救急外来に運ばれた患者の家族はとても動揺しており、その家族を支えることも看護師の重要や役割です。

写真は夫が急病で搬送された妻に対する看護援助の場面です。録画した動画を観ながら振り返り、自分たちが行った援助のよかった点や改善が必要な点を発表しています。(ちなみに妻役は教員です。毎回、妻になりきって演技しています!)

Img_0201

その他に、救急外来における看護師の役割や一次救命処置法についても学びます。1週間と期間が短く、課題も多い実習ですが学生はとても熱心に取り組んでいます。

以上、成人急性期看護学実習Ⅱのレポートでしたhappy01

2021年9月 8日 (水)

2021年度 連携総合ゼミ

こんにちはhappy01

近頃、涼しくなってきましたねsign01

皆さん体調を崩さないように気を付けていきましょうgood

8月31日~9月2日まで連携総合ゼミが開催されましたshine

連携総合ゼミとは、本学の特徴的な取り組みの1つである「連携教育」の一環として、4年次前期に開講されるゼミです!多学科や他大学の学生で1つのチームを形成し、具体的な症例をもとにグループワークを通じて支援策を検討していきますnote

今年度も新型コロナウイルスの感染対策として、オンラインでの開催となりましたpc

今年は、総勢約200名、8つの大学が参加し、フィリピン、台湾、ベトナムなど海外の大学からの学生の参加がありましたairplane

本学は、4年生と大学院生が参加しましたrock

学生全員、4年間で培った知識や技術を活かし、各グループの事例に取り組んでいきましたdiamond

今年度は、18事例を各グループが協働して支援策を検討していきました!!

Img9817

みんなが積極的に意見を出し合いながら、多職種の話を聞き、対象者にとってより良い支援策をまとめていきましたconfident

あまり関わりのなかった多学科の学生さん同士で楽しく交流していましたheart

Img9822

多職種と協働して課題に取り組むことで、連携の大切さやチームワークを学ぶことが出来ましたnote

4日間かけて事例検討を行い、5日目に自分たちで検討したケアプランを発表し合いましたflair

どのグループも対象者にとってより良いケアを検討した様子が伺えましたwink

3_2

この連携総合ゼミで学んだことは、来年からの実践に大いに役立ちますheart01

今後の皆さんの活躍が楽しみです!

shine皆さんお疲れ様でしたshine

2021年7月31日 (土)

4年生科目「看護実践論」

こんにちはnote

東京オリンピックが始まり,暑いsun熱いrock日々が続いていますねsign03

本学からも,競泳競技[バタフライ100M]に水沼選手が登場しましたshine

初出場で,準決勝進出を果たした姿は,多くの感動をくれましたflair

さて,今回は4年生科目の「看護実践論」をご紹介しますscissors

まずは,小児看護学領域の事例です.

Photo

いま,全国的に流行している【RSウイルス】に感染した小児に対する看護をシミュレーションしました.

RSウイルスの主な症状は,発熱や鼻水です.

中には,咳がひどくなり「ゼーゼー,ヒューヒュー」という呼吸が苦しくなる場合があります.

そこでsign01

呼吸の観察と呼吸を楽にするための処置として,[吸引]を実施しました.

子どもに[吸引]を実施する際には,スムーズかつ的確な技術だけではなく,子どもが少しでも安心して,楽に処置を受けられるよう配慮することがとても大切です.

写真のように,学生同士でペアを組み,お互いに協力しながら実施できましたflair

Photo_4

シミュレーション後には,それぞれ気付いたことを出し合い,ディスカッションを重ね,より良い看護について探求しましたsign03

また,別の演習室では,子どもの救急蘇生法を演習しました.

Photo_2

大人と違って身体が小さい子どもの心臓マッサージpaperは方法が異なります.

教員からの指導の下,圧迫する位置・速さ・深さなどお互いに確認し合いながら実施しましたwink

次に,成人看護学領域と基礎看護学領域の事例です.

Photo_3

入院時における患者さんの情報を収集するシミュレーションに取り組みました.

