こんにちは
社会福祉学科の広報担当です
今回は、介護福祉士国家資格取得に向けた取り組みを紹介いたします。
本学科では社会福祉士国家資格に加え、ダブルライセンスの取得を目指すことが可能です。今回はその一つ介護福祉士国家資格取得に向けた特別講義の様子をお伝えいたします。
今年度の介護福祉コース4年生は20名と少人数ですので、集中的な学びを行うことが可能となっています。
講義内容としては、先に取り組んだ「実力テスト(第33回介護福祉士国家試験問題)」について取り上げています。
国家試験合格に向けた学習としては、単に解説書を読むだけでは知識の定着の難しいです。
本学科では、科目別に定めた担当教員が、学習のポイントを絞り、手作りの資料をもとに解説を加えています。
学生は真剣な眼差しで講義に集中しています。昨年度に続き、合格率100%を目指し、学生と教員が力を合わせ頑張って行きます!
こんにちは
社会福祉学科の広報担当です
社会福祉士国家資格の取得を目指すうえで重要な位置づけとなるのが「実習」。
それぞれの大学などによって科目名は異なりますが、実はすべて同じ国の基準に則って行われています。
さて、新潟医療福祉大学社会福祉学科では「全員が」社会福祉士国家資格の受験資格を得るため、実習を含めた全てのカリキュラムを履修します。
皆さんはいきなり
「明日から○○施設に行き、実習を頑張ってきてください」
と言われたらどうしますか??
「いやいや待ってください。どんな施設かもわからないし、そもそも何をしたらいいんですか」
と、戸惑ってしまいますよね。
そこで、実習にあたっては、開始前の「事前指導」と学んだことをまとめる作業「事後指導」が設定されています。
事前指導では、配属施設・機関の法律上の位置づけ、実際に行われている業務、利用者の理解、働いている職員の役割など多岐にわたる内容を事前学習して臨みます。
これはどの大学でも行っている基本事項です。
本学社会福祉学科では、事前学習の授業で「ゲストスピーカー」をお招きして講義をいただいています。
ゲストスピーカーとは、実際に実習配属先で働いている職員=ソーシャルワーカーの方々を指します。
写真にもあるように、教科書に載っていない「今現在、福祉現場の実情」を共有するとともに、実習生として(準職員として)の心構えを確認する機会になっています。
受講した学生は、皆一様に目を輝かせて現場のワーカーの講義に臨んでいました。
実際の実習については、8月~9月に100か所近い新潟県内の実習先に配属され、
約1か月の配属実習を行います。
こんにちは
社会福祉学科 広報担当です
今回は、社会福祉学科で取り組んでいる「キャリア形成教育プログラム」を紹介します。
皆さんは、大学入学後学習を重ね、実習も経験し、卒業に合わせて全員が目指す道が「就職」です。
このキャリア形成教育プログラムは、将来なりたい自分の姿とそれに至るまでの道のりを具体的にイメージすることを目的としています。
社会福祉現場で働くソーシャルワーカーの福祉イメージに関わるライフヒストリーの聴講を通して、福祉マインドの基盤を確認します。
現場の状況や職員の役割について理解し、社会福祉を学んでいくための関心を養います。
今回は、13期卒業生にお越しいただき、
新潟県福祉行政職で、コロニーにいがた白岩の里で生活支援員として従事する先輩です。
「保健・医療・福祉の専門職になる~社会福祉士のキャリア形成に向けて~」
と題して講義をしていただきました。
受講した1年生からは、「具体的な福祉職のイメージを持つことができた」「マルチライセンス取得を目指す先輩の話を聞き、私も複数の資格取得に向けて頑張りたいと思った」
という感想が聞かれました。
「新潟市委託事業 北区学習習慣支援プログラム」
こんにちは
社会福祉学科の広報担当です
本日は、社会福祉学科として行っている地域貢献活動を紹介します。
今回取り上げるのは北区学習習慣支援プログラム「中学生の茶の間」です。
これは生活保護受給世帯、生活困窮者世帯及びひとり親家庭の中学生を対象に、
自主的な学習サポートする取り組みです。
大学生が中学生と一緒に勉強したり、
コミュニケーションを通して、
学習や進学に関する意欲を引きだすことを目的としています。
また、学習だけでなく、将来に向けての進路の経験などの相談役としてもサポートしています。
新潟市北区においては、平成23年度から学習習慣支援プログラム「中学生の茶の間」を
活動に参加している学生の声をお届けします。。。
【Aさん】
最初は、友達に勉強を教える時とは違って、「ちゃんと教えなければいけない」という気持ちがあり、上手く教えてあげられるか不安でした。でも、実際に教えてみると「分かった」と言ってもらえて、だんだん教えるのが楽しくなりました。上手く教えられない時もあったけど、一生懸命聞いてくれるので教えていて、やりがいを感じました。
【Sさん】
活動では、中学生の学習を横で見守ったり分からない部分を教えたりしています。学習支援ということで中学生に教える立場でボランティアを行っていますが、中学生と一緒に私自身も勉強を学ばせてもらっていると感じています。
参加している中学生はみんな自主的で、解けない問題が少ない中学生が多く、尊敬の思いがあります。それでも、中学生一人ひとりの勉強レベルや集中力などはそれぞれであるため、当日担当する中学生の状況に合わせて、私自身の接し方を変えています。分からない部分があった際に、「分からない」と質問する中学生に対してはその時に一緒に考え教えています。しかし、質問する中学生は少ないため、書く手が止まったり参考書を見たりしていたら、声をかける工夫をしています。そして、分からない時は一緒に考え教えています。
中学生の学習のサポートになっているか不安はありますが、中学生の成長につながるよう努めていきたいです。
