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2016年8月

2016年8月30日 (火)

守る! あなたの眼 

8月28日 市民公開講座

守る! あなたの眼 が開催されましたsun

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緑内障から生涯の QOLを守る

福地 健郎

新潟大学大学院医歯学総合研究科 視覚病態学分野 教授

 緑内障は眼圧がその他の様々な因子と複合して視神経を障害し、視野が欠損する疾患です。2000年~2001年にかけて日本緑内障学会が岐阜県多治見市で行った緑内障に関する大規模疫学調査「多治見スタディ」の結果から、緑内障の有病率は5.0%と報告されました。この有病率は現在の人口構成で再計算すると6.7%にものぼると考えられています。緑内障は年齢とともに増加し、この有病率は70歳台では10%を超え、日本人は高齢になった時に10人にひとり以上が緑内障になると考えることが必要です。 緑内障は失明する危険性のある疾患です。また、緑内障による視神経の障害は非可逆的で、一度、欠損した視野は元には戻りません。早期に発見し、適切に治療・管理することが、生涯にわたって十分な眼の機能と生活の質(QOL)を守るためには重要です。緑内障による視野障害の進行によって QOLは低下します。日常では両眼で生活しており、また疾患そのものがゆっくりと進行していくので、自覚症状はわかりにくい。視野感度と自覚症状の関連を調べると、視野障害が著しく進行した状態になるまで症状を自覚しないことが多いようです。しかし、最近の研究では、自覚症状を感じる以前から、運転や読書などの能力が低下していることが明らかとなってきており、治療・管理についてもう一度、考え直さなければいけない時期になってきているのかもしれません。 緑内障には様々な病型があります。病型によって経過や治療・管理方法は大きく異なります。このうち約80%を占めるのが原発開放隅角緑内障・正常眼圧緑内障で、このタイプは一般に緩やかに長い時間をかけて進行します。早期発見のためには検診やドックなどで眼圧検査や眼底検査が必要です。一般にこのタイプの緑内障だけで完全な失明に至ることは比較的まれで、早期の段階で発見された場合には生涯を自覚症状なく過ごすことができる可能性もあります。まずは「主治医と一緒に、生涯、緑内障とつきあっていこうという心掛けが大切」だと思います。

                (プログラム抄録集より)

視能訓練士を目指そう

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2016年8月28日 (日)

ふれて楽しむ美術展 

8月26日(金)~28日(日)の

第17回日本ロービジョン学会学術総会での

ふれて楽しむ美術展の報告ですsun

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現在一般的な美術館等の展覧会では、絵画等の平面作品はもとより、彫刻や工芸等の立体作品においても作品に触れることが禁じられ、視覚情報に頼り切ったものとなっているケースが数多く見られる。そのため美術館等での作品鑑賞は、視覚障害児者にとって縁遠い存在となりつつある。 この「ふれて楽しむ美術展」は視覚に障害のある人も鑑賞できるように、その名の通りふれて感じることを大切にした展覧会である。立体や平面の作品に触れ、その肌触りや香り、そしてその物から発せられる音など、視覚以外の感覚も総動員して感じ取り、それを楽しむ美術展である。 視覚以外の感覚に集中するため目を閉じてそっと作品に手で触れる。するとある作品は金属のドッシリとした硬さと冷たさがジンジンと手のひらに伝わってくる。またある作品は形に沿って手を動かすと、木の香りと暖かさが体に伝わり、自分が森の中にいるような錯覚を覚える。またある作品は凹凸のリズムが心地よく、そのリズムに乗って指を滑らしてゆくと微かな囁きのような音が聞こえてくる。目を閉じて、今まで頼り切っていた視覚による情報を遮断しただけで、今まで感じていても気づかなかった世界が頭の中に広がってくる。 鑑賞者がどの様な発見をするかは、その人にしか分からない。けれど鑑賞を通し自分の感覚が研ぎ澄まされていき、今まで知らなかった世界を誰もが垣間見ることができる。 あなたの中に眠る忘れかけた感覚を呼び醒まし、未知なる素敵な体験をしてみませんか。
                (プログラム抄録集より)

