こんにちは
社会福祉学科広報担当です
今回は
社会福祉学科における実習について紹介します
介護福祉コースを選択している学生を除く、社会福祉学科2年生については、相談援助実習Ⅱを履修します。これは、3年生に予定している約1か月間の本実習を目前にした、体験実習としての位置づけで行っています。社会福祉専門職の前提となる社会人として基本的な姿勢や対人援助に必要とされる自己理解を図ります。また、現場における相談援助等の実際や職員の業務、利用者の状況等について基礎的な理解を得ることを目標としています。
8~9月の間に、約23か所の施設において、少人数のグループに分かれ、1日体験実習を行いました。学内での講義等をとおした学びに加えて、体験的に実際の施設の機能や利用者理解について、学びを深めることができました。
1日体験実習を終えた後、後期では実習経験振り返りに重点を置いています。その一貫として全体授業において、福祉施設の職員の管理職の方から講義をしていただきました。第1回目(10月28日)は、有明園事務長の堀野様から、第2回目(11月11日)は、児童養護施設新潟県若草寮寮長の斉藤様から講義いただきました。
有明園事務長の堀野様からは、介護職員や生活相談員として働いた経験をとおして、社会福祉士として大切な心得についてお話いただきました。
若草寮寮長の斉藤様からは、児童養護施設で働く中で、子どもたちとの信頼関係を築きながらも、社会的ルールを教えていくことや基本的習慣の獲得のための支援をしていくことの難しさ、そこから、子どもたちが成長していく過程の中で、ソーシャルワーカーとしてのやりがいについてお話いただきました。
現在履修している相談援助実習指導とあわせて、自己の達成課題を明確にすることを目指していきます。
こんにちは
社会福祉学科広報担当です
本日は学科の特色一つであるキャリア形成教育プログラムの取り組みを紹介します。
2021年10月14日(木)に、社会福祉学科2年生を対象にキャリア形成教育プログラムを実施しました。社会福祉基礎ゼミ担当講師の片山さゆ先生・堀井愛子先生・熊倉敬祐先生が、自らのライフヒストリーや実践経験を語り、学生は自らのキャリア形成について考えました。
受講した学生は、「未来志向やポジティブ思考といった前向きな考えがとても大切だと思った」「自分の目標に向かって大学生活をより有意義に過ごしたいと考えた」「困難に直面しても無理だと決めつけずに挑戦し続けたい」などの感想を述べていました。
社会福祉学科では、学生自身が将来について考え、希望の実現に向けて行動するための機会の一つとして、4年間に渡るキャリア形成教育プログラムを提供しています
こんにちは
社会福祉学科 広報担当です
今回は、「相談援助実習指導Ⅰ」という科目の様子をお伝えします。
本学科における、社会福祉士に関する実習では下記のような段階的教育を行っています。
2年次前期~夏期 |
体験実習 |
1日程度の体験的実習 (基本的態度等の取得) |
2年次後期 |
相談援助実習指導Ⅰ |
実習の事前指導(その1) ソーシャルワーカーをめざす動機 実習の位置づけなど |
3年次前期 |
相談援助実習指導Ⅱ |
実習の事前指導(その2) 配属施設の具体的な理解 実習目標・計画の明確化 |
3年次夏期 |
本実習 |
福祉施設等で180時間(23日間程度) |
3年次後期 |
相談援助実習指導Ⅲ |
実習レポートの作成 実習報告会 |
この中で、一番初めに本実習について学ぶ「相談援助実習指導Ⅰ」、ソーシャルワーカーをめざす動機を明確にすることや自己理解・他者理解、価値観の多様性に対する気づきなどを学びます。3年次からスタートする具体的な実習施設に関する学びに備えた土体づくりの位置づけです。
こんにちは
社会福祉学科広報担当です
今回はダブルライセンス取得をめざす社会福祉学科の中でも、児童福祉を深く理解し実践する資格「児童厚生一級指導員」の養成課程の紹介です。
こちらのブログでも、コロナ禍における児童館実習IIの実施など、だひだひ授業や実習の様子を紹介してきました。
児童厚生一級指導員養成課程を開講してから、4年が経ちます。
その間、継続して取り入れている授業の手法として「ゲストスピーカーによる講義」があります。特に、2年生前期で履修する「児童館の機能と運営」の授業では、児童館等の現場で活躍されている館長をお呼びして講義を行っています。
2年生の夏期に初めて児童館実習Iに踏み出す学生たちにとっては、児童厚生員の具体的な業務イメージが大切なところ。
岩室地域児童館の館長からは「子どもの主体性をひき出す関わりとは」というテーマで、講義と演習を行っていただきました。
児童一人ひとりの背景に目と心を傾け、子どものやりたいという気持ち受け止める。大人の視点で判断を押し付けない、などのことを確認しました。
また、演習形式の授業では「このような状況の時どう対応するか」を考え、学生同士で共有しました。
また、燕市小中川児童館館長からは、
多様性を尊重した児童館活動の実例を多く紹介いただきました。
外国から来たお母さんを交えた「異文化クッキング」や「ミニ避難所体験」を通した多言語のポスター作成が挙げられていました。
そして、この資格の認定元である「児童健全育成推進財団」に関連するお立場の方からも、全国的な児童館の実情を理解できるような授業をオンラインで実施しました。
こんにちは
社会福祉学科の広報担当です
社会福祉士国家資格の取得を目指すうえで重要な位置づけとなるのが「実習」。
それぞれの大学などによって科目名は異なりますが、実はすべて同じ国の基準に則って行われています。
さて、新潟医療福祉大学社会福祉学科では「全員が」社会福祉士国家資格の受験資格を得るため、実習を含めた全てのカリキュラムを履修します。
皆さんはいきなり
「明日から○○施設に行き、実習を頑張ってきてください」
と言われたらどうしますか??
