4年生科目「看護実践論」
こんにちは
東京オリンピックが始まり,暑い熱い日々が続いていますね
本学からも,競泳競技[バタフライ100M]に水沼選手が登場しました
初出場で,準決勝進出を果たした姿は,多くの感動をくれました
さて,今回は4年生科目の「看護実践論」をご紹介します
まずは,小児看護学領域の事例です.
いま,全国的に流行している【RSウイルス】に感染した小児に対する看護をシミュレーションしました.
RSウイルスの主な症状は,発熱や鼻水です.
中には,咳がひどくなり「ゼーゼー,ヒューヒュー」という呼吸が苦しくなる場合があります.
そこで
呼吸の観察と呼吸を楽にするための処置として,[吸引]を実施しました.
子どもに[吸引]を実施する際には,スムーズかつ的確な技術だけではなく,子どもが少しでも安心して,楽に処置を受けられるよう配慮することがとても大切です.
写真のように,学生同士でペアを組み,お互いに協力しながら実施できました
シミュレーション後には,それぞれ気付いたことを出し合い,ディスカッションを重ね,より良い看護について探求しました
また,別の演習室では,子どもの救急蘇生法を演習しました.
大人と違って身体が小さい子どもの心臓マッサージは方法が異なります.
教員からの指導の下,圧迫する位置・速さ・深さなどお互いに確認し合いながら実施しました
次に,成人看護学領域と基礎看護学領域の事例です.
入院時における患者さんの情報を収集するシミュレーションに取り組みました.
患者さんが入院する際には,今後の治療や看護に向けて,入院までの経緯や現在の症状,これまでかかったことのある病気など,患者さんの情報を収集することが重要です.
事例の患者さんは,【COPD:慢性閉塞性肺疾患】という,主にたばこの煙などの有害物質によって肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気で肺炎を起こして,入院しました.
シミュレーションでは,患者の妻を教員が演じています
患者さんは発熱と息苦しさで長く話すことができません.必要な情報を得るために妻にも質問をし,試行錯誤しながら症状の観察と問いかけを実施していました.
シミュレーション学習は,1年生の時から実施していますが,3年前に比べると知識・技術・態度それぞれが,グンとパワーアップしていました
学生自身も実感していたようです
大学4年間の学びが,就職後の臨床実践に大いに活かされることを期待しています