心因性失声症と運動障害性構音障害の違いって?
こんにちはSTkouhouです
最近、言語聴覚士に関するドラマなど多くなり、
うれしい限りです
さて、そのドラマにも登場した心因性失声症。
今日は、それと混同されやすい
運動障害性構音障害(ディサースリア)との違いを解説します。
いずれも「うまく話せない」という症状では共通していますが、
これらは本質的に全く異なります。
心因性失声症とは?
原因:心理的なダメージなどが原因で起こる病気です。
症状:会話するときに声が出ずらくなります。
ささやき声になったり全く話せなかったり、
さまざまですが共通して笑ったり咳などでは声が出ます。
運動障害性構音障害(ディサースリア)とは?
原因:発話に関わる筋や神経の障害が原因で起こる病気です。
症状:例えば舌を動かす筋肉自体が動きずらくなります。
特に声帯(声を作る所)に運動障害が起きると
類似した症状になりますが、笑ったりしても声は出ません。
いずれも、言語聴覚士の治療対象となります。
症状は類似していても上記のように
これらは全く別の病気ということです。
また、失語症という病気もあり、
上記の二つとも異なりますが
それについてはまたの機会に。
ことばや声の病気はさまざまです。
ことばや声の専門家を育成している言語聴覚学科はこちら→http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/