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2008年9月12日 (金)

誤嚥  aspiration

物を食べるとき、のどの仕組みにより食物や唾液は食道を経て胃に送られます。ところが、この働きが上手くいかず、飲み込んだものが気管や肺に入ってしまうことがあります。これを「誤嚥(ごえん)」と言います。誤嚥は肺炎を引き起こし、命に関わることもあります。

この誤嚥を防止するために、食品を飲み込みやすい形態に調整したものが嚥下調整食(嚥下食)です。水分にトロミを付けてむせを減らす『トロミ剤』、ミキサーにかけるだけで即座に何でもゼリー状にする『即席凝固剤』などを使用し、食品を調整します。

上記の調整剤は、薬局やインターネットで入手可能なものも多いようですが、「誤嚥」と一言でいっても様々なタイプがあります。使用する際には一度、近隣の病院にご相談することをお勧めします。

 

なお、本学オープンキャンパスでは株式会社クレスクhttp://www.9039.co.jpより嚥下食の提供を受けています。
 

Photo_4

写真>>即席凝固剤のひとつ「ミキサーゲル」。
本学科の西尾正輝先生が企業との共同研究により開発。
温かいもの、冷たいもの双方で使用でき、時間をかけずに食品をムースゼリー状にすることができます。

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