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2009年9月

2009年9月29日 (火)

希望図書(リクエスト)制度について

book読書の秋
noodle食欲の秋
soccerスポーツの秋
maple紅葉の秋

朝夕の肌寒さが気持ち良い毎日catface。筆者、一番好きな季節です。
てなことはさておき、今回は前回の予告どおり、「希望図書(リクエスト)制度」
ご紹介します。

 >関連分野の資料を広範囲&Deepに揃える努力を継続していきます。
 >ただそのために皆さんの声も聞かせてください。
 >次回はその仕組みである「希望図書(リクエスト)制度」を紹介しますね。

いきなり大人の事情を吐き出すのはなんなんですが、
図書や雑誌や視聴覚資料を購入するお金には限りがあります。

図書館は大学内の一組織であり、学生さんの学習を支援したり、先生方の
研究や教育を支援したりすることが使命ですが、あらゆるものを皆の納得の
いくだけ十分に購入することは、多分(いや大いに)難しい。

その意味でどの分野の資料をどの媒体で、どのくらい買うのかは、モット言
えば、どんな資料を買うのかは選択の連続なのです。

その選択は、専門分野の知識豊富な先生方と、図書館職員で構成される
委員会で行われるのが基本です。

でも、皆さん感じたことありませか?

 「俺(私)の必要としている図書がいつも無いんだよねぇ」 って・・

「そんなこと思いませんよ」と言って欲しいのですが、多かれ少なかれそう
感じるのもいたし方ありません。多分、たくさん資料を持っている東大の学生
もそう捉える瞬間があるだろうし、新大の利用者だってそう考えることもあると
思うのです。

そこでです。
「本学図書館の主たる利用者である学生さん自らも、図書館の蔵書を
作り上げて行きませんか」という趣旨で始めたのが
「希望図書(リクエスト)制度」です。

いつものことながら前置き9割、本題1割で申し訳ありませんが、内容はdownwardleft
見てください。
http://www.nuhw.ac.jp/~library/news/rikuesuto.pdf


現在まであまり活用されていませんで、暴露してしまいますが、これまでいただ
いたリクエストの資料購入率。。。。十割です。

(ここまで書いちゃって大丈夫か、俺gawk?)   是非!
                                           (ほ)

2009年9月24日 (木)

実習貸出について

標記貸出制度ご存知でしょうか?
今回は、ここ数日お問い合わせの多い「実習貸出制度」についてお話いたします。

この制度は名前の通り、「実習期間中の長期貸出制度」です。
通常の貸出期間2週間を超えて、例え3週間でも5週間でも8週間でも実習期間中は
貸出OKとし、実習中の課題などを資料面からサポートする制度です。

但し(容易に想像できると思いますが)そうなると学内の図書が品薄になることも
懸念されます。そこで落とし所が肝要。いくつかのルールがあります。


 one貸出冊数は上限5冊のうちで3冊まで
 two期間は実習期間+前後1週間程度
 three指定図書は対象外
 four手続きは「教員のサイン+押印」を必要とした紙ベースの申込制


また、これ以外に通常の貸出ルールも適用されます。例えば、


 five延滞罰則期間中は手続き不可
 sharp現在貸出中の図書をそのまま実習貸出に切り替えることもOKですが、
 six継続は2回目まで
 seven予約者優先
 eightその他の長期貸出資料からの切替(延長)は不可


ということで、現在夏期の長期貸出期間ですが、
「今借りている図書を実習貸出に切り替えたい!どうしらた良いですか?」
という問い合わせが寄せられています。
これはeightで書きましたように不可です

「一旦、返却してください。その図書が書架に並び、それを実習貸出として
手続きするのであれば、OKです」と、図書館ではお答えしています。



皆が順番に実習に出たり、通常の授業期間中だったり。
ということで、このルールの中で資料を共有しましょう。

その意味で、理由無き延滞は自分に唾するようなものng。ご注意くださいね。


オット、声が聞こえてきましたよear
「図書館でもっと図書を揃えてくれ」ってsign03

承知です。
関連分野の資料を広範囲&Deepに揃える努力を継続していきます。
ただそのために皆さんの声も聞かせてください。

次回はその仕組みである「希望図書(リクエスト)制度」を紹介しますね。


●申込書雛形↓
http://www.nuhw.ac.jp/~library/guidance_1/img/application_3.doc

●記入事例↓
http://www.nuhw.ac.jp/~library/guidance_1/img/appl3_sample.pdf

                                          (ほ)

2009年9月17日 (木)

図書館のし・ご・と 【開館準備】

少し前に「夏休みの図書館」ガランとしているという記事を書いたばかりですが
http://nuhw.blog-niigata.net/nuhwlibrary/2009/08/post-8333.html

