普段とは違う生活を送る1時間
皆さん,こんにちは Jです
6月も中旬に差し掛かり,先週末に入梅となりました今のところ,雨は降っていませんが,これからまたあのジメジメした日々が続くとなると気が重いですね
さて,今日は4月に入学した1年生の授業風景をお伝えします
下の写真は作業療法学概論の課題を行っている風景です
この学生が着ている服や掛けているアイマスクなどに注目してください
これは,高齢者になった時の擬似体験が出来る道具ですヘッドホンをつけてわざと耳を聞こえにくくしたり,ベストのポケットに錘を入れ体を重く感じたりする体験をするためにこの道具を使うのです
他にも,脳卒中後の利き手の機能低下を体験するために,自分の利き手に三角巾をつけるグループや歩行障害を体験するために車椅子を利用するグループがありました
そして学生には高齢者体験や,利き手の使用制限をした状態で,大学内で1時間過ごしてもらいます
1時間後,戻ってきた学生は「普段何気なく生活している動作や学内生活も,ほんの少し制限するだけで大変だった」と感じたようです
皆さんが,将来作業療法士として関わる方の多くは,心身に何らかの障害を抱えています.
今回の体験を通して,「障害を抱えて生きる事,生活に制限があるという事はどういうことなのか?」を感じ取ってもらえていれば幸いです.
その気持ちを大事にしていければ,きっと良い作業療法士になれるのではないでしょうか?
入学して2ヶ月,大変な事も多いけど,充実した大学生生活になるよう応援していますね