【地域貢献活動】子どもの運動能力向上教室の様子
健康スポーツ学科では、地域貢献活動の一環としてスポーツ教室を開催しています。
その教室の一つに「子どもの運動能力向上教室」があります。
この教室は、多様な「動きの感覚」を身につけながら身体を動かすことの楽しさを実感することを通して、さまざまなスポーツを楽しむための素養を身につけることを目指しています。
そんな活動の一端をお見せします。
教室が始まる前、子ども達は自由に遊んでいます
写真奥:恩田さん(健康スポーツ学科3年)
この日、健康スポーツ学科3年の恩田さんが指導者として、子どもたちに運動指導をしました。
運動教室の後には、子ども達が各自でもってきた宿題などの勉強を行いました。
恩田さんからの感想です。
「初めて指導する立場になってとても緊張しました。
想像以上に子どもたちをまとめることは難しく、納得のいく内容にはなりませんでしたが、とても楽しかったです。
今後も精一杯この活動に取り組んで、将来に繋げていきたいと思います。」
本教室には、毎回20名程度の子ども達が参加しています。
年長さんから5年生まで、多様な学年が集まり、一緒に運動しています。
本教室では、特定のスポーツを行うわけではありません。
子ども達が学校体育やスポーツを専門的に実施したいといった場合に必要となる基本的な運動感覚を養うことが目指されています。
そのため、「走る」「投げる」「捕る」といった基本的な運動を実施しています。
興味・関心のある方は、ぜひ一度本教室へご参加ください。
また、この教室に参加する学生は「実践的指導力」を身につけることを目指しています。
健康スポーツ学科に在籍する学生は、体育の先生、小学校の先生、スポーツ指導者などを目指しています。
現場では、子ども達をまとめる、動きをちゃんと教えられる、といったことが求められます。
学校体育やスポーツ指導の現場では、身体を動かして、あるいはスポーツをして子ども達が楽しいと実感するだけでは不十分であり、「楽しい」を通して、「ちゃんと」運動の指導をすることが必要になります。
そのためには、運動指導の「経験」が不可欠です。
たとえ教員採用試験に受かったとしても、最初から十分な運動指導ができるわけではありません。
しかし、このようなスポーツ教室を通して、運動指導をたくさん経験することによって、「実践的指導力」が養成されていきます。
知識を身につけてそれを語るだけでは「絵に描いた餅」あるいは「机上の空論」でしかありません。
たとえば「泳ぎ方」の理屈を知っていても、実際に水の中に入って泳いだことのない人は本当の意味で泳ぎ方を知っているとはなりません。
だから、大学の授業で学んだことは、知識として蓄えられるだけではなく、「実践」を通して「知恵」として蓄えられてこそ意味を成します。
「体育の先生になりたい!!」「小学校の先生になりたい!!」「スポーツ指導者になりたい!!」と強く思う学生は、ぜひスポーツ・運動指導の現場に身を置き、多様な経験を積んでもらいたいと思います。
もちろん、本教室では「指導力」を身につけたいと強く思う学生を歓迎します。
新潟医療福祉大学スポーツ教室HP
健康スポーツ学科
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/