図書館便り＠ブックワームの独り言

現在、図書館HPのリニューアル作業をしています

現行のページはそれ以前の様式を大きく変更して作成しましたが、
それから2年。この間、図書館のサービスは大きく変化しました。

例えば・・・
　
　・学外者カード発行要件の拡大
　・リクエストサービス開始
　・実習貸出開始

その都度HPの更新も行ってきましたが、つぎはぎだらけになってきましたし、
ITの進歩も著しく、HPのトレンド技術としてもいろんなことができるようです

そこで、リニュ～～アル

技術的な部分はHP作成業者さんにアドバイスいただくこととして、
図書館としてはHPという家の施主にあたるわけで、わがままな
リクエストを出していこうと思っています。

　「玄関にあたるTOP頁のイメージはこうして欲しいな」
　「階層はシンプルに、できれば平屋に近い状態で」
　「玄関を通らずともリビングに直接行けるようにして」

特に最後の「玄関を通らずとも・・・」という例えは、大事なんです。
というのは、Googleなど検索エンジンがこれだけ発達した現在、作成サイドの
都合で皆が玄関（TOP頁）から行儀良く、順序だってアクセスしてくれるとは
限らないからです。

皆それぞれ、各自の都合でドタドタとリビングに入ってくる
・・・ということを想定したつくりにしないといけないのですね。

本学図書館を始めて利用したいという学外者は、利用案内をまず見るでしょう。
データベースにアクセスのために訪れる常連の先生もおられるでしょう。
今日は何時まで開館しているか知りたい学生さんはカレンダーをチェックします
よね。

ということで、三次元的に何処からでも入り込めるリビングをイメージした頁が
求められています。

しかし、そうはいっても玄関としての入り口機能は大事。
大学図書館のTOP頁にどのような項目を掲載するのが良いのかを示したガイドラ
インが存在するほどです。

http://www.slis.keio.ac.jp/~ueda/univlibguide/toppageguideline.html

作成経過を随時報告しますね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ほ）

12月に入りました。
先月の話ではあるのですが、どうか聞いてください

実は・・・10月～11月にかけて、どこの大学図書館も繁忙期なんです。
というのも、来年度購読する外国雑誌を決めるのがこの時期だからです。

一口に「雑誌」といっても、契約の際に留意する事柄として、その切り口、
捉え方は様々です。例えばですね・・・

　・国内雑誌か外国雑誌か？
　・週刊・月刊・季刊などの刊行頻度は？
　・刊行タームは4月～3月？それとも1月～12月？
　・刊行媒体は紙ベース？それとも電子媒体？
　・書店を通じて購入可能？出版社との直取引？
　・支払は一括前払いか、都度払いか？

それ以前に、そもそも雑誌なのか図書なのか？
BooKとMagazineを組み合わせてMooKと呼ばれる資料も存在する
今日であります


外国雑誌の価格は外貨での金額表示となりますが、円ベースで計算
する際には外国為替の動向が支払に大きく関係してきます。

例えば年間100ドルの雑誌の場合、

　1ドル100円だと仮定すると10,000円
　円高が進み80円だとすると、8,000円となります。

これが図書館全体だと非常に影響が大きい

また雑誌の購読には代理店の手数料が加わります。
故に、どの代理店さんに発注するかの判断は大変重要。
毎年毎年、お見積りをいただいて比較検討しています。

ただ、ここが難しいところでもあるのですが、価格は安いは、モノは
届かないはでは話になりません。特に外国雑誌の場合、欠号が無く、確実に
モノが届くことが最重要事項。さらに電子ジャーナルなどのアクセスのサポートを
丁寧にしてくださる業者さんを選んでいます。

ところで、以前ご紹介しましたが、再度確認です。

紙ベースの所蔵を調べるにはOPACを使用し、
電子ジャーナルのタイトルを調べるにはAtoZを活用してくださいね。
http://nuhw.blog-niigata.net/nuhwlibrary/2009/06/opacatoz-cd27.html

次年度はトライアルしていますOUPの電子ジャーナルの購読も決定しました。
http://www.oxfordjournals.org/japan/

お楽しみに～。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ほ）