距離別視力表を使った卒業研究
こんにちは。
レチナ太郎です。
いきなりですが、
下の写真は同じ視力表を5枚並べたものですが、
何かおかしいと思いませんか
そうです。
視力表までの距離が違うはずなのに、5枚とも大きさが同じに見えますね。
じつは、この5枚の視力表は、手前から
1m、2m、4m、8m、16m の距離に置かれています。
でもこちらから見ると全部同じ大きさに見えるのは、
1m用は 少し大きめのハガキくらいの大きさしかありませんが、
2m、4m、8m用と、それぞれサイズが2倍ずつ大きくなって、
16m用は タテ90cm、ヨコ140cm の大きなパネルになっているからです。
これらの視力表は、それぞれの距離における正確な視力や
メガネ度数を測定するために今回、独自に作製したものです。
通常、視力は5mの距離に置かれた視力表で測定するのが一般的です。
しかし最近、遠近両用メガネの普及などで、
パソコンを中心とするデスクワーク専用や、室内作業専用のメガネを処方する必要から、
いろいろな距離で測定できる距離別視力表が考案されました。
今年の4年生のあるグループは、このテーマに取り組み、
距離別に測定したメガネ度数を比較する卒業研究を行っています。
コロナの影響で十分な実験ができませんが、
10月下旬の学会発表、および11月下旬の卒業論文の完成に向けて、
さらに頑張ってほしいものです。
新潟医療福祉大学
視機能科学科のホームページは こちらをクリック!
視機能科学科のインスタグラムは こちらをクリック!
以上、レチナ太郎でした。