神経科学演習_脊髄その2
こんにちは。
STkouhouです。
前回から2年生の授業科目『神経科学』をご紹介しています。
この授業では脳、脊髄、末梢神経についての解剖生理や検査方法、関連する症状や疾患について学びます。
脳の損傷に関わる障害のリハビリテーションに携わる言語聴覚士にとって、大変重要な科目です。
講義担当は今村徹教授です!
今村先生の紹介はこちら
脊髄に関する演習の続きです。
今回も筋伸張反射である、膝蓋腱反射とアキレス腱反射を学びます!
先生のお手本を見た後はすぐに実践です!
膝蓋腱反射は比較的なじみがあるのと、
反射が大きく出る人が多くて、すぐに成功する人が続出しました。
そんな中、なかなか膝蓋腱反射が生じない人が…
今村先生の腕を以てしても難しいようです
しかし今村先生が被験者に、
座位で両手を組み、左右に強くぐっと引くようよう指示します。
ワンテンポ置いて先生が打腱器を振ると、はっきりとした反射が生じました!!
その瞬間、皆からワッと歓声が上がりました
この方法はイェンドラシック法というもので、
被験者の注意を一時的にそらして反射を増強させる方法です。
もともとはっきり反射が出ていた人は、
イェンドラシック法を行ってもはた目には変化がわかりませんが、
被験者は、この方法によって反射が増強された感覚を得られていました!!
皆、実際に自分や相手の体を使って反射を体験することで、
反射のメカニズムの理解が深まってきました
反射の評価は主に医師が行いますが、
今村先生は、言語聴覚士であっても、
反射を評価できるようになってほしいとおっしゃっていました。
次回は脊髄と反射の演習最終回です。
お楽しみに
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