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2016年10月10日 (月)

日本特殊教育学会第54回大会参加報告~その2 

みなさん、こんにちは、STkouhouです!


今回は前回に引き続き、日本特殊教育学会参加報告をお伝えいたします!

今回は吉岡豊先生からの報告に続いて、言語聴覚学科の学生の声もお届けいたします。


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アクセシビリティサービス学生スタッフ

写真はアクセシビリティサービスを担った学生スタッフと一緒に撮った写真です。向かって左側にいる男性学生と女子学生が要約筆記部門のサポートを担当してくれました。お二人は新潟大学工学部福祉人間工学科4年生で、要約筆記を必要とするセッションが始まる前には入力するよう指示された専門用語をパソコンに打ち込み、セッションが始まれば会場に待機してトラブルに備えてくれました。お二人が所属している福祉人間工学科は私たち言語聴覚士がコミュニケーション装置として使用する機器の開発も研究しており、今後深い関わりが必要とされる部門だと思います。

言語聴覚学科からも2名の学生が参加してくれました(向かって右側の2名)。二人は手話サークルに所属していたので、主に手話を必要とする方に対応するようお願いしていましたが、控え室に来られる方は手話ができる方ばかりでしたので、手話をする機会はほとんどありませんでした(でも、控え室内では時々皆さんと手話で会話をしていました)。結果的には、視覚障害がある方々の発表補助と移動補助、要約筆記機材の運搬と設置をお願いしました。


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学生スタッフ感想



小菅夢夏さん

 今回学会に参加してみて聴覚障害、視覚障害の方たちへのサポートの必要性とその需要に十分に応えられるだけの供給がなかなかできないことを感じました。 

 ある自主シンポジウムでは手話通訳と要約筆記を同時に見る機会をありました。要約筆記は初めて見ました。事前に資料があるにしろ話している内容をまとめながら打つということはとても大変だと思いました。手話通訳は専門的な言葉が多く含まれているので普段の手話通訳より難しく感じました。

 大会期間中はサポートの制度のこと、これからあるべき姿のことなどを、たくさんの方たちとのお話の中で聞くことができて、とても良い時間を過ごすことができました。



加藤愛華さん

今回、学会に参加し、手話通訳や要約筆記(PCテイク)の大変さ、重要性を改めて痛感しました。2年生の頃に桃迎会で手話部の紹介で手話通訳をしました。そのときは、比較的簡単な手話しかありませんでしたが、通訳は非常に難しく大変で、しかも学会は専門用語が飛び交うため、私の想像を越えるものがありました。

 また、要約筆記の重要性もわかりました。当日の発表数時間前でも原稿が変わり、そのたびに専門用語をパソコンに入力し直し、その上で発表者がその場で付け加えた内容を打ち込み、一字一句伝える姿には感動しました。

視覚障害の方々へのサポートは初めての経験でしたが、発表終了後にお礼を言ってくださり、とても嬉しく思いました。また、今回の学会に参加して私の視野が広がりました。


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吉岡先生、小菅さん、加藤さん、ありがとうございました!

今回の学生スタッフとして参加した加藤愛華さんは、手話コンテストで入賞経験もある学生さんなのですよ。

過去記事はこちら→
http://nuhw.blog-niigata.net/st/2016/05/post-757e.html

 

 





 



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