北日本支部医学検査学会で受賞されました!
みなさん、こんにちは。
新型コロナウイルスが各地で再び増えてきていますね。
今以上にみなさんお気を付けください。
さて、本日は明るいニュースを一つ。
臨床技術学科の阿部拓也助手が「日本臨床衛生検査技師会 北日本支部医学検査学会第8回」で「学術奨励賞」を受賞されました!
おめでとうございます!
ということで、阿部拓也助手にコメントを頂きました。
①研究タイトルを教えてください。
「PTA術後短期間でVascular accessの再狭窄に影響する因子は何か?」
②どのような研究内容ですか。
「Vascular access(VA)は、血液透析の際に大量の血液を脱血し、かつ返血するための出入り口です。透析患者には重要なVAですが、持続透析により次第に血栓や石灰化などができ、VAが狭窄してしまいます。その際に、経皮的経管的血管拡張術(Percutaneous Transluminal Angioplasty; PTA)を行い、狭窄部をバルーンで膨らませ拡張させます。
しかし、PTA術後に短期間で再狭窄となり、再度PTAが必要となる患者がおり、決まって同じ患者が再狭窄していることが推測されました。再狭窄を繰り返す患者が持つどのような因子が原因であるかは明かではないため、血液データを解析することで血中リンが高値の患者に再狭窄リスクがあることを解明しました。これにより、血中リンのコントロールにより再狭窄を予防できる可能性を示しました。」
「臨床にでてほぼ毎日、ダブルライセンスを活かす方法を思案しておりました。すると幸運にも臨床技術学科卒業生が4人(検査2人、工学2人)も前病院に集まり、シャントエコーを充実させるために協力して業務を担っておりました。本研究は、ダブルライセンスを持つ臨床検査的視点と臨床工学的視点が融合することにより遂行できました。これは、本学科で取得できるダブルライセンスが臨床で活躍した一例です。ぜひ本学科で学んだ知識、チームワークをフル活用してご活躍されることを期待しております。」
受賞おめでとうございます!