佐藤大輔講師らの論文がAging Clinical and Experimental Researchに受理されました
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本日は,研究成果報告です
健康スポーツ学科の佐藤大輔講師らが行った研究が,国際誌「Aging Clinical and Experimental Research」に掲載されることが決まりました
佐藤大輔講師らは,これまで「運動による認知機能・身体機能への影響」や「水中環境における大脳皮質感覚運動野の活動」について研究を行ってきました
今回の研究は、本学健康スポーツ学科、筑波大学、つくばアクアライフ研究所が共同で実施したものです
タイトル: Differential effects of water based exercise on the cognitive function in independent elderly adults.
著者:Sato D, Seko C, Hashitomi T, Sengoku Y, Nomura T.
運動の継続は高齢者の認知機能を高めます
これまでの研究において,ウォーキングや自転車といった陸上での有酸素運動が中高齢者の認知機能改善に効果的であり、その継続が認知症の発症リスクを低下させることが報告されています
本研究では、有酸素運動の一種である水中運動の継続が高齢者の認知機能や身体機能へ及ぼす影響について検証した結果,認知課題を伴う水中運動をプログラムに加えることにより,注意力や記憶力といった認知機能が向上することを発見しました
具体的なプログラムとしては、数字を数えたり、手をたたいたり、一人でじゃんけんなどをしながら水中歩行をするというものでした
高齢者にとって転倒のリスクが低く、安全性の高い水中環境において、プログラムを工夫することで身体機能だけでなく、認知機能まで高めることができる可能性が示唆されました
健康スポーツ学科では今後も研究に力を入れていきます
研究に興味がある学生はぜひ声をかけてください