シースルー型アイカメラを使った卒業研究
こんにちわ。レチナ太郎です。
今日は視機能科学科の戸田ゼミの卒業研究を見学しました。
卒業研究は4年生の科目で、それまでに得られた専門知識をもとに、
各ゼミに分かれて独自のテーマで研究を行います。
まさに、大学での学びの集大成といえます。
さてこのゼミでは、シースルー型アイカメラを使って
眼の動きと瞳孔径をリアルタイムに計測する研究を行っています。
シースルー型アイカメラとは、この被験者がつけているゴーグル型のカメラで、
視界を邪魔することなく眼の状態を観察することができます。
アイカメラを装着した被験者の両目が大きく映し出されていますね。
次に、被験者の目の前に指を出して、それに注目してもらうと・・・
あれあれ、
両方の目が内側に向く(これを輻輳といいます)とともに、黒目が小さくなりました!
これを縮瞳といいます。
これは近見反応といって、どんな人にも起こる正常な反応なのです。
1枚目と2枚目の写真で違いがわかりましたか?
次に、タテの縞模様がぐるぐると回転するのを見たときの瞳孔や眼の動きを調べています。
写真ではうまく伝えられないのですが、
眼は縞模様の動きにつられて、小さく横揺れするような動きを見せます。
これを眼振といいます。
縦の縞を右回り、左回りに動かしたとき、
つぎに横の縞を上回り、下回りに動かしたとき、
それぞれの眼振の状態や瞳孔径を調べて、縞の間隔や回転速度との関連を調べます。
瞳孔径はどうなる? 眼はどう動くの⁉
この続きを知りたい、この内容に興味のある方は、ぜひ戸田ゼミへ!
戸田ゼミの皆さん、ご協力ありがとうございました。
以上、レチナ太郎でした。
新潟医療福祉大学
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