撤回sweat01
数字だけ見るとここ最近は、通常の授業日と同様に学生さん結構来ています。

ただ1点だけ違う点があります。
それは開館時=9時に開館を待っている学生さんの数sign01

試験期になると入館の順番を待つ学生さんが100人も!という日もありますが、
夏期期間は数人。この点だけ、「夏やすみの~」という感じです。

この話題に関してですが、以前、開館時間を早めて欲しいという要望が出たこ
とがありました。そのときは開館準備に時間が必要なため、「不可」というお返事を
いたしました。

図書館はただ“開けていれば良いや”とは考えていませんでdash
気持ちよく使ってもらうために毎日の開館前作業が必須なのですdashdash


具体的にはこんなことしています。

 ・当日の新聞の用意と古い新聞の移動
 ・電灯、PC、コピー機、ゲートなどの電源ON
 ・コピー機の用紙やトナー補充
 ・図書の書架への返却作業と、書架整理
 ・机上の掃除(消しゴムのカスがスゴイんだpout・・)


これらの作業を開館前の30分間で行います。
実はこれが結構あわただしいんです。

ということで、開館前に行列を作ってくださる皆さんには申し訳ないのですが、
しばらくはこの9時開館でお許しください。

                                      (ほ)

2009年9月11日 (金)

電子ジャーナル利用上の注意

蔵書点検が無事終了しました。ありがとうございました。

実はこの間、少数ではありますが、「図書館が閉まっていて困る」という
声を聞きました。開館していて当たり前の図書館を目指してはいますが、
存在価値を再確認いただけたのかな?少しうれしく感じましたcatface


で、今回の本題です。

HPにも掲載しましたが、8月から導入している「メディカルオンライン」におき
まして、不正アクセスがあったとお叱りを受け、2日ほどサービス提供が中止
されました。

何が不正かということですが、下記に禁止事項を列挙します。
これは全ての電子ジャーナル利用に関し、共通して遵守すべき事柄です。


 oneダウンロードしたデータの改編 
 twoダウンロードデータおよび印刷物等の複製、および第三者へ再配布 
 three機械的な大量ダウンロード(ダウンロード支援ソフトウェア、ロボットなど) 
 four通常の使い方の範囲を超える手動による大量ダウンロード

今回はfourに抵触しました。

図書館からの周知広報が行き届いていなかった反省もありますweep
今後はデータベース、電子ジャーナルの使用方法と併せて、注意事項も併せて
お伝えしていきたいと思います。

これをお読みの皆さんにおきましては、利用上の注意をお守りの上、ご使用な
されますよう、お願いいたします。

                                         (ほ)

2009年9月 9日 (水)

水泳関連の小説+α

か~ッと来るような熱い時期sunに涼しくなるような水泳を題材とした小説の
ご紹介を企画してはいましたが、のびのびになってしまい、今年の状況では
1年先になってしまいそうgawk  ということで企画を強引に遂行します。

まずはこれでっしょうsign01

「Dive!!(上・下)」 森絵都 角川文庫


とびこみ競技にかける少年たちを描いた青春小説の代表作。
映画にも漫画にもなりました。本学図書館所蔵あり!です。

その他・・・
実は自分の記憶、またネットでも探したのですが、水泳を扱った小説はそん
なにないんですよね~。企画の意味が薄くてスミマセンが、逆に皆さん知って
たら教えてください。

「ウォーターボーイズ」  矢口史靖 角川文庫
「Water」 吉田修一 「最後の息子」収録 文春文庫

「水の中の八月」 関川夏央 講談社文庫


と並べたところで、関川夏央さんのお名前が。
ご存知ですか?関川夏央。この方、新潟県長岡の出身。
最近も「寝台急行「昭和」行」という新刊を書店で目にしましたが、
筆者にとって昔、多読した作家さんのひとりなんです。

ということで急遽企画変更smile

この関川夏央、1980年台後半、韓国・台湾・香港・シンガポールなどが新興
工業国と呼ばれていた時代に、韓国を題材にしたルポルタージュなどを精力
的に発表していました。

「ソウルの練習問題」 新潮文庫
「むかし「戦後」という時代があった」 新潮文庫
「海峡を越えたホームラン 」 双葉文庫・朝日文庫
「退屈な迷宮」 新潮文庫
「よい病院とはなにか」 講談社文庫
「森に降る雨」 文春文庫
「貧民夜想会 」 文春文庫
「東京からきたナグネ」 ちくま文庫
「韓国読本」 福武文庫



大学生という多感な時期に、世の中の不誠実な部分への疑問や怒りを、
そして自分への焦燥感などを、関川さんの本を読むことで解決しようとし
ていた・・そんなことが思い出されますcatface

在学生の皆さんには、ず~と読み続けられる作家と出会えるよう、
図書館としてはお手伝いしていきたいと思います。            (ほ)