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2018年9月13日 (木)

認定補聴器技能者養成課程講習会①

こんにちは。STkouhouです。

以前 吃音 ・ クラタリング世界合同会議 in Japan 2018の報告を寄せていただいた当学科大学院生の平野さんから、新しい記事をブログに寄稿していただきました。

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今回は、認定補聴器技能者養成課程講習会についてのご報告です。

言語聴覚士は、その名の通り、聴覚障害の患者さんの臨床にも携わります。

臨床業務の中には、補聴器の調整や選択の相談も含まれており、補聴器を取り扱うスキルを磨くことも、言語聴覚士にとって重要です。


皆さんこんにちは、院生の平野です。

 

いきなりですが認定補聴器技能者という名称をご存じでしょうか。

 

補聴器の販売や調整などに携わる人に対し、財団法人テクノエイド協会が、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する民間資格です。

 
今回、認定補聴器技能者の資格取得のために、8月30日と31日の2日間にかけて開催された認定補聴器技能者養成課程講習会に参加してきました。

講習会は資格試験を受けるために必ず受講しなければなりません。 

今回の講習は4段階あるうちの3段階目にあたる講習会で、言語聴覚士の資格があれば1から2段階を飛び越えて、3段階目から受講可能です。

江東区の有明を会場に行われたのですが、コミックマーケット(略してコミケ)で有名な東京国際展示場(東京ビッグサイト)・・・・ではなくTOC有明で講習会が行われました(残念😢)。

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通り道に東京ビックサイトが・・・・・平日ということで閑散。

 

会場には約300人ほどの受講者がいて、ほぼ眼鏡屋さんや補聴器専門店の方ばかり。

言語聴覚士の参加は意外にも少数派でした。

実は聴覚分野、特に補聴器の装用に関わる言語聴覚士はまだまだ少数派なのです。

しかし今後は補聴器に関わる言語聴覚士も増加していくと思います!
  

午前中の座学は補聴器に関する業界内の遵守(中耳炎の手術患者には耳型を作らないなど)や事例の紹介、店員のマナーについての講義があり、知らないことや忘れていたこともあったので大変勉強になりました。

しかし聞き慣れない単語の影響や新潟から東京までの夜行バスの疲れで、意識が飛びそうになりましたが何とか踏ん張ることができました😣(学部生さんの気持ちが身に染みました)。

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お昼は会場内にある食べ放題のインドカレー屋さん。でも食べ過ぎて、次の日は大変なことに😭。

賢い皆さんはこんなことはないと思いますが、量は程ほどに。

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全品おかわり自由。カレールウーも数種類あって、全部おいしかった。

 

午後は北里大講師で言語聴覚士の鈴木恵子先生による、補聴器の限界や調整方法について講義があり、うるさ過ぎる環境下ではどんなに高価な補聴器でも効果を発揮しないことが説明されました。

 
1日目はこれで終了です。次回の2日目で当コラムを終わりたいと考えておりますので、しばしお付き合い下さい。


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