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2010年1月

2010年1月22日 (金)

口蓋裂 (Cleft palate)

上くちびるや口の天井(口蓋)が割れて生まれてくる病気で、日本人に比較的多く、発生頻度は500人に1人と言われています。

基本的には、割れている部分の形成(修正)手術を受けますが、哺乳の問題発音の問題歯並びの問題などチェックすべき項目は多く、青年期までのフォローが必要となります。

特に発音の問題は鼻から息が漏れることにより生じることが多く、歯科医や医師との連携が重要になります。

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写真はバルブ型スピーチエイドといって、鼻から息が漏れて発音がしにくいときに口の中にはめて使用することがあります。

写真右についている丸い球(bulb)によって、鼻に息が漏れないようにします。

2010年1月18日 (月)

神経科学(2年前期)

言語聴覚士が関わる障害の中に、神経系の疾患に起因する障害があります。
失語症・運動障害性構音障害等)

このため、言語聴覚学科では神経について深く学習する講義がいくつもあり、タイトルにある“神経科学”は、その知識の土台となる大切な講義となります。

ここでは1年次に学んだ解剖学生理学をベースに、神経系の正常な働きや構造を知り、その上で「どんな疾患か?」「どんな障害か?」といった神経症状や疾患のメカニズムを理解していきます。

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講義の中では座学だけではなく、演習形式の実験なども行われます。

写真cameraは神経伝達速度検査といって、電気刺激によりどのくらいの速さで神経が情報を伝えるのかを調べています。

2010年1月 1日 (金)

謹賀新年

みなさん、新年あけましておめでとうございます。

学科長の糟谷政代です。

私が本学言語聴覚学科にきて、初めてのお正月を迎えます。
昨年4月に新潟医療福祉大学言語聴覚学科に着任し、早いもので9ヶ月が経ちました。

毎日のように学生と顔を合わせているおかげで、少しずつですが名前と顔が一致するようになりました。いろいろと不慣れなことが多いですが、周囲に助けられここまでこれたことを喜ばしく思います。

今後も学科教員全員で力を合わせ、より良い教育を行い、臨床現場で患者さんをサポートできる言語聴覚士を育てていきたいと思っています。

学生のみなさんはこれからも一層勉学に励み、高校生は大学受験の合格を、本学4年生は国家試験の合格を目指し、あと数か月間ですが時間を大切にして頑張ってください。

努力は必ず実ります。

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新潟医療福祉大学 医療技術学部 言語聴覚学科
学科長 糟谷政代

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