臨床実習Ⅱ 眼鏡作製とフィッティング実習
こんにちわ。
レチナ太郎です。
メガネがどのような手順で作られるかを実習し、
眼鏡をかける人がどんな気持ちでかけているかを体験することは、
視能訓練士の今後の業務に大いに役立ちます。
今回は、地元の眼鏡チェーン店の協力を得て、学生一人ひとりが自分の度数で眼鏡を作り、
それを顔に合わせて装用する体験実習を行いました。
じつは数日前に、2人1組になって
お互いに度数測定を行い、作製する眼鏡度数を決定しました。
さらに、たくさんのフレームの中から自分に似合うフレームを選びました。
今日は、選んだフレームにレンズを枠入れする加工の工程と、
出来上がった眼鏡を自分の顔に合わせるフィッティングの工程を見学・体験しました。
まず、自動加工機を操作して、丸いレンズをフレームの形に合わせて削ります。
フレームをセットしてボタンを押すと、自動的に枠の形がトレースされ、
強力な砥石が回転して、あっという間にレンズを枠の形に削ります。
フレームの溝に嚙みあうヤゲンと呼ばれるヤマも自動できれいに作られます。
レンズを削るときの音と、特有の匂いが印象的でした。
メタルフレームの場合はネジでレンズを固定し、
プラスチックフレームの場合はヒーターで温めてレンズを押し入れます。
両眼のレンズを削って枠入れするまでの所要時間は約10分でした。
こんなに素早く眼鏡が出来上がるとは、本当に驚きです。
次に、出来上がった眼鏡を自分の顔に合わせるフィッティングの工程です。
度数が合っていても、ずり落ちたり、耳の後ろが痛くなったりするのは好ましくありません。
一人ひとりフレームの傾きや耳のかかり具合など、念入りにメガネの調整が行われ、
まさにメガネはオーダーメイドだということが実感できる瞬間でした。
度数もかけ心地も一人ひとりに合わせて、快適で楽に見える眼鏡が出来上がり、
とても有意義な体験だったと学生たちはみな大喜びです。
自分のメガネを実際に作って掛ける経験は、
将来の視能訓練士のお仕事に必ず役に立つ、と強くこころに思いました。
以上、レチナ太郎でした。
新潟医療福祉大学
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