「いやいや待ってください。どんな施設かもわからないし、そもそも何をしたらいいんですか」
と、戸惑ってしまいますよね。
そこで、実習にあたっては、開始前の「事前指導」と学んだことをまとめる作業「事後指導」が設定されています。
事前指導では、配属施設・機関の法律上の位置づけ、実際に行われている業務、利用者の理解、働いている職員の役割など多岐にわたる内容を事前学習して臨みます。
これはどの大学でも行っている基本事項です。
本学社会福祉学科では、事前学習の授業で「ゲストスピーカー」をお招きして講義をいただいています。
ゲストスピーカーとは、実際に実習配属先で働いている職員=ソーシャルワーカーの方々を指します。
写真にもあるように、教科書に載っていない「今現在、福祉現場の実情」を共有するとともに、実習生として(準職員として)の心構えを確認する機会になっています。
受講した学生は、皆一様に目を輝かせて現場のワーカーの講義に臨んでいました。
実際の実習については、8月~9月に100か所近い新潟県内の実習先に配属され、
約1か月の配属実習を行います。
みなさん、こんにちは
社会福祉学科では、新潟県からの委託を受け、
これまで新潟水俣病関連情報発信事業を継続的に行ってきています。
新型コロナウイルス感染症の状況下にありますが、
今年度も「新潟水俣病と共に生きる社会づくり推進事業」を実施します。
その事業の一環として「新潟水俣病に関する事前学習プログラム」を10月29日(木)
に開催しました。
このプログラムは、学生が新潟水俣病問題を正しく理解し、関心を深めることを
目的として開催するもので、今後の活動の事前学習として位置づけています。
当日は、新潟県立環境と人間のふれあい館の中澤篤夫館長をお迎えし、
新潟水俣病に関する基本的知識、新潟水俣病と地域社会との関係、新潟水俣病を
めぐる今後の課題等についてお話をしていただきました。
本日、7月14日介護概論の授業は、災害時におけるソーシャルワーカーの役割について学びました。
自然災害が多発している現在、一人の人間として災害時に備えることは大切ですが、それとともに、社会福祉を学ぶものにとっては、支援が必要な人の状況を把握して、サポート体制をつくっていくことを学ぶことも必要なことです。
今回の授業では、支援が必要な人をイメージしながら、疑似避難所体験を行いました。避難所というところに避難したとき、どのような状況になるのかを、疑似体験することで学びます。
授業開始時にくじ引きをして役割を当てていきます。
実際に体験することは、
下に敷いたビニールシートを清潔にすること
そこに座って災害食や乾パンを食べること
使い捨て手袋の付け外しの方法を、手順に沿って行うこと
速乾性の手指消毒液で手を洗う方法
紙皿を清潔に使用するためのラップの効果
でした。
授業の始めに引いたくじには、いろいろな役割が書かれています。
例えば、親とはぐれた子供の役割になった人は、どのような気持ち、状況になるんだろうか、ミルクがありませんと言われた赤ちゃんの親の役割になった人は、どのような気持ちになるのだろうか。避難所体験から考えていきます。
皆、楽しそうに乾パンや災害食を食べています。
くじで当てた役割を憶えているかなあ。(´・ω・`)
この後、その課題に取り組みます。(*^▽^*)
7月16日のオープンキャンパスでは、この避難所体験を実施します。
授業で行っていたことと同じことを体験していただいて
災害時におけるソーシャルワーカーの役割について
体験して学んでいただきたいのです。お待ちしています。(^_^)/~