【Nさん】
私は大学1年生の頃から3年ほど、学習支援のボランティアの活動を行なっています。活動を通して、学生の方々の目標としている高校や成績を目指す過程を支援してきたことで、学生の方々が勉強面だけでなく、精神面でも自立していく姿を見ることが出来て、その姿から目標に向かって頑張ることやその目標を支援する人の存在が大切だと感じました。
・担当教員から高校生へのメッセージ
新潟医療福祉大学社会福祉学科では、北区学習習慣支援プログラムの学習支援サポーターとして、学生が活躍しています。
実際に参加している学生からは、中学生との交流をとおして、共に目標をもって経験することができ、自分自身も成長できたとの声が届いています。
みなさんこんにちは
社会福祉学科 広報担当(新米ブロガー)です
今回は、介護予防ケアプラン検討会というものを取り上げます
・・・
多くの方は初耳かと思います。
この取り組みは、本学科が令和2年度より、新潟市から委託を受け、コーディネート並びに効果検証に取り組んでいます。
「新潟市多職種合同介護予防ケアプラン検討会」の目的は、
「高齢者が自立した日常生活を営むことができる」、
そして「高齢者のQOLを高める」ことであることを明確化すること、です。
昨年度の開催実績は、15回開催し、36事例について検討を行いました。
検討会は、司会者、
スーパーバイザー(医師)、
助言者(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、薬剤師、歯科衛生士)で構成されています。
介護予防とは、介護が必要になる状態を予防する取り組みで、
健康や身体機能を維持するためのものです。
今後、高齢者の数の増加が見込まれていることから、重要性がますます増してきています。
この検討会では、他の自治体の取り組みとは異なり、
本学社会福祉学科のソーシャルワーク専門職が、
チームを組んで司会者の役割を担うことにあります。
これは、助言者(6職種)の助言の下で、
専門性の高いケアマネジメントを実施するためには、
多職種連携や分野を越えたサービス開発、
さらには地域づくり支援等に精通した
ソーシャルワーク専門職のコーディネート機能が不可欠となります。
ケアマネジメントを一手法とするソーシャルワークの視点から、
以下の事項に留意してケアマネジメントのプロセス全体を見直していきます。
検討会の成果は、「要支援の改善者数」、「要介護認定率」、「介護給付費」を測定・検証することで、どの程度貢献しているのかを評価していきます。
みなさんこんにちは
社会福祉学科広報担当(新米ブロガー)です
少し更新まで期間が開いてしまい、すみませんでした
今回の記事では、社会福祉学科における研究活動について取り上げたいと思います。
研究???
難しそう???
・・・
最初はそう感じられるかと思いますが、、その世界を少し覗いてみましょうか。
ここからは、本研究をメインで進められているN先生に解説いただきます
今回は、「令和3年度新潟市医師会 地域医療研究助成事業に採択」された研究事業を紹介します。
この研究助成事業は、介護の重度化予防を目的とした介護予防高齢者へのケアマネジメントのあり方を対象とした研究について助成(研究費を支給)するというものです。
研究助成というものはその種類も多く、研究分野によっても助成される金額は大きな開きがあります。
やはり研究活動というものに伴って発生する費用は大きいので、設備備品や消耗品にかかる費用や、学会発表等にかかる旅費等について助成金を活用していきます。
さて、研究の内容ですが、今回の研究タイトルを
「要支援高齢者の重度化予防に関する研究-「質」が保証されたケアマネジメントモデルの構築に向けて-」と定めています。
皆さんはこのタイトルを聞いて具体的なイメージができますか?
ここでいう要支援高齢者とは
「要支援認定を受けた高齢者」と、
「要支援認定を受けていませんが、身体的機能や認知機能の低下がみられる高齢者」を意味しています。
そのような方々がより重度化すことを防ぐためにはどうしたらよいかということを考えます。
それにあたっては、一人の専門職で考えることではなく、多職種(多種類の専門職種)の方の意見を聞き、質を向上させる必要があります。
多職種とは具体的には理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、薬剤師、歯科衛生士、医師を指しています(具体的には、介護予防ケアプラン検討会に関する投稿記事を参照ください)
タイトルにある、もう一つのキーワード「ケアマネジメントモデル」について紹介します。
介護の重度化を予防し、QOLを豊かなものにするためには、個々の心身の状態に応じた支援が必要となります。
そのような支援を展開するためには、自立した日常生活に支障をきたしている個人的要因や環境的要因を的確に把握し、介護を必要とする状態に至った課題を包括的にアセスメントするといった「ケアマネジメント」の質が問われてきます。
本研究では、
要支援者に着目し、
チームケアに欠かせない多職種の専門的な視点や知見に基づく助言といった介入が、
ケアマネジメントの質にどのような影響を与えるのかについて測定・検証し、
介護の重度化の防止や、QOLの向上に資する
専門性の高いケアマネジメントのあり方(ケアマネジメントモデル)を提唱すること
を目的としています。
今後の研究の進め方としては
本研究は3年間での実施としています。
最終年度終了時には、要支援者等の生活の質の向上に資するケアマネジメントのモデル提示を行い、新潟市への政策提言につなげる予定です
いかがでしたでしょうか。
N先生も「日々の研究と実践が、皆さんの学びに還元されるよう、社会福祉学科全体で取り組んでいく」と意気込んでいらっしゃいましたよ