視能訓練士を目指そう

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2016年8月26日 (金)

第17回日本ロービジョン学会学術総会_市民公開講座 

8月26日

第17回日本ロービジョン学会学術総会 開会

朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター

詳しくは、こちら クリック

市民公開講座をご案内します。

テーマは、守る ! あなたの眼」
講演 1
座長:中山 徹(新潟県眼科医会 会長)

緑内障から生涯の QOLを守る
福地 健郎

新潟大学大学院医歯学総合研究科 視覚病態学分野 教授


講演 2
座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)

網膜を守る、見えるを守る~神経保護から再生医療、その先へ~
山本 修一
千葉大学病院長 /千葉大学副学長

  参加無料 ご来場をお待ちしています。

視能訓練士を目指そう

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2016年8月24日 (水)

目玉なバースデイ

ジーオプトリ男ですhappy01

下の写真は、F. M.教授とO. M.教授の合同誕生日会の一コマです。

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ぎゃあ~~~coldsweats02 め、目玉だあ!目玉ケーキやあ!

。。。ちょっとビックリしましたcoldsweats01

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切り分けていただきましたdelicious

見た目はビックリ!ですが、味はサイコ~!でしたよsmile

9月3日は夏のオープンキャンパスです!詳しくは―――――>こちらをクリック!

2016年8月23日 (火)

夏休みの一コマ②

視機能科学科1期生ここでも大活躍

8月10日(水)視力検査実技講習会

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 大勢の保育士さんを前に「視力検査導入紙芝居」を

読みました。

 以下、参加された保育士の皆様からのご意見です。

  ・ こんな紙芝居ほしいわ

  ・ 絵が上手だし、お話もとっても分かりやすい

  ・ 子どもたちが喜びそう

  ということで、もっと作ってほしいというご要望にお応えして

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  早速、 新作を作り始めましたsun頑張ります デコメ

視能訓練士を目指そう

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2016年8月22日 (月)

夏休みの一コマ①

視機能科学科1期生は働き者

夏休みのある日のこと

何してるの?

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夏のオープンキャンパスで汚れた実習室のスリッパを

洗っていますsun

Img_1086_2 よく磨いた後は、日光で消毒sunsun

9月3日(土)のオープンキャンパス ココクリック

  ピカピカのサンダルでお待ちしていますゆるキャラ デコメ

視能訓練士を目指そう

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2016年8月19日 (金)

夏休みも頑張る3年生! その2

ジーオプトリ男ですhappy01

今日もまた頑張る3年生を発見しましたよ!

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視力検査の特訓中punch

鬼教官Y. T.先生がビシバシ指導中!happy02

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眼底カメラの特訓中punch

熱気が伝わってきますね!がんばれ~happy02

視機能科学科の概要は―――――――>こちらをクリック!

2016年8月17日 (水)

夏休みも頑張る3年生!

ジーオプトリ男ですhappy01

夏休み期間になりました。

さすがに実習室は静かでちょっと寂しいですbearingが。。。

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お!happy02

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3年生が勉強をしていました!

夏休み期間中も実習室は使えますので、

是非活用してくださいねhappy01

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2016年8月11日 (木)

8月のオーキャン その3

ジーオプトリ男ですhappy01

催しが終了しましたら、名残惜しいですが。。。

お見送りの時間です。

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また来てくださいね〜〜!

2016年8月10日 (水)

8月のオーキャン その2

ジーオプトリ男ですhappy01

今回は新しい催しも行いましたよ〜

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視野検査コーナです。自分の視野はこんな感じなのか!

と驚かれる方もいましたhappy01

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紙芝居の実演です!1年生が初挑戦ながら、

上手に読んでいましたhappy01

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