皆さんこんにちは
社会福祉学科の広報担当です
社会福祉学科では、社会福祉士の資格取得のための「相談援助実習(2021年度入学生~ソーシャルワーク実習)」というものを全員が行います。児童や障害、高齢福祉等の多様な福祉現場において、約1か月の間(180時間・24日間以上)、ソーシャルワーカーとしての力量形成を目指します。
このような実習については、受け入れ法人・施設等の協力があって成り立つもの。本学科との密接な関係性に加え、次世代の福祉専門職を一体となって養成していく環境づくりも、これからの福祉的な課題の一つと考えています。
そこで、2021年3月18日に、「社会福祉士等養成教育に係る意見交換会」を開催いたしました。この会は、新潟県において人材育成の中心的役割を担っている法人からお集まりいただき、実習教育の現状や課題を話し合いました。
冒頭でご紹介した実習時間数とその内容ですが、2021年度入学生より新しい内容に変更されます。具体的には、実習時間が240時間に拡充がされ、複数分野での実習が義務付けられます。
現行科目名 |
時間数 |
→ |
新科目名(2021入学者~) |
時間数 |
相談援助実習Ⅲ |
180時間 |
ソーシャルワーク実習Ⅰ |
180時間 |
|
ソーシャルワーク実習Ⅱ |
60時間 |
一見すると「実習の負荷が高くなった」ように感じられるかもしれませんが、より実践力の高い社会福祉士を目指すうえで、必要不可欠な学習プロセスといえます。複数分野での実習経験ができるのもかなり有益だと思われます
皆さんこんにちは
社会福祉学科の広報担当です(今年度から新しく担当になりました駆け出しブロガーとしてよろしくお願いします)
今回は、児童厚生一級指導員の資格取得を目指すための「児童館実習Ⅱ」の様子を紹介します。
皆さんは「児童館」というものをご存じですか?
遊びなどを通した子ども心身の成長を目的とし、児童の居場所として位置づけられている児童福祉施設の一種です。
そのような児童館に働く「児童厚生員」の質的向上を目的に、「児童厚生員認定資格制度」が作られ、本学科も児童厚生一級指導員の養成校としてカリキュラムを設定しています
その中でも、実際の児童館に出向き、現場の児童厚生員とともに活動し、学びを深める「児童館実習」は貴重な機会です。
写真は、この施設で児童館実習Ⅱに臨んだ3年生3名の様子です。(養成課程の学生は全員で26名ですが、新潟市及び近隣市町村の10施設に分かれて実習をしています)
実習では、あらかじめ自分で計画した「遊びの支援案」を実際にやってみます。
この学生さんは「倒立折り紙」を通して一緒に活動しているようですね。(男女年齢関係なく取り組みやすいアイテムとしておりがみは、有用です)
こちらは「新聞紙じゃんけん」でしょうか
「カプラ」という木の板を使って、「ドミノ競争」をしている様子です。
実習した学生たちからは、「このような(コロナ禍の)状況で、実習に出ることができるだけでも良かった」「私たちが何かをしてあげることより、子どもたちから元気がもらえた。」といったコメントが聞かれていました。この経験を、今後の学習に活かしてしてほしいと思っています