患者さんが入院する際には,今後の治療や看護に向けて,入院までの経緯や現在の症状,これまでかかったことのある病気など,患者さんの情報を収集することが重要です.

事例の患者さんは,【COPD:慢性閉塞性肺疾患】という,主にたばこの煙などの有害物質によって肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気で肺炎を起こして,入院しました.

シミュレーションでは,患者の妻を教員が演じていますhappy01

患者さんは発熱と息苦しさで長く話すことができません.必要な情報を得るために妻にも質問をし,試行錯誤しながら症状の観察と問いかけを実施していました.

1_2

Photo

シミュレーション学習は,1年生の時から実施していますが,3年前に比べると知識・技術・態度それぞれが,グンupupとパワーアップしていましたsign03

学生自身も実感していたようですhappy01heart04

大学4年間の学びが,就職後の臨床実践に大いに活かされることを期待していますnote

2021年7月12日 (月)

看護学部 2021年基礎ゼミⅠ

基礎ゼミⅠとは

基礎ゼミは、本大学1学年の必修科目で大学生活への適応とマナー、大学での学びの基礎を習得することを目的としています。7名程度の少人数のグループに分かれ、メールの送り方や文章の書き方、図書館の利用方法などを学ぶとともに、各グループで興味のあるテーマについて調べ、発表します。

今回は、1つのグループを例に基礎ゼミの様子をお伝えします。

緊張の初回

A先生とB先生の2名で担当するのは新入生7名。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ゼミはすべてオンライン上で行われました。初回は自己紹介と履修登録の確認。学生は寮や一人暮らしのアパート、実家など、それぞれの家から参加しました。

自己紹介では、「〇〇です。出身は△△で、趣味は□□です」と短く伝えるのが精いっぱいcoldsweats01。初めて顔を合わせた学生も多く、緊張の表情が続く初回となりました。

写真はオンラインゼミの様子。画面上で顔を合わせながら会話musicします。

2

テーマの決定

学生が選んだテーマは、「大学生活をより豊かにするおすすめのカフェやご飯屋さん」。ゼミでは、各自が調べて作成したチラシ風資料の発表と意見交換を繰り返しました。文字の種類や大きさ、色はどうするか、写真の枚数や載せる情報はどうするかなど。オンラインで共同作業をする難しさはありましたが、この作業から情報のまとめ方や伝え方、メンバーシップを学んだという感想が聞かれました。

教員を含め9人9色のファイルに綴じ、shine渾身の1冊が出来上がりましたshine

4

2_2

オンラインでお茶会

最終日には”オンラインお茶会”を開催。初回とは異なるリラックスした表情で会話を楽しみました。最後に締めの言葉を任された新入生のCさんは、

「初めはみんなとうまく話せなかったけど、段々と週1回のこのゼミが楽しみな時間になっていきました。参加できて本当によかったと思います。リストに載っているお店にぜひ行きたいです。今後、講義とか演習で一緒になることがあったらよろしくお願いします。」

と笑顔shinehappy02shineで語ってくれました。

この基礎ゼミⅠが大学生活に適応していくための第1歩となった様子でした。

2021年5月19日 (水)

基礎看護学演習Ⅱ

みなさん、こんにちはshine

少しずつ暖かくなってきましたが、体調はいかがでしょうか?

本学では5月10日から対面授業が始まりました!

学生・教員は感染対策に留意しながら実施していますflair

今回は、2年生の「基礎看護学演習Ⅱ」の授業の様子をお伝えしていきますnote

まずは、「無菌操作、創傷処置」の演習の様子ですhappy01

皮膚が傷つくと、そこから体の中に菌が侵入しやすくなります。患者さんを感染から守るために、看護師は消毒された器具が不潔にならないように扱う必要があります。それが無菌操作です!

写真は、消毒綿球で傷を消毒しています。この作業にも、不潔にしないためのポイントが片手paperでは足りない程たくさんあるんですよconfident

Img_9511_2

Img_9512_2

Img_9513

今年度、はじめての演習で2年生のみなさん、緊張していましたが

協力しながら頑張って実践していましたnote

次は、「吸入」の演習の様子ですflair

肺は体に酸素を取り込む臓器で、奥に行けば行くほど酸素の通り道は細く狭くなっていきます。吸入は、液体の薬を霧状に変化させ、それを吸い込むことで肺の奥まで薬を運ぶ治療方法です!

