11月研究セミナー2 「『比較教育研究』の具体例とは?」 ~吉田重和先生~
おととい、杉崎弘周先生の研究セミナーでの発表をお伝えしました。
今日は、同日発表した吉田重和先生の発表をお伝えします。
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こんにちは。健康スポーツ学科の吉田です。
11月に開催された研究セミナーにおいて、以下の内容の発表をしました。
タイトルは「比較教育研究の一事例:共同研究、オランダ、教育行政制度」です。
【発表要旨】
比較教育研究の進め方には、大別して、二つのベクトルがある。
差異化に焦点を当てる個人(個別)研究と、一般化を追求する共同研究である。
後者の事例として、現在、オランダの教育行政職員の研修に関する調査を行っている。
調査の結果、以下の点が明らかになっている。
・オランダの教育行政制度は、公費助成の在り方を中心に特徴的である
・オランダには教育監査局があり、教育監査(学校評価)が定期的に実施されている
・オランダでは、教育監査により、学校や教員に対する指導・支援がなされている
・教育監査局以外にも、学校や教員を支援する機関がオランダには多数存在している
・日本の教育委員会が担っている機能の一部を、オランダでは教育監査局が担っている
・オランダでは、教育監査を実施する監査官に関する細かい採用・職務規定が存在する
発表後の質疑では、フロアの先生方から鋭いご質問や示唆に富むご意見をいただきました。
いただいたご質問やご意見を踏まえ、引き続き研究に取り組んでいきたいと思います。
発表の様子
吉田重和先生
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吉田先生の発表の後、吉田先生と同様に教育を専門とする小野先生からも質問がありました。
小野まどか先生
また、スポーツ経営学を専門とする学科長の西原康行先生からも質問がありました。
写真右下:西原康行先生
健康スポーツ学科には他分野の教員が在籍しています。
「健康」「スポーツ」「教育」をキーワードに、それぞれの専門家が在籍しているのです。
このような研究セミナーを機に、教員同士、お互いの研究について理解を深めたり、知識を増やしたりしているのです。
学生は、教員のこのような様子をなかなか目にすることはないと思いますが、教員も日々学んでいるんですよ!
なぜなら、学びには終わりがないからです。
吉田重和先生のプロフィール
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshida.html
小野まどか先生のプロフィール
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ono.html
西原康行先生のプロフィール
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/nishihara.html
健康スポーツ学科
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/
健康スポーツ学科 業績
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/achievement.html