摂食嚥下障害学演習_吸引演習その2
こんにちは。
STkouhouです。
前回から3年生の履修科目『摂食嚥下障害学演習』における、
吸引法の演習について、御紹介しています。
この科目では、嚥下障害(飲み込みの障害)について、その検査や評価方法や、治療・訓練法について実践的に学びます。
今回は、嚥下機能が低下した患者さんの痰や唾液を、
器械を使って吸い出す手技を学びます。
今井先生が手技のお手本を示します。
今井先生は嚥下障害をご専門とされる歯科医師です。
まずは口からのどにかけての痰を吸引します。
吸引カテーテルを挿入する前に、患者さんの名前を呼びかけ、
これから行うことを明確に伝えます。
一通りみたところで、いよいよ実践です!
糊状の模擬痰を、舌の奥の方に塗っていきます。
カテーテルを口から挿入します。
管を奥まで入れすぎないように、のどまでのおおよその長さを測ってから
挿入します。
全部吸えたかな?
人体モデルの一部をはずして断面図をみてみると…
舌の奥の方にまだまだたくさん痰が残っていました。
次は鼻を通して管を入れて吸引します!
鼻からのどまでにたまった痰を吸引します。
口から入れるよりも、
通り道がくねくねしていますので、
管を通すのはなかなか大変です。
案の定、たくさんの痰が吸いきれずに残っていました。
断面図をみながら吸引しても難しいです!!
言語聴覚士はかつては吸引手技を行えず、嚥下訓練中に吸引の必要があると、
看護師に吸引を依頼するしかありませんでした。
しかし2010年4月から、言語聴覚士も正式に行えることになり、
養成校の授業でも、このように手技を実践的に学んでおります。
人体モデルや吸引器は、
本学では4-5人に1台の割り当てで使用できるようになっています。
来月のオープンキャンパスでは、
これらの教材機器をお見せすることができます!!
オープンキャンパスの詳細は近日ご案内します。お楽しみに!!!
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