6月11日（金）～13日（日）にかけて、日本作業療法学会が開催されました
今年の会場は宮城県仙台市。
会場近くの伊達正宗像
学会では、日ごろ作業療法を実施している中で上手くいったことや工夫したこと、あるいは作業療法の研究による新しい発見などを発表し、様々な人と意見交換や議論を行います。
それをまた、自分の勤めている病院や施設に持ち帰って、患者さんのために役立てたり、研究の内容を深めたりしていきます
新潟医療福祉大学作業療法学科からは、7名の教員が発表者や共同研究者として参加してきました
学会では、多くの作業療法士の先輩方の講演を聞くことができるのも楽しみの一つです
作業療法の領域は幅広く、脳卒中の作業療法・精神障害の作業療法・高齢者のこころの健康・子どもの特別支援教育など多岐にわたる講演が行われました
また、学会では卒業後の学生にも会うことができ、その成長ぶりに驚かされることもしばしばです
本大学関連病院の作業療法士の方と卒業生と一緒にパチリ
来年の学会も楽しみです（in 埼玉
）
1年生の授業項目に『作業療法士概論
』と言う授業があります。
今日は、この授業の一部である『障害の体験』を紹介します
障害の体験では・・・
視覚障害・聴覚障害・身体の麻痺による障害などをアイマスクや車椅子などを使って疑似体験します。
これは対麻痺体験（両足を動かすことができない想定）の様子です。
車椅子に乗って校内を移動します。初めての車椅子の操縦に苦戦しています
歩いていたら気にならないような段差や坂に気付き、車椅子生活の大変さを感じることが出来たようです。 
続いて、視覚障害体験の様子を見てみましょう
アイマスクで目を覆い、白杖に頼りながら校内を移動します。
「何も見えないと動くことが怖い」
自然と歩幅も狭くなっています。
視覚を頼りにして普段の何気ない生活が送れていることに気付けたようです。
障害の体験は1時間と短い時間です。
しかし、この短い時間で感じた気持ちや体感した困難は作業療法士を目指す１年生にとって貴重なものだったのではないでしょうか
入学して約2ヶ月。少し成長した1年生でした
来る6月19日（土）に、第2回キャンパスツアーが開催されます
今回の作業療法学科の内容は・・・
①学科紹介
担当は能村先生、担当されている科目は高齢期の障害や地域の作業療法学などです。
先日、南米チリで行われた世界作業療法士連盟世界大会に参加してきたばかり
詳細はhttp://www.nuhw.ac.jp/
②施設見学
普段、授業で使っている教室や道具を実際にみたり触れたりできます
③体験プログラム
～するりとゆでたまご 片手での調理体験～
もしも片手が不自由になったらどうやってゆでたまごを食べますか
身体に障害をもった方が、自分らしい日常生活を取り戻していく過程をお手伝い
するのもOTの仕事のひとつ。
このほかにも、不自由になった身体を助ける様々な調理や食事の道具を試すこ
とができます。
この機会にOTの仕事の中身を少しのぞいてみませんか
④個別相談コーナー
受験や就職、勉強の内容、仕事のことなど、気になることを相談
教員や、実際に受験・勉強を体験してきた学生がじっくり話しをお聞きします。
片手でむいたゆでたまごをパクリとほうばりながらでもOK
お気軽におたちよりください
申し込みは今からでも大丈夫
>>詳細・お申込はこちら
それでは、お待ちしています
全国ＰＴ・ＯＴ学校連絡協議会とは、ＰＴ（理学療法士）・ＯＴ（作業療法士）の学校の連携と発展をはかることを目的に全国の養成校が連絡や協議を行う会です
新潟医療福祉大学もその会員校になっています
今年の総会・研修会会場は鹿児島
作業療法学科の教員が参加してきましたので、その長旅の様子をご紹介します
5月21日
新潟から中部国際空港で乗り継いで，今年度の開催地である鹿児島へ
鹿児島空港に到着後、最近パワースポット巡りに少しだけ目覚めている教員 Ｉ
まずは鹿児島の一押しパワースポットである霧島神宮へ
ついで、昨今の坂本龍馬ブームにあやかり、龍馬さんとお龍さん夫妻が新婚旅行で行かれた温泉へ
「ここに龍馬さんもお入りになったのかぁ～」と思いながら、温泉水を一生懸命お肌につけ、ちょっとだけ歴女な気分
5月22日
総会当日は、鹿児島中央駅近くの鹿児島県医師会館へ
スーツ姿の全国理学療法士・作業療法士養成校の教員が集い、これからのリハビリテーション教育界のことが話し合われました!
研修会では、名古屋大学医学部保健学科作業療法学専攻の教授であり、精神科医の鈴木國文先生が、社会の変化および精神障害の変化とリハビリテーションを学ぶ昨今の学生さんの特徴について、わかりやすく解説して下さいました
5月23日
帰りは鹿児島⇒伊丹乗り継ぎ（滞在時間35分間）⇒新潟空港の計画
しか～し!!この日は天候悪く
鹿児島空港で約1時間遅れの離陸
当然、伊丹では予定していた新潟便は発ってしまったあと
「申し訳ございません、次の便は5時間後です・・・」と言われ、あららららら～
いやぁ、伊丹空港での5時間待ちは、さすがに、疲れましたぁ～
4月から総合実習へ行っていた4年生が帰ってきました
また来週（6月7日）から2回目の実習がスタートするので
つかの間の休息・・・といったところでしょうか
総合実習では、8週間、病院や施設で患者さんの評価から治療までを経験します。
学校での勉強とは違った経験がたくさんでき、苦労も多かった分、充実感も味わえた日々だったと思います
今日は2回目の実習がスタートする前にオリエンテーションが開かれたので、その様子を紹介します。8週間の実習を終えてお疲れ気味の4年生に担任の先生からねぎらいの言葉をいただきました
4年生の真剣なまなざし。実習を楽しめた学生も苦労した学生も、8週間の経験をつんで
一回り大きくそしてたくましくなりました
あと8週間、貴重な体験と充実した日々がすごせることを願って。
お疲れ様＆もう少しだ がんばって
