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2019年5月31日 (金)

摂食嚥下障害学演習_吸引演習その2

こんにちは。

STkouhouです。

 

前回から3年生の履修科目『摂食嚥下障害学演習』における、

吸引法の演習について、御紹介しています。

この科目では、嚥下障害(飲み込みの障害)について、その検査や評価方法や、治療・訓練法について実践的に学びます。

 

今回は、嚥下機能が低下した患者さんの痰や唾液を、

器械を使って吸い出す手技を学びます。

 

今井先生が手技のお手本を示します。

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今井先生は嚥下障害をご専門とされる歯科医師です。

今井先生の紹介はこちら

 

まずは口からのどにかけての痰を吸引します。

吸引カテーテルを挿入する前に、患者さんの名前を呼びかけ、

これから行うことを明確に伝えます。

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一通りみたところで、いよいよ実践です!

糊状の模擬痰を、舌の奥の方に塗っていきます。

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カテーテルを口から挿入します。

管を奥まで入れすぎないように、のどまでのおおよその長さを測ってから

挿入します。

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全部吸えたかな?

人体モデルの一部をはずして断面図をみてみると…

舌の奥の方にまだまだたくさん痰が残っていました。

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次は鼻を通して管を入れて吸引します!

鼻からのどまでにたまった痰を吸引します。

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口から入れるよりも、

通り道がくねくねしていますので、

管を通すのはなかなか大変です。

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案の定、たくさんの痰が吸いきれずに残っていました。

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断面図をみながら吸引しても難しいです!!

20190524_172328 

言語聴覚士はかつては吸引手技を行えず、嚥下訓練中に吸引の必要があると、

看護師に吸引を依頼するしかありませんでした。

しかし2010年4月から、言語聴覚士も正式に行えることになり、

養成校の授業でも、このように手技を実践的に学んでおります。

 

人体モデルや吸引器は、

本学では4-5人に1台の割り当てで使用できるようになっています。

 

来月のオープンキャンパスでは、

これらの教材機器をお見せすることができます!!

オープンキャンパスの詳細は近日ご案内します。お楽しみに!!! 

  

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