写真は、超音波を用いた吸入器を操作している場面です。超音波式の加湿器を思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思いますshine

Img_0183

最後は、酸素療法の演習の様子ですflair

モデル人形を用いて、実際に酸素マスクを当てる体験もしましたwink

酸素ボンベなども学生達は初めて触ってみましたshine

Img_0184

Img_0187

学ぶことはたくさんあって、大変なこともありますが、

みんなイキイキrockと演習に取り組んでいましたhappy01

これからも頑張っていきましょう!

次回のブログもお楽しみにheart01

2021年2月24日 (水)

【看護師 国家試験】

こんにちは。

看護師、保健師、助産師の国家試験 pencil

無事終わりました。

20210212n1caf931670cc48c48f7103d2b

上記3つの試験について新潟県では本校 schoolが試験会場となりました。

天気は晴天sun マイキャンパスschool での受験は、

学生達の緊張を和らげたことでしょうsign01 winkshine

20210212wb3929d7f6f1944f8c85c08f58

3年生からの応援メッセージ cherryblossom

 ホワイトボードいっぱいのエールsign03 4年生にしっかり届きましたよ

(3年生は、試験まであと一年!と気持ちを新たにした日でもあります)

20210212wb2_eb7766c3ca744b2e942932

教職員からのエールに、「頑張って来ますッsign03 happy02shineと力強く応える

学生の姿は、たくましさを感じました。clovershine

それぞれの将来hospital に向かって、

試験対策でも苦手を見つけeye、トコトン向き合い

学習pencil を重ねてきた学生達sign03

たくさんの応援を胸に、実力を発揮できたことと思います!happy01passheart04happy01

全員の合格を祈るsign03sign03sign03

2021年1月17日 (日)

2020年度国家試験に向けた団結式が実施されました

明けましておめでとうございますtaurusshine

本学科のブログをいつもご覧いただきありがとうございます。

今年も本学科の魅力を皆様にお届けしていきたいと思いますheart

さて、看護師・保健師・助産師国家試験まで1か月を切りましたsign03

4年生はラストスパートをかけて毎日勉強に励んでいますgood

本学では、定期的に国家試験に向けた模試を実施しており、

例年、最後の模試の際には士気を高めるupupため

学生全員で「団結式」を行っています.

学科長から励ましのお言葉は・・・・happy01

2020

今年は,大ヒットアニメ「鬼滅の刃」バージョンです!

 き:きもちをいれて  

 め:めいっぱい

 つ:つぎからつぎに 

 の:のりこえて

 や:やるだけのことはやりました

 い:いまはただ全員で

 ば:ばんざい、合格、目指しましょう

受験者代表誓いの言葉や各教員からのエールで

学生全員が一つとなり士気も高まったようですrockshine

2021

2020_2

下学年生や同窓会からも合格を祈る品が贈られましたpresentnotes

2020_3

4年生は大いに実力を発揮してくれることでしょうpasshappy01pass 

教職員一同、最後の最後まで学生をサポートしますsign03sign03

ファイトrocksign03rocksign03rocksign03

2020年12月 3日 (木)

シミュレーショントレーニング

こんにちはwink

12月xmasになり、本格的に寒くなってきましたねsnow

みなさん体調はいかがでしょうかsign02

暖房が必要な時期ですが、換気や加湿をしっかりと行い、

感染症の予防に努めていきましょうdanger

さて、今回は看護学科の1年生がシミュレーショントレーニングを

行っている様子をお伝えしますcamerashine

本学の看護学科のシミュレーションセンターには

高性能シミュレーターが3体ありますsign03

3体それぞれの特徴や性能を活かした学びをしていましたよpencil

男性成人のシミュレーターでは、患者さんの脈拍に触れたり、

胸の音やお腹の音を聴くear練習をしていましたgood

以下は学生さんが血圧の値を教員と確認していますeye 

Image0_1

産婦さんのシミュレーターでは、分娩時の介助を学んでいましたconfident

分娩がしやすいように足の位置を整えていますrock

Image1_1

産婦さんから「暑いですsweat01」と訴えがありましたeye

学生さんは自ら考えて、うちわであおいであげていましたflair

Image2_1

この子は小児のシミュレーターですlovely とってもかわいいですねcatface

Img_9175

みんなで胸の音を確認していますear 

Photo モニターはシミュレーターに設定された脈拍などの値が表示されていますupwardleft

聴診器は子ども用を使用していましたよeye

Photo

脈拍や呼吸数などの基準値は、大人と子どもでは異なっているのですbookpencil

シミュレーターが3体あることで、「正常」や「異常」を

実際に近い形で学ぶことができますrockshine

学生さんたちは、実際に患者さんに行う観察や測定を

シミュレーターを用いて体験することができ、

大変よい学びとなっておりましたgoodgood

以上、シミュレーショントレーニングの様子でしたpaper

2020年11月23日 (月)

「成人急性期看護学実習Ⅱ」

こんにちは。

最近ぐっと寒くなってきましたねsweat01

学生達も、手洗い・マスク、体温チェックをして、

感染症対策を行っていますpapershine

皆さんも風邪をひかないように気を付けて下さいねconfident

今回は、成人急性期看護学実習Ⅱの様子を紹介します。

今年度はコロナウイルス感染症の影響により

施設での実習期間が短くなったため、学内での実習が強化されています。

成人急性期看護学実習Ⅱでは、

緊急状態にあり集中的な治療が必要な患者さんへの看護を学びます。

学内実習ではメディカルシミュレーション教育センターを

使って実習を行っています。

Img_2450
急性心筋梗塞の患者さん(シミュレーター人形)に対して、

全身状態の観察を行っている場面です。

患者さんには点滴や酸素マスクなどがついています。

壁のTVモニターには、患者さんの心電図波形が表示されます。

学生は患者さんの訴えを聞きながら、声をかけています。

Img_2449

聴診器で胸の音を聞いたり、脈拍や血圧を測っています。

看護師役の2人が協力しながら観察を行います。

Img_2447

緊張しながらも、コミュニケーションをとって対応しています。

3密に注意し、フェイスシールドをしながら実習を行っています。

Img_0875

最後に、自分たちが行った看護について振り返りを行っています。

良かった点、工夫が必要な点を共有し、学びを深めていきます。

学生達は学内でも一生懸命に実習に取り組んでいますhappy01

以上、3年生の成人急性期看護学実習Ⅱの様子でしたshine

2020年11月 5日 (木)

手洗いは大切

みなさん、こんにちはnote

10月に入って肌寒い日々が続いていますが、

いかがお過ごしでしょうか?

新型コロナウイルスだけではなく、

インフルエンザにも気を付けたい時期になりましたねbleah

さて、今回は「感染防御と管理」の授業、演習での

様子をお伝えしたいと思いますgood

後期からは制限がある中で演習もできるようになりました。

対面での授業は学生の皆さんの楽しそうな笑顔もあり、嬉しいです。

Img_1506

彼が今回の主役です。

彼によって学生さんたちが正しい手洗いを

しているかがわかります。

Img_1575

まずは専用の液を手に付けますpaper

しっかり付けたら、彼のところに手をあてますsign03

(学生さんはフェイスシールドをつけています)

Img_1511

Img_1515

これが手を洗うことでどうなるのでしょうか、、、

結果は、、、

Img_1517

Img_1516

かなり落ちているのがわかりますねsign03


でも爪の周囲やしわのところに残っているのが見えますか?

爪は短く切っておくのが感染予防として重要です。

手にはいろいろな汚れや細菌・ウィルスがついている

可能性がありますので

しっかり手を洗うことが重要です。

冬に向けてさらに念入りに洗いましょうsign03paper

ではまた次回お会いしましょうscissors

看護学科 